スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 カンボジア 5

2019年05月28日 | OLD DAYS

 

 

バイヨンの内部へと進んで行きます。

中央の塔のある部分の廻りに、回廊が2層造り込まれています。

その四方にそれぞれ門があり、そこへと入ってきました。

形状的に東西に、やや長く造られています。

 

 

 

 

壁には、色々なものが彫り込まれています。

 

” 乳海攪拌 ” と呼ばれるヒンドゥー教における天地創造の神話です。

あまり保存状態が、よろしくありません。

雨が多く植物の生い茂るエリアでは、仕方ないのかもしれません。

 

 

 

 

回廊の端にも、先程見たようなレリーフが造り込まれています。

おそらく外敵に対して、にらみを利かす守護神なのでしょう。

 

ナーガと呼ばれる、インド神話による蛇神のようです。

 

 

 

 

回廊の内部には、バイヨンの中心部が見えています。

 

近くで見るとかなり大きなものです。

高さは約43mあります。

15階に相当する高さです。

 

 

 

 

柱の部分にも、細かく彫り込まれています。

4面全てに神々が彫られているようです。

継ぎ目がありませんので、大きな柱を切り出して細工されています。

 

たくさん石が取れるのと、加工・組立の技術が必要です。

エジプトの遺跡と同様に、大きな湖や川が近くにありますので、

水を使って運搬されたのではないでしょうか。

 

 

 

 

かなり細かく彫られています。

 

この部分には継ぎ目が見られますので、組み立ててから彫られたのでしょうか。

魚やワニなどが見られます。

神話に沿って彫られているのでしょう。

当時かなり勉強してから観光に向かったのですが、

残念ながら今ではあまり覚えていません。



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