スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’12 夏 プロヴァンス 66

2012年12月18日 | ’12 プロヴァンス

 

 

 

 

長いホールに出ました。

 

かつては、たくさんの人が利用したという食堂部分です。

当時の天井部分は、金で装飾されていたそうです。

 

高い階高は、2層として使用されていた時期もあるそうです。

 

 

 

 

 

 

外壁部分には、 ステンドグラス がはめ込まれていました。

 

教会にあるような華美なものではなく、シンプルなものに見えます。

ゴシック様式らしく、壁にはたくさん並んでいました。

 

 

 

 

 

 

食堂らしく、火をくべるような場所がありました。

 

1307年から1377年までの間、7代にわたって台所を支えた場所ということになります。

現代でも廻りには畑が広がるこの場所に、この規模のものを造るのは大変だった気がします。

 

 

 

 

 

 

天井には、高い煙突の煙道部分が見えます。

 

シントラの王宮 にも同じようなものがありました。

 

http://blog.goo.ne.jp/joearchi/e/842c9d45eba42bb1f2579f6389d6816d

 

その時の様子はこちらから。

煤で少し黒ずんでいるように見えます。

 

 

 

 

 

 

壁の一部には、当時の栄華を偲ぶ部分が一部残されていました。

 

こう言った場所に来るといつも感じるのですが、完全だった状態を一度見てみたい気がします。

CGなどで再現するしかないのでしょうが、ここの研究を突き詰めないと難しい気がします....

 

 

 

 

 

 

使われていたタイルの一部が、保存されています。

 

グリーンをベースにしたものが、多い気がします。

この地方独特の釉薬なのでしょうか?

 

700年余りたった今でも、変わらぬ絵柄が見えます。

 

 

 

 

 

 

食堂を離れていくと、また展示部分に出ました。

 

さすが元法王庁、見せるものには事欠かないといった感じです。

まぁ、これでもかなりのものが略奪されているそうですが....

 

 

 

 

 

 

壁には、こういったものありました。

 

どなたかが、モチーフなのでしょう。

バチカンだと、ミケランジェロとかベルニーニと言ったところですが、少し違う気がします。

 

やはりいいものは、持って行かれているのでしょか....

 

 

 

 

 

 

また大広間というか、回廊部分にでました。

 

こういた場所に来ると、やはり教会施設なんだなぁって実感させられます。

いつも書いていますが、14世紀にこの技術が確率されていたことに驚きです。



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