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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’09 夏 フィレンツェ・ヴェネツィア38

2009年10月17日 | ’09 フィレンツェ・ヴェネツィア



フィイレンツェ最古の橋 ” ポンテ・ヴェッキオ ” はアルノ川の最も狭い部分に架けられました。
13世紀以降、橋の上に商店が並び始め15世紀には肉屋が軒を連ねるようになったそうです。
悪臭が漂うようになったため、16世紀終盤にフェルディナンドⅠ世がこれらを立ち退かせました。
変わりに、貴金属店や宝石商をここへ集め現在に至っているそうです。





お土産物屋さんには無い、高級な雰囲気のあるお店が並んでいます。
私だけの感覚でしょうか、なんとなく胡散臭い感じがします。
雨戸のようなショーケースの蓋を開閉しているようです。





中央部分は、このように開放されています。
当時、ヨーロッパ随一といわれた貴金属細工士 ” チェッリーニ ” の胸像です。

反対側には、水飲み場があり人だかりができています。





夏場のせいかあまり冷たい水ではありませんでした。
中央のこのあたりが広場のようになっていて、アルノ川を眺めたり休憩する場所になっています。





この広場の左手の上に見えるのが ” ヴァザーリの回廊 ” です。





メディチ家のコジモ1世の要望でつくられました。
ジョルジョ・ヴァザーリが1565年3月から8月というわずか5ヶ月間で完成させた回廊と言われています。
現在のウッフィツィ美術館とピッティ宮殿をポンテ・ヴェッキオの上を通ってつないでいます。
当時は政治の機関 ( ウッフィツィ ) と住居 ( ピッティ ) をつなぐ計画で、メディチ家の人達は外に出ることなく移動ができるようになりました。
回廊の長さは約1キロにもおよぶそうです。


この回廊にも素晴しい作品が並んでいるのだそうですが、団体のみ予約して見る事ができるそうです。  


個人では見る事がかないません。  残念....





実際の長さよりも、何倍もの魅力のある橋を渡りレプッブリカ広場へ向かいます。


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