
世界遺産を表す、プレートが見えます。
オランダ統治時代も、唯一支配を許さなかった ” ジョグジャカルタ王国 ”。
そのおかげなのか、遺跡はきれいに残っています。
時の権力者によって、破壊された遺跡は、世界にはたくさん有ります。
最上段の、回廊の飾りです。
5層ある方形壇を、廻りながら上がってきました。
3つの形状によって構成される寺院は、 ” 仏教の三界 ” を表しているといわれています。
欲界 ・ 色界 ・ 無色界 の3界で構成され、1番下が人間のいる欲界。
回廊部分が、人と神が触れ合う色界。
最上段が、神のいる無色界となっているようです。
一番上の円壇と、回廊との境に、神が鎮座しています。
一番下の階層には、2つの欲 淫欲 ・ 食欲 があると言われています。
その上は、この2つの欲は克服したが、まだ物質的な欲が残る世界だそうです。
最上界との境に鎮座する神は、下の世界を見据えているかのようです。
廻りに広がるのは、ヤシの木が生い茂ろ火山に囲まれた ケドゥ盆地。
8世紀ごろ、ジャワ島最大の王朝 シャイレンドラ王朝 によって50年の歳月を掛け、
仏教の思想を広めるために、この寺院は造られたと考えられています。
最上段 へ上がってきました。
神のいる無色界と言われるエリアです。
ストゥーパ と言われる、丸いものがたくさん見えます。
3層の円壇に、72基配置されています。
” 人間が天界にたどり着く為に必要なもの ” を表しているそうです。
逆さに置いた茶碗は、” 正しく食べること ” 、
水に浮かぶハスの花は、 ” 欲望がなければ天界に近づけること ” 、
を表していると言われています。
ここにも、 こんな像 が置いてあります。
階段を上がりきった場所に据えられています。
上がり口を守っている像なのかも入れません。
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