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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 カンボジア 36

2019年07月15日 | OLD DAYS

 

 

忘れ去られていた遺跡 ベンメリア。

 

三重の回廊を持ち中央部には、十字型の中庭が配置されています。

東向きに建てられている伽藍です。

回廊部分の窓には、アンコールワットと同じような美しい格子が見えています。

 

 

 

 

開口部分には、鋼製の補強が取り付けられています。

窓部分からは、生命力の強い植物が張り出してきています。

 

一部しか見学できない荒廃の激しい遺産ですが、ところどころには美しい装飾が見られます。

時間がかかっても、ぜひこの遺跡は復旧していただきたい、

そんな気にさせられるほど造り込まれています。

 

 

 

 

ここにもナーガが置かれていました。

 

後ろに見える人が、この遺跡のガイドさんです。

通れる場所も限られていますし、蛇などの外敵からも観光客を守らないといけません。

私が訪れてから、13年経っています。

もう少し修復が進んでいることを願います。

 

 

 

 

こんな高床式の施設がありました。

ここの管理用のものなのでしょうか。

観光中に見た現在のカンボジアの住居は、こういった形状をしています。

高温多湿で色々な生物から、快適な住居を確保するにはこういった形状がいいのでしょう。

 

ですが、ずっと見てきたクメールの遺跡とは全く違って見えます。

 

 

 

 

やはり強大な経済力が無いと、こういった石造の建築物を、

造ることはできないのでしょうか。

経済力を含めこの当時では、大変な労力を必要としたはずです。

 

ですが、自然の力にはかなわない感じです。

遺跡など関係なく、植物は大きく成長を続けているようです。



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