スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’18 夏 ランペドゥーザ 76

2018年11月24日 | ’18 ランペドゥーザ

 

 

6度目のイタリア訪問で、

やっと見ることができたダ・ヴィンチの作品です。

 

一点透視図法で描かれた作品です。

20世紀の修復時には、このキリストの顔の左側に、

釘を打ち込んだ跡が見つかったそうです。

そこから絵画の四方に糸を貼り、切り取った4つの三角形を元に書き込まれています。

三角構図で4つの三角形を元に全体を構成し、

このキリスト自体も三角形に描かれています。

 

 

 

 

絵画の説明文です。

残念ながら日本語のものはありませんでした。

 

” THE LAST SUPPER ”

 

イエスキリストが処刑される前夜に、12人の使徒ともに摂った夕食の事です。

この席でパンをキリストの体、ワインをキリストの血として、

12人の使徒の分け与えたとも言われています。

 

また、この絵画には様々な謎があるとも言われています。

 

 

 

 

ダ・ヴィンチ・コード

 

ダン・ブラウンの小説です。

主人公 ロバート・ラングドンによると、キリストの左に座るのは、ヨハネではなく、

キリストの子供を授かる、マグダラのマリアであるとされています。

この2人の間の空間が作る三角形が、” 聖杯 ” であるというお話です。

 

まぁ、事実は小説より奇なりともいいますが、どうなんでしょうか?

 

 

 

 

最後の晩餐の描かれた壁の正面の壁のも、描かれた絵がありました。

 

ジョヴァンニ ・ ドナート ・ モントルファノ 作

” イエスの磔刑図 ”


ダ・ヴィンチの作品の、翌日の光景が描かれています。

ここへ来るまで、全くこの作品の事は知りませんでした。

 

 

 

 

これは出てきた通路にあったモニターに映し出されたものです。

 

デジタル解析したものが、ネット上でも見れるそうです。

 

謎の多いこの作品。

また作品には未完のものが多い、レオナルド・ダ・ヴィンチ。

彼の作品の中でも、完成したものの1つです。

長い間粗末に扱われてきた作品ですが、

近年の修復によってかなり復元されています。

 

 

 

 

ショップで、お土産を買いました。

横長のポストカードと、ダ・ヴィンチらしいものの2点を購入しました。

 

長らく見てみたかった ” 最後の晩餐 ”

想像以上に大きな作品でした。

テンペラで描かれた作品は、時間の経過のせいか、

やはり少しぼやけた感じに見えました。

 

やはり完成した当時のオリジナルを、見てみたかった気がします。



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