水分補給を終え、街を観察しながら移動していきます。
ジブラルタルは無税ということで、香水や化粧品を売るお店がたくさんあります。
商品によっては、かなりお安くなっているようです。
金を売るお店や宝石店なども見られました。
ブランドショップなどは、何故か見かけることは無い感じです。
しばらく進むと、左手に教会が見えてきました。
セント・マリー・ザ・クラウンズ教会です。
美しい外観のカトリックの教会です。
時代は古く15世紀、1462年8月に創設されています。
内部も手入れが行き届いている感じです。
聖母マリアが祭壇に祀られています。
上部にはきれいなステンドグラスが見えます。
大きくはありませんが、三廊式の構造になっています。
1810年に道路拡幅の為に建て替えられ、1913年の修復で現在の形になっています。
奥にある扉の上にあるステンドグラスです。
モチーフは、” 最後の晩餐 ” のようです。
置かれている椅子には時代を感じますが、古さを感じさせない美しく整備された教会です。
1704年のジブラルタルの占領でも、ここは略奪を受けなかった唯一の場所だそうです。
しばらく歩くと、ヴィクトリア様式の立派な建築物がありました。
” ザ・カンヴェント ” と言われるジブラルタル総統の公邸です。
1531年に建てられた当時は、フランシスコ会の女子修道院だった場所です。
ここの庭には、昭和天皇が植樹した樹木が植えられているそうです。
カンヴェントの前には、小さな広場があります。
その先には白い外観の建物があります。
正面部分にはこんな感じに、大砲が2門置かれています。
観光用の施設なのでしょうか。
入口の横には、兵隊さんのオブジェが置かれています。
エントランスは近代的なガラスの扉が取り付けられています。
軍の施設なのでしょうか。
衛兵の詰所はカンヴェントの横にある、キングス教会を使用しているそうです。
これまでには、海側から攻撃されることが多かったジブラルタル。
現在ここの守備は、” ジブラルタル戦隊 ” と呼ばれるイギリス海軍所属の部隊だそうです。
” 007 リビングデイライツ ” では空から、
ティモシー・ダルトンがロックへ降下しています。
そこからこの映画がスタートするのですが、その映画がここを目指した理由でもあります。
何気に映画の舞台から、行き先を決めることが多い気がしています。
現在 ” BOND25 ” と呼ばれる007の最新作が撮影中です。
ダニエル・クレイグ最後のボンドと言われている作品です。
この映画によって、また行ってみたい場所が増えるかもしれません。
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