6度目のイタリア訪問で、
やっと見ることができたダ・ヴィンチの作品です。
一点透視図法で描かれた作品です。
20世紀の修復時には、このキリストの顔の左側に、
釘を打ち込んだ跡が見つかったそうです。
そこから絵画の四方に糸を貼り、切り取った4つの三角形を元に書き込まれています。
三角構図で4つの三角形を元に全体を構成し、
このキリスト自体も三角形に描かれています。
絵画の説明文です。
残念ながら日本語のものはありませんでした。
” THE LAST SUPPER ”
イエスキリストが処刑される前夜に、12人の使徒ともに摂った夕食の事です。
この席でパンをキリストの体、ワインをキリストの血として、
12人の使徒の分け与えたとも言われています。
また、この絵画には様々な謎があるとも言われています。
ダ・ヴィンチ・コード
ダン・ブラウンの小説です。
主人公 ロバート・ラングドンによると、キリストの左に座るのは、ヨハネではなく、
キリストの子供を授かる、マグダラのマリアであるとされています。
この2人の間の空間が作る三角形が、” 聖杯 ” であるというお話です。
まぁ、事実は小説より奇なりともいいますが、どうなんでしょうか?
最後の晩餐の描かれた壁の正面の壁のも、描かれた絵がありました。
ジョヴァンニ ・ ドナート ・ モントルファノ 作
” イエスの磔刑図 ”
ダ・ヴィンチの作品の、翌日の光景が描かれています。
ここへ来るまで、全くこの作品の事は知りませんでした。
これは出てきた通路にあったモニターに映し出されたものです。
デジタル解析したものが、ネット上でも見れるそうです。
謎の多いこの作品。
また作品には未完のものが多い、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼の作品の中でも、完成したものの1つです。
長い間粗末に扱われてきた作品ですが、
近年の修復によってかなり復元されています。
ショップで、お土産を買いました。
横長のポストカードと、ダ・ヴィンチらしいものの2点を購入しました。
長らく見てみたかった ” 最後の晩餐 ”
想像以上に大きな作品でした。
テンペラで描かれた作品は、時間の経過のせいか、
やはり少しぼやけた感じに見えました。
やはり完成した当時のオリジナルを、見てみたかった気がします。
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