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スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’13 冬 インドネシア 19

2014年04月29日 | ’13 インドネシア

 

 

 

世界遺産を表す、プレートが見えます。

 

オランダ統治時代も、唯一支配を許さなかった ” ジョグジャカルタ王国 ”。

そのおかげなのか、遺跡はきれいに残っています。

時の権力者によって、破壊された遺跡は、世界にはたくさん有ります。

 

 

 

 

 

 

最上段の、回廊の飾りです。

 

5層ある方形壇を、廻りながら上がってきました。

3つの形状によって構成される寺院は、 ” 仏教の三界 ” を表しているといわれています。

 

 

 

 

 

 

欲界 ・ 色界 ・ 無色界 の3界で構成され、1番下が人間のいる欲界。

 

回廊部分が、人と神が触れ合う色界。

最上段が、神のいる無色界となっているようです。

 

 

 

 

 

 

一番上の円壇と、回廊との境に、神が鎮座しています。

 

一番下の階層には、2つの欲 淫欲 ・ 食欲 があると言われています。

その上は、この2つの欲は克服したが、まだ物質的な欲が残る世界だそうです。

 

 

 

 

 

 

最上界との境に鎮座する神は、下の世界を見据えているかのようです。

 

廻りに広がるのは、ヤシの木が生い茂ろ火山に囲まれた ケドゥ盆地。

 

8世紀ごろ、ジャワ島最大の王朝 シャイレンドラ王朝 によって50年の歳月を掛け、

仏教の思想を広めるために、この寺院は造られたと考えられています。

 

 

 

 

 

 

最上段 へ上がってきました。

 

神のいる無色界と言われるエリアです。

ストゥーパ と言われる、丸いものがたくさん見えます。

 

3層の円壇に、72基配置されています。

 

” 人間が天界にたどり着く為に必要なもの ” を表しているそうです。

逆さに置いた茶碗は、” 正しく食べること ” 、

水に浮かぶハスの花は、 ” 欲望がなければ天界に近づけること ” 、

を表していると言われています。

 

 

 

 

 

 

ここにも、 こんな像 が置いてあります。

 

階段を上がりきった場所に据えられています。

上がり口を守っている像なのかも入れません。



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