この天文台で、一番大きな計測器。
影の長さで計測しますので、当然影が長くなる大きな装置の方が、細かく計測できます。
星や影を利用して計測するのであれば、晴天率の高い場所でないと機能しない気がします。
廻りがあまり明るくなく、きれいな空であることも、重要なファクターだったのでしょう。
こんな小さなものもあります。
形状からすると、サムラート ・ ヤントラ と同じもののように見えます。
時間を共用することは、いつの時代でも大切なことなのでしょう。
こんな計測器もありました。
ジャイ ・ プラカージュ ・ ヤントラ
他の計測器で計測した結果を、補足するために使用するそうです。
半球の中心部に、穴が開いています。
この下に入って、使用する機器のようです。
計測器は、横に並んで2つ設置されていました。
チャクラ ・ ヤントラ
2つのリングが、見えています。
このリングに直行する方向に、ジャイ ・ プラカージュ ・ ヤントラのような2つの半球が並んでいます。
惑星や星の位置を観測する、機器のようです。
ラーム ・ ヤントラ
中央に棒状のものが立てられた、円形の計測器です。
この計測器も、1対になっています。
太陽や月の位置、高度を、計測する機器のようです。
ディガンシャ ・ ヤントラ
2重の円形構造になっています。
太陽や惑星の位置を、計測する機器です。
円形の上部には、こんな目盛が刻まれています。
太陽の位置などによって、季節を知ることはかなり重要なことだったと思います。
雨季と乾季のはっきりとした地方では、作付や収穫の時期などにも影響するのでしょう。
雨が多いとか、少ないことが分かると、農作にはかなり有利に働く気がします。
16世紀の技術力で、建設された天文台。
サワーイー ・ ジャイ ・ スィン 2世 によって計画されました。
300年近くたった現在でも、この国では利用されているそうです。
ここも私にとっては、人から教わった場所です。
マハーラージャ の天文台は、今回の旅立つ理由のひとつです。
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