前田家の城下町、金沢。
美しい土塀と石畳が続いています。
当時から石畳で、造られていたのでしょうか。
舗装するよりも、はるかに費用が掛かります。
一部が公共のスペースになっています。
ここに土塀について詳しく書かれている、立て看板がありました。
下部は間地石にて石垣が造られ、塗り壁の上には、
杉板の屋根が架けられています。
塗り壁の部分には少し反りがあり、
かなり凝った造りになっています。
古井戸が見えます。
奥には新しく造られた塀も見えます。
この塀に上部は、瓦で葺かれています。
先程の看板にもありましたが、下部にはコンクリートの基礎を、
追加してあるようです。
耐震の為には必要なのでしょう。
通りの角まで歩いてきました。
この部分は、公衆のトイレになっていました。
観光用に色々と手が加えられているようです。
手前に見える間地石は、明らかに新しいものに見えます。
こんな表示がありました。
御影石で造られた立派なものです。
どんな基準があるのか、少し調べてみました。
内容は京都の景観条例などと、同じようなものです。
いつも悩まされるのですが、かなり表現がファジーに書かれています。
仕上げの材料や、色に規定があります。
そんな基準を守りながら、維持管理されているようです。
明かに新しいものが、いくつか見られます。
外壁色などは、ほぼ同一のように統一されています。
ある程度使用材料に制限があり、
通常のものよりも高価なものもあります。
需要と供給によるものなのですが、京都でも直面しますが、
住み手側の負担になっています。
この辺りの維持には、補助金などをつけても良い気がするのですが、
この街ではどうなのでしょうか。
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