スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’08 冬 ポルトガル 38

2010年07月09日 | ’08 ポルトガル



ロシオ駅


駅はポルトガル王国鉄道によって発注され、
1887年ポルトガル人建築家 ホセ・ルイス・モンテイロ によって設計されました。

ロシオ広場に面して建設されています。
ロシオ駅は2,600mのトンネルによってリスボン中心部から郊外部分につながっています。

駅の開業はトンネルの開業と同時期の 1890年 です。
同時にリスボン環状線が北線と接続され開業したそうです。
リスボンでの中心的なターミナル駅として1957年までその機能を担っていたそうです。
現在は若干の長距離列車がロシオ駅を終着駅としているそうです。

広場の北西側に面するのファサードは
16世紀初期のポルトガルの マヌエル様式 を再現しています。

最も特徴的な外観は 二つの蹄鉄 をかたどった入り口です。







あまり使われていないせいか、人通りはまばらです。
営業している雰囲気が感じられません。

ホームは地下にあるのでしょうが、駅らしく見えません。







時計の廻りの装飾が、マヌエル様式らしく見えます。
全体の石の使い方も、ジェロニモス修道院のイメージを感じます。







2階の窓廻りのデザインです。
特徴的なロープのモチーフです。

窓はアイアンがはまった、奇麗なデザインです。







駅は リベルダーデ通り に面しています。

ここがこの街のメインストリートで、この坂道を登っていくと
ホテルのある ボンバル侯爵広場 に行き当たります。







レスタウラドーレス広場です。
ここにはメトロの駅があります。
 
メトロとロシオ駅へとつながる鉄道は、並走しているのでしょうか。
少し不思議に感じました。






フォス宮も見えています。

ここからメトロに乗って郊外へと移動してみようと思います。
この国の海運に名を残した人の名前がつく ショッピングセンター があります。

そこへ行ってみることにします。



post a comment