試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3200形3240F 現行色 晩年仕様化 ※英字併記種別・行先方向幕

2015-04-26 22:22:22 | 京成線:3200形
仕様再変更。

[K'SEI]CIマーク見落としによりマイクロエース製京成3200形3240F現行色が再入場した。
更に3264F新赤電色出場のため運行番号表示器,行先方向幕を奪われ新たなプロトタイプを探すことになった。
※考証ミス:前期仕様でも齟齬無し。


京成3200形3240F 現行色 前期仕様。

3240Fの[B25 普通 (千葉) 大森台]は僅か3日で消滅した。
仕様再変更の手始めにCIマークに合わせカプラーを灰色化した。
つい先日黒色化したばかりでやや虚しさが伴うカプラー交換になった。
作業そのものは慣れているがこれだけ複雑な心境でカプラー交換をしたのは初めてだった。
自分のミスから始まったことで自分で収束させるしかない。




モハ3240+モハ3239 (KATOカプラー交換)。

カプラーを戻し終えた次はダイヤデータを探る。
2001/3以降でモハ3237~モハ3240が運用離脱するまでの間を捜し当てなければならない。
今まで千葉線縛りで来た3000系列の4,6両編成だが行先表示は飽和状態だった。
そこで6両編成のみ縛りを解くことにした。
本線系統に目を移すと面白い運用があった。
2006/6~2006/12に定期運行されていた[快速 宗吾参道]である。
[宗吾参道]は初登場,[快速]も3本目で抵抗はない。


モハ3240 [A31 快速 宗吾参道]。

半年間だけ運用された隙間仕様はミスの収束に相応しいだろう。
富士川車輌工業製ステッカーの英字併記[宗吾参道]とし[快速]は3400形用を無理矢理カットして押し込んだ。
[A31]は3150形モハ3159,モハ3170からの移設である。
車両のプロトタイプと運用を全て合致する事が出来た。
3000系列の優等列車は3150形3170F+3162Fの[特急]以来2本目になった。
近似デザインの3000系列更新修繕車ではバリエーションを増やす手が限られている。
その点でも異色で良いプロトタイプになった。




3240F現行色 (後期仕様化,行先表示類変更)。

自ら踏み外した結果が思いもしない形で纏まった。
あの[(千葉) 大森台]が無ければ[快速 宗吾参道]は現れなかったはず。
無難に千葉線で纏めなかった所も苦肉の策とは言え新鮮味を醸し出している。
大迂回した割には上手く嵌まったと言えるだろう。

また長年の懸案だったモハ3240車体傾斜の修正も施している。
床板自体が傾斜しており原因を探した。
1点目はウエイトの湾曲だった。
片側が反っており座席パーツを浮かせ,それがライトユニットと干渉していた。
しかしウエイトの反りを直しても床板は傾斜したままで引き続き原因を探る。
2点目はセンターピンへの塗料付着だった。
前位寄台車と嵌合する裏側に青い塗料が斜めに入っていた。
ちょうど海側に倒れるような付着でありこれを除去したところ床板は平行になった。

それでも車体と組み合わせると傾く。
今度は車体側の調査に移った。
原因は嵌合爪に流れ込んだ接着剤だった。
物理的に接着剤により嵩が高くなった分だけ車体が傾斜する。
接着剤を削り取りようやく平行にすることができた。
現在の製品まで受け継がれる流し込み接着剤多用のマイクロエース製品。
いい加減に窓セルへの接着剤使用は控えてほしい。


[A31]時代のモハ3159,モハ3170。

これで京成形式全車の整備は終了したが3240F出場でとばっちりを食らったのは3150形モハ3159,モハ3170である。
総仕上げとして運行番号整理等を行いグリーンマックス製3150形3162F,マイクロエース製3300形3304F,3344Fの入線に備えたい。

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