酔っぱらい一人旅

オール電化キャンプを推進します・・・

☆★プロボクサーに憧れて・・・その14 いよいよデビュー戦!!!・・その3

2024-08-30 08:08:34 | 昔の思い出

☆★プロボクサーに憧れて・・・その1 草加有沢ボクシングジムに入門

☆★プロボクサーに憧れて・・・その2 初めてのスパーリング

☆★プロボクサーに憧れて・・・その3 1989年の草加有沢ボクシングジム

☆★プロボクサーに憧れて・・・その4 双子の有沢兄弟を目にして驚愕した17歳のあの日

☆★プロボクサーに憧れて・・・その5 スパーリング恐怖症でジムからランナウェイ!!

☆★プロボクサーに憧れて・・・その6 宮田ボクシングジムに入門!!

☆★プロボクサーに憧れて・・・その7 1990年の宮田ボクシングジム・・・

☆★プロボクサーに憧れて・・・その8 プロテスト受験が決まる・・・

☆★プロボクサーに憧れて・・・その9 プロテスト受験・・・

☆★プロボクサーに憧れて・・・その10 プロテスト受験・その2

☆★プロボクサーに憧れて・・・その11 デビュー戦が決まる・・・初めての減量

☆★プロボクサーに憧れて・・・その12 いよいよデビュー戦!!!

☆★プロボクサーに憧れて・・・その13 いよいよデビュー戦!!!・・その2

こんにちは、酔っぱらいです。

1992年3月6日

リングに立つと天井のライトの光の熱を感じた。

現在のようにLEDではなく水銀灯などで、かなりの熱を発していたのだろう。

リングアナウンサーに「青コーナー、、宮田ジム所属 ○○ポンド 酔っぱらい~!!!」とコールされた。

とりあえず四方に向かって頭を下げた。

コールが終わると会長と共にリング中央に向かい、対戦相手と対峙した。

レフェリーが注意事項を一通り手短に説明した。

バッティングやサミング、ローブローに気を付けろとか、そのような内容だ。

サミングとは親指を相手の目に突っ込もうとすることだ。

対峙した時に相手の目をじいっと見た。顔を近づけていった。

とにかく威嚇しておこうと思った。

相手は強そうには見えなかった。

余裕で勝てそうな気がした・・・無理矢理そう思うようにしていたのかもしれない。

プロテストの時と違い、全く緊張はしていなかった。

会長が「相手ビビってるよ!」と言った。

ゴングが鳴った。

「酔っぱらい~!頑張れ!!」同級生たちの声援はしっかり聞こえていた。

ゴツっと頭にパンチが当たった。

8オンスのグローブで殴られるのは初めてだ。

痛みは全く感じない。

どのように戦ったかなんて全く記憶に無い。

1ラウンド終了のゴングが鳴り、コーナーに戻った。

宮田会長が「その調子で良いよ、押してるからな」と言ったのは覚えている。

再びゴングが鳴り2ラウンド開始。

ここも記憶に無いが、、、相手をダウンさせた。

相手はすぐに立ち上がった。

レフリーが8カウントまで数えて試合続行となった。

相手をコーナーに詰めて1発良いパンチが入った時に相手の腰が一瞬ガクッと落ちた。

その瞬間、会長が「ダウン!ダウンだよ!レフェリー!ダウンでしょ?!」と叫んでいた。

その声を聞いてかどうかは知らないが、レフェリーが一瞬ハッとした表情をして俺と相手に割って入り試合ストップした。

4回戦は同一ラウンドで2度のダウンでKOとなる。

勝った!しかもKOだ。

後にも先にも人生で一番嬉しかった瞬間だ。

パチンコで勝った時なんかと比にならないくらい嬉しかった。

しかし後に始める競馬で万馬券当たった時は、この時の嬉しさに近いものがあるような気がする。

スポーツの競技で明確に勝ったという経験がそれまで無かった。初めての明確な勝ち体験だった。

同級生の一人が写真を趣味にしていて、勝ち名乗りを受けているこのシーンを撮ってくれた。

 

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