スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’18 夏 ランペドゥーザ 75

2018年11月22日 | ’18 ランペドゥーザ

 

 

今回の旅立つ理由のひとつ ” 最後の晩餐 ”

 

入口でチケットを、チェックして入場です。

15分ごとに入りますから、時間が違うと入口で入れてもらえません。

 

今までにイタリアを訪れたことは、これまでに5回あります。

ですが、ここと言いますかミラノに滞在するのが初めてです。

 

6回目にして、やっとここに来ることができました。

 

 

 

 

こんな空間を、一つずつ進んでいきます。

 

時間になるまで、ここで待っていないといけません。

アナウンスが入り、扉が開きます。

ガラスで仕切られた小さな空間を、少しずつ進んで、

目的の食堂へ近づいていくようです。

 

 

 

 

気持ちを盛り上げるためか、退屈させないようにか、

壁には絵画を切り取った絵が飾られています。

 

ヨハネ、キリスト、ピリポ のアップです。

実際のものと比べて、大きさはどうなんでしょうか

 

 

 

 

最後の扉です。

 

スモークがかかていますので、内部の様子がわかりにくくなっています。

この方が、イタリア語のガイドの方です。

1回のツアーは、最大で30人と決められています。

最初にイタリア語で説明があり、

その後英語でも見学についての説明がありました。

 

おそらくイタリアの方が半分ぐらい、

日本人は私を含めて6,7人って感じでしょうか。

 

アナウンスが入り、ドアが開きました。

 

 

 

 

入ってきた感じは、こんな風に見えます。

 

ノーフラッシュでなら、撮影は可能です。

最初にガイドさんが説明してくれました。

色々な露出やモードで撮影するのですが、

なかなかうまく撮影できていませんでした。

 

 

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ 作 世界遺産 ” 最後の晩餐 ”

 

高さ 4.2m 幅 9.1m の壁画です。

 

従来のフレスコ画ではなく、ダ・ヴィンチの意向により、

卵を用いたエッグテンペラで描かれています。

本来耐久性を必要とする壁画には向かない手法ですが、

発色がいいのと、重ね塗できるという利点を重視し、用いられたそうです。

 

そのせいでカビが発生し、10年後ぐらいから剥離が始まっています。

その後の水没や、修復により本来の姿を失ってしまいます。


イタリア政府は1977年から20年以上かけて、修復作業を行いました。

後世の加筆された修復部分を取り除き、オリジナルに近い形で再現されています。

 

 

 

 

絵画の下には、キリストと12人使徒の並びが表記されています。

 

この間ずっとイタリア語で説明されていました。

ですが、最後に少しだけですが英語でも説明をしてくれました。

 

たった15分間しかありません。

ずっと眺めていても飽きない名作です。



post a comment