旅するガーデナー

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経験則から考える~バラのコンパニオンプランツとは

2024年04月16日 11時57分24秒 | 庭について考えた事

コンパニオンプランツとはWikipediaによると

コンパニオンプランツとは、農学や園芸学において、近傍に栽培することで互いの成長によい影響を与え共栄しあうとされる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと。共栄作物、共生植物、共存作物とも呼ばれる。コンパニオンプランツを2種類以上、近傍に栽培することを混作、混植と呼ぶ。

バラのコンパニオンプランツにお勧めの~
なんて書かれた記事をよく目にするけど、ただ見た目だけの植物も多いです。
バラが咲く前に庭に彩りを与える植物だったり、同時に咲いて美しい風景を作る植物だったり・・・
なかには植えたらバラの肥料を吸ってしまう植物もあったりして、独自の解釈がまかり通っているような気がします。

例えばラベンダー
コンパニオンプランツとしてもてはやされているけれど、記事によっては「ラベンダーの出す成分がバラの成長を阻害する」なんて書かれていて、私30年バラやってますしバラ園で10年以上ボランティアしてきましたけど、バラの成長に影響を及ぼすなんて見たことがありません。
たぶんラベンダーが出している成分は学術上何らかの影響を与えるかもしれないけど、実際に育てていて問題ないなら、その説は栽培にさして影響ないのではないか、と考えます。
普通にちゃんとバラを育てていれば、たとえラベンダーが近くで茂ろうと(肥料を横取りする場合は別)バラは美しく咲きます。


そこで本題のアジュガ
「アジュガの花がバラの大敵であるチューレンジバチを呼び寄せる」という文章を読んだことがあります。
我が家はアチコチにアジュガを植えて30年余り(旧庭時代から)
バラにチューレンジバチがやって来ますが、アジュガの植えていない場所のバラに集ることもあります。
(例えばサマースノーの新梢とか)
チューレンジバチはアジュガ無くしても、バラの新梢に寄って来ています。

当ブログに、虫の研究者さんから丁寧な説明の長いコメントを頂きました。
アジュガと原種系チューリップ・ペルシャンパールと花のクラウドファンディング - 旅するガーデナー (goo.ne.jp)
超要約すると、
「アジュガに寄ってくる虫はチューレンジバチではなく、虫に詳しくない人物が見誤った結果、間違った説が流布している」
「バラの栽培家にこの話をしても、誰も信じてくれない」
「アジュガをチューレンジバチを呼び寄せる囮に使い、罪のない虫を駆除している」と嘆いておりました。

今年も我が家のアチコチに、もちろんバラの側でもアジュガが咲いています。
半日陰でも良く咲く紫色の花、大好き


ネットには様々な説が飛び交っています。
有益な情報もあれば、間違った情報もあるのが常で、中にはエキセントリックな情報を確証なしに広める輩もいますよね。
バラ栽培を始めたばかりの方々は特に、色々調べてその中で自身の栽培方法を確立していくのでしょう。
今はネットがあるからかなり便利です。
それでも経験に従って自身の栽培方法にたどり着くまで右往左往することでしょう。
バラのコンパニオンプランツについても、植えて良い植物、悪い植物を、自身で経験して見極めて欲しいと思います。
私自身は長い事バラ栽培していて、もう特に考えることが無くなりました。
経験上バラ栽培は、コンパニオンプランツによって大きく左右されるほど軟なものではないからです。

一寸まとまらなかったかな

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