試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

グリーンマックス製TR-180床板 第二次床下操作式ライトスイッチ台枠試作(ライトスイッチ部品操作部追設施工)

2018-03-14 21:09:45 | その他
再登場。

グリーンマックス製TR-180床板の床下操作式ライトスイッチ化はもう一息の時点で中座した。
ところがモハ3191現行色前期仕様(3194F-1)の竣工直後に突然閃きがあった。
再度床下操作式ライトスイッチ台枠試作品の細工に取り掛かる。


床下操作式ライトスイッチ台枠試作品と加工用ライトスイッチ。

第一次試作ではライトスイッチ部品を反転させ床下側から切替を可能にしようとした。
床下操作式ライトスイッチ化対象は他編成との混結を行っていた京成3150形前尾灯点灯車である。
何れもTNカプラーSPを前進取付している。
試作品はTNカプラーSPマウントとライトスイッチ切替部が重なり合い操作不能に陥り続行を断念した。
ライトスイッチ切替部を移設すればTNカプラーSPマウントの下部に潜らないだろう。
ただライトスイッチ操作時の強度をどの様に確保するかが最大の課題となった。


裏面に追設したライトスイッチ操作部。

モハ3191の入場時にライトスイッチ部品の裏側へ操作部を設ければ床下操作式が実現すると思えた。
そこでグリーンマックス製京成3700形3708F現行仕様(1次車:3708F-2)で用途不要になったライトスイッチ部品を2枚用意した。
1枚はライトスイッチ操作部供出用とする。
ライトスイッチ操作部の切り出しはニッパーで行った。
出来るだけ接着面積を縮小するため断面は台形にしている。
収まりが読めず凸形成形部上下は切除した。
もう1枚のライトスイッチ部品裏側へ切り出した操作部を溶着する。
凸形成形部上下を切り落としておりライトスイッチ操作部はライトスイッチ部品の端に寄せられる。
これでTNカプラーSPマウントとの競合を防げると考えた。


入工中のモハ3194。

仕上がったライトスイッチ部品が機能するか現車確認を行う。
試験車は再びモハ3194(3194F-1)とした。
モハ3194用台枠は使用せず床下操作式ライトスイッチ台枠第一次試作品を用いる。
ライトスイッチ部品では製品仕様の方向が維持される。
よって台枠開削部周囲の平滑化は不要だと思われた。
あくまでライトスイッチの動作及び嵌合確認が主名目で試作品での試験を続ける。


開削部を延長した台枠。

台枠開削部は原形のライトスイッチ部品表面に合わせていた。
ライトスイッチ部品裏面の操作部は原形より偏位している。
そのためライトスイッチの可動範囲が狭くなってしまった。
不足する代は凸形成形部の約1箇所分だった。
現物合わせでライトスイッチスリットの全長を伸ばし操作部が全て収まるよう改めた。


再登場したモハ3194現行色VVVF制御化改造車。

座席部品と試作台枠を組合せ床板を組み上げる。
ビス締結後のライトスイッチは原形と変わらなかった。
前回試作では動きが渋くなる現象が生じた。
第二次試作品は基本構造が製品原型に近い。
床下側からの操作感も至ってスムーズだった。
モハ3194の車体と床板を嵌合させ点灯試験に入った。


モハ3194 点灯試験[B31 津田沼]:消灯(第二次試作台枠動作確認)。


モハ3194 点灯試験[B31 津田沼]:前照灯(第二次試作台枠漏光確認)。


モハ3194 点灯試験[B31 津田沼]:尾灯(第二次試作台枠漏光確認)。

再びVVVF制御化改造車となったモハ3194には第一次試作と同様両面テープでTNカプラーSPを取り付けた。
採用している前進取付方法とは異なる。
取付位置にも若干のずれがある。
点灯試験は開削部を延長したライトスイッチスリットからの漏光具合を把握するためのものである。
車体嵌合後もスイッチ操作は軽快さが維持された。
消灯,点灯に不具合は無く漏光も生じていない。
基本的には第二次試作の方法で床下操作式ライトスイッチ化が実現出来そうに思える。


後端部を切除したTNカプラーSPカバー。

但しTNカプラーSPマウントとライトスイッチ操作部の競合は防げなかった。
第一次試作品に比べ操作部は車体中央寄に移ったがまだ切替え出来ないままたった。
これ以上代を確保するのは難しい。
TNカプラーSPカバーの後端部を短縮し隙間から精密ドライバーをを差し込める空間を稼いでいる。


操作可能に見えるライトスイッチ。

導電板とライト基板集電脚が接触を保つ限界の位置までライトスイッチをON側に寄せた。
するとどうにか切替えを行えそうな位置に操作部が下りてきた。
この状態であればモハ3194用台枠を加工して良いかもしれない。

ただ前進取付したTNカプラーSPとの相性が判らない。
加工を終えても床下操作式ライトスイッチ化に至らない可能性は十分に残る。
幸い失敗しても漏光を招かない事実を点灯試験で確認できた。
見切り発車となるが2+4編成の休止解除へ向けモハ3194で第三次試作を行う。

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