スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’19 夏 コスタ・デル・ソル 21

2019年09月13日 | ’19 コスタ・デル・ソル

 

 

水分補給を終え、街を観察しながら移動していきます。

 

ジブラルタルは無税ということで、香水や化粧品を売るお店がたくさんあります。

商品によっては、かなりお安くなっているようです。

金を売るお店や宝石店なども見られました。

ブランドショップなどは、何故か見かけることは無い感じです。

 

しばらく進むと、左手に教会が見えてきました。

 

 

 

 

セント・マリー・ザ・クラウンズ教会です。

 

美しい外観のカトリックの教会です。

時代は古く15世紀、1462年8月に創設されています。

内部も手入れが行き届いている感じです。

 

 

 

 

聖母マリアが祭壇に祀られています。

 

上部にはきれいなステンドグラスが見えます。

大きくはありませんが、三廊式の構造になっています。

1810年に道路拡幅の為に建て替えられ、1913年の修復で現在の形になっています。

 

 

 

 

奥にある扉の上にあるステンドグラスです。

 

モチーフは、” 最後の晩餐 ” のようです。

 

置かれている椅子には時代を感じますが、古さを感じさせない美しく整備された教会です。

1704年のジブラルタルの占領でも、ここは略奪を受けなかった唯一の場所だそうです。

 

 

 

 

しばらく歩くと、ヴィクトリア様式の立派な建築物がありました。

 

” ザ・カンヴェント ” と言われるジブラルタル総統の公邸です。

 

1531年に建てられた当時は、フランシスコ会の女子修道院だった場所です。

ここの庭には、昭和天皇が植樹した樹木が植えられているそうです。

 

 

 

 

カンヴェントの前には、小さな広場があります。

 

その先には白い外観の建物があります。

正面部分にはこんな感じに、大砲が2門置かれています。

観光用の施設なのでしょうか。

 

 

 

 

入口の横には、兵隊さんのオブジェが置かれています。

エントランスは近代的なガラスの扉が取り付けられています。

軍の施設なのでしょうか。

衛兵の詰所はカンヴェントの横にある、キングス教会を使用しているそうです。

 

 

 

 

 

これまでには、海側から攻撃されることが多かったジブラルタル。

現在ここの守備は、” ジブラルタル戦隊 ” と呼ばれるイギリス海軍所属の部隊だそうです。

 

” 007 リビングデイライツ ” では空から、

ティモシー・ダルトンがロックへ降下しています。

そこからこの映画がスタートするのですが、その映画がここを目指した理由でもあります。

何気に映画の舞台から、行き先を決めることが多い気がしています。

 

現在 ” BOND25 ” と呼ばれる007の最新作が撮影中です。

ダニエル・クレイグ最後のボンドと言われている作品です。

この映画によって、また行ってみたい場所が増えるかもしれません。



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