スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’15 冬 インド 50

2015年06月04日 | ’15 インド

 

 

 

この天文台で、一番大きな計測器。

 

影の長さで計測しますので、当然影が長くなる大きな装置の方が、細かく計測できます。

星や影を利用して計測するのであれば、晴天率の高い場所でないと機能しない気がします。

廻りがあまり明るくなく、きれいな空であることも、重要なファクターだったのでしょう。

 

 

 

 

 

 

こんな小さなものもあります。

 

形状からすると、サムラート ・ ヤントラ と同じもののように見えます。

時間を共用することは、いつの時代でも大切なことなのでしょう。

 

 

 

 

 

 

こんな計測器もありました。

 

ジャイ ・ プラカージュ ・ ヤントラ

 

他の計測器で計測した結果を、補足するために使用するそうです。

 

半球の中心部に、穴が開いています。

この下に入って、使用する機器のようです。

計測器は、横に並んで2つ設置されていました。

 

 

 

 

 

 

チャクラ ・ ヤントラ

 

2つのリングが、見えています。

このリングに直行する方向に、ジャイ ・ プラカージュ ・ ヤントラのような2つの半球が並んでいます。

 

惑星や星の位置を観測する、機器のようです。

 

 

 

 

 

 

ラーム ・ ヤントラ

 

中央に棒状のものが立てられた、円形の計測器です。

この計測器も、1対になっています。

 

太陽や月の位置、高度を、計測する機器のようです。

 

 

 

 

 

 

ディガンシャ ・ ヤントラ

 

2重の円形構造になっています。

太陽や惑星の位置を、計測する機器です。

 

 

 

 

 

 

円形の上部には、こんな目盛が刻まれています。

 

太陽の位置などによって、季節を知ることはかなり重要なことだったと思います。

雨季と乾季のはっきりとした地方では、作付や収穫の時期などにも影響するのでしょう。

雨が多いとか、少ないことが分かると、農作にはかなり有利に働く気がします。

 

 

 

 

 

 

16世紀の技術力で、建設された天文台。

 

サワーイー ・ ジャイ ・ スィン 2世 によって計画されました。

300年近くたった現在でも、この国では利用されているそうです。

 

ここも私にとっては、人から教わった場所です。

マハーラージャ の天文台は、今回の旅立つ理由のひとつです。



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