旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

アジュガと原種系チューリップ・ペルシャンパールと花のクラウドファンディング

2020年04月07日 11時41分11秒 | 庭作り(2014April~)

同じ植物でも、植え場所によって咲き様や時期が異なります。
庭ではアジュガをあちこちに植えていますが、一番陽当たりの良い場所から咲き始めます。
午前中陽が当たる水場近くは、場所が気に入ったのかコントロールが必要なほど、どんどん増えています。
黒系ビオラのコンテナを置いたら、なんとなく同系色で相性が良かったみたい。

アジュガにはバラの天敵のチュウレンジバチが集まるという情報があるのですが、本当でしょうか。
バラの近くに植えるのは心配ですが、狭い庭なのでどこに植えても同じかも・・・
でも好きな花です


原種系チューリップのペルシャンパールが咲いてきました。
思ったより赤紫色でチャーミング。
ビオラと寄せ植えにしているので、咲きそろったらまたアップします。

キャンディチューリップという愛称(何なんでしょうね)が付けられていました。
横から見ると、一部花弁の外側と内側の色の違いがわかります。


バラ売りで買った黒系チューリップが咲きました。
すでに黄色は終わっていて、白とコンビになっています。
花は大型ではないようです。
白黒のコンビはシックで良いですね。


今年は球根割れが著しく、一輪だけ咲いたスイセン・フレグラントローズ
強い香りはしませんが、鼻を近づけると少し甘い香りがしました。
沢山咲けば、きっと良い香りが漂うと思います。
花後は掘り上げて植え替えしなくては

 

いよいよ「緊急事態宣言」がでます。
私の住んでいる神奈川県は該当自治体です。
本当に早く収束して欲しいわ。
そして皆がガーデン巡りを気兼ねなく楽しめるようになりますように

私がメルマガを登録している「富山花卉球根農業協同組合」にてWE LOVE TULIP お家でガーデニング~こんな時こそ、お花でスマイル!~」というクラウドファンディングをしています。
私が協力した時は低価格の募集もあったのですが、今は高価格だけになったようです。
ご興味のある方は是非チェックしてみてください。
今年は花のイベントがあちこちで中止となり残念ですが、今は我慢の時ですね。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
チューリップ (YoYo)
2020-04-09 14:06:31
チューリップを多用されていると思っていたのですが、お書きのようなご縁があったのですね。
今年は植物関係のイベントが中止され、施設自体も休園となり、外出に最も適した季節が踏んだり蹴ったりです。

こんな状態をまだ想像していなかった頃にトマトのタネを播き、昨日あたりから定植を始めました。
実りを楽しみにしつつ …。またその頃には世の中の雰囲気が良くなっていることを願いつつ …。
返信する
チューリップ (Jo)
2020-04-09 16:25:21
YoYoさん
長女はガーデナーになってから、チューリップの経年率や開花期などの記録を取っています。
大型コンテナ二個では収まりきらない分を庭に植えています。
広い畑が欲しいです(苦笑)

花のイベントが軒並み中止となりガッカリです。
帰省も儘ならなくなりましたが、今は早期の終息へむけて協力しなくてはいけませんね。

トマトを種から育てるのは根気がいる作業なのでは?
沢山実りますように!
 
返信する
アジュガに集まるのはカブラハバチ属 (覇蟆邇(はまに)人)
2024-02-06 16:54:18
初めまして。
随分前の記事に今頃突然失礼します。
早速ですが、
日本の園芸家界隈でのみ『アジュガと“チュウレンジ”の関係性』の情報が流布していますが、それは、バラしか見ていない園芸家が、アジュガと特異的な関係を持つカブラハバチ属{アブラナ科植物や、種によってはオオイヌノフグリ等につく}の存在に気付かぬまま、自分が見知った“チュウレンジ”だと決めつけてしまったせいで出来上がった“作り話”です。

当方、単独性狩蜂の生態研究で農学博士の学位を取得した者ですが、在学時の教官のお一人がハバチの系統分類の専門家だった事もあり、ハバチの分類・生態にもある程度通じているのですが、2023年秋にネット検索で、日本の園芸家界隈に『アジュガの“蜜”を“チュウレンジ”が好んで集まるので、バラを護るため、アジュガを“囮”にして“チュウレンジ”を駆除する』などというトンデモナイ誤情報が流布している事を知り、問題を是正しようと動いています。

チュウレンジバチ(Arge)属{バラにつく代表種は、アカスジチュウレンジやチュウレンジバチ:ハバチの仲間には違いないので“チュウレンジハバチ”とよく書かれますが、正式和名はチュウレンジバチとの事}は、ハバチ上科:ミフシハバチ科に属しており、その触角は、第3節目以降の鞭節が癒合してバナナorバットのような細長い1節になっているため、触角が全体で3節しか無くて『三節葉蜂』と呼ばれます。細長い第3節目は、若干しなる程度で、折れ曲がりません(無理に曲げるとポキッと折れます)。
一方、カブラハバチ(Athalia)属{アブラナ科の野草や栽培植物につく(只の)カブラハバチ,セグロカブラハバチ,ニホンカブラハバチや、オオイヌノフグリ等につくイヌノフグリハバチなどがポピュラーですね}は、ハバチ上科:ハバチ科:ハグロハバチ亜科に属しており、その触角は_先の方がやや太まるものの_全10~11節(種による)から成っており、各節間で一応屈曲できますし、よく見れば触角が節くれ立っているのも分かります。カブラハバチ属は、チュウレンジバチ属より頭が薄く小さい割に複眼が大きく、顎が小さく三角形に突出しているため、正面から見ると“カマキリ顔”に見えます。

チュウレンジバチ属もカブラハバチ属も、成虫は花蜜や花外蜜腺の蜜・アブラムシの甘露等を舐めるので、アジュガの花でも吸蜜する事はあり得ますが、それは『アジュガの蜜だから特別に好んで…』というのとは全然違います。
カブラハバチ属は、アジュガ(他に、クサギやカリガネソウでも)の茎葉表面に在る腺状毛茸を盛んに齧って、その中に含まれているテルペノイド系の苦味物質(クサギの物は、クレロデンドリンと呼ばれる)を積極的に摂取し、それを体表に分泌して、その強烈な苦味でカエルやトカゲ・小鳥等の捕食者から身を護っていますが、同時に、その苦味物質は、カブラハバチ属の交尾活性を高める作用もあり、あちこち小分けの生息場所で羽化したカブラハバチ属の成虫は、アジュガやクサギ等の植物群落に集まって(防御物質を手に入れつつ)大きな交尾集団を形成することで、近親交配が起こる確率を低く抑えて、集団を存続させています。
この様に、カブラハバチ属は、アジュガ等と(テルペノイド系苦味物質を介して)切っても切れない関係性を進化させていますが、
チュウレンジバチ属では、そのようなアジュガとの特異的関係性は学術的には全く報告されていません(その理由は、私自身、未発表オリジナル知見として持ってはいますが、此処で言及するのは差し控えさせて頂きます)。
『アジュガと“チュウレンジ”の関係』を解説した園芸業者のHP等も随分見ましたが、『アジュガに来た“チュウレンジ”です』と紹介された写真に写っているのは、実際は、悉くカブラハバチ属のどれかの種で、バラの茎に産卵中の写真では、被写体がアカスジチュウレンジやチュウレンジバチにすり替わっている始末です。
アジュガに集まるのは、実際にはバラとは無関係なカブラハバチ属ですから、橙色と黒のハバチをアジュガ上で幾ら駆除してもバラは全く護られず、無益な“冤罪殺戮”を繰り返すだけになってしまいます。

この訂正情報を他の園芸仲間にも広く伝えて頂けると助かります。
Twitter (X) 上で、ネタ元も示した詳細な解説をしていますので、御参照頂ければ幸いです。
https://twitter.com/Hamani_jin/status/1723807440611750108
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専門家 (Jo)
2024-02-06 17:28:59
覇蟆邇(はまに)人さん
専門的で丁寧な解説、ありがとうございます
アジュガにチュウレンジバチが寄るという情報が間違っていると知れて良かったです。
私はアジュガを囮にしていませんが、これで安心してバラの側でアジュガを育てられます。
専門家ではない輩が思い込みで流布してしまう間違った情報は巷に多いです。
今年のバラの季節に、その旨をブログで紹介しようと思います。
返信する
返信有り難うございます (覇蟆邇(はまに)人)
2024-02-08 21:49:05
“Jo”様
御丁寧な返信有り難うございます。
正確を期そうと四苦八苦するあまり冗長化する私の文章を丁寧に読み取って頂けて、助かりました。
バラへのチュウレンジバチ類による食害を_“誤情報”を信じていたばかりに_減らせずに悩んでいた人に対しては、とびきり有益な情報を代償無しで提供しているにも関わらず、意外に多くのバラ園芸家(プロ・アマ問わず)が、良くて“無視”、悪くて『私達のしている事に、なに“難癖”つけてるの?』という反応を示す事に、少なからず閉口していました。
昆虫生態に関しては、誰しもが、特別昆虫に興味のある自分と同じように情報を持っている訳でも知ろうとする訳でもない_という事は、まあ、仕方の無い事なのかも知れませんが、実地に園芸活動を行い、植物やその生育環境と向き合っているならば、“Jo”さんのように、裏付けのない情報に疑問を抱きつつ“代替情報”にも眼を開いていておかしくはない筈ですし、ましてや、他の誰かの“指導者”として情報を発信する立場の人ならば、情報の真偽の確認やアップデートには責任を持って当たるものだと思っていたので、園芸界隈の状況には些か困惑しました。
“Jo”さんのように実際に園芸に携わっている方がリアルタイムで“誤情報”の打破に乗り出して下されば、かなり状況の好転が期待できると思います。
何卒、宜しくお願い致します。
御親切に、有り難うございました。
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都市伝説 (Jo)
2024-02-09 10:38:28
覇蟆邇(はまに)人さん
園芸界界隈の都市伝説的情報はあまたあり、
アップデートされていない情報が多くて、それで誤解を招いている現実もあります。

私のブログに影響力があるか否か、と考えるとあまり無いと思いますが、疑問を持った方が、このブログの覇蟆邇(はまに)人さんのコメントに到達してくれることを願っています。
そして誤解が解けることを!

虫にはさほど興味はありませんが、虫博士のタレントさんを応援しているので親近感がわきました(笑)
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