試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成新3000形3051-1[3051F] 7次車 現行仕様 前照灯照度向上対策施工(行先表示器類照度向上対策再中断)

2018-01-21 21:19:09 | 京成線:新3000形
不完全燃焼。

マイクロエース製京成新3000形3051F(7次車:3051F)の行先表示器類照度向上対策は打つ術が無くなった。
新3000形3001F前期仕様(1次車:3001F),3010F前期仕様(3次車:3010F-1)は3色LED表示器編成でありまだ許容できた。
フルカラーLED表示器編成の3010F現行仕様(3010F-2)と3051Fだけでも何とかしたかったが無念である。


京成新3000形3051-1 7次車(3051F)。

3051-8は三次に渡る照度向上対策で製品原形より行先表示器類の点灯状態は改善されている。
しかし3002F現行仕様(1次車:3002F),3026F現行仕様(8次車:3026F)との格差を埋められる見通しは立っていない。
引き続き対策を考える方向で何か閃く時を待つ。
第三次施工では予想に反し前照灯照度が僅かに向上した。
3051Fの仕様を揃えるため3051-1も入場となった。


入工中の3051-1。

3051-1の入場名目は行先表示器類照度向上対策から前照灯照度向上対策に変更された。
ライトケース内とライト基板にアルミテープを貼付する方式は3051-8を踏襲する。
アルミテープは紙ベースながら皺が寄りやすく意外に綺麗に貼り付けるのが難しい。
3051-8入場時に裁断されたアルミテープは再用せず新たに必要分を切り出した。


アルミテープを貼付したライト基板。

ライトケースへの細工は時間を要するため先にライト基板へアルミテープを貼り付けた。
短絡さえさせなければ前尾灯用LEDチップ全周に貼付しても構わないと思える。
但しライトケースとライト基板の嵌合猶予が掴めておらず各LEDチップ両側だけに限った。
この箇所なら車体との嵌合に支障する事はない。


第一次施工時のアルミテープを剥離したライトケース。

3051-1も運転台側LEDチップ用スリット側だけにアルミテープを貼り付けていた。
全面的に交換するため予め貼付済のアルミテープを撤去している。
100円ショップで手にした安物のアルミテープでありライトケース内への粘着糊付着は生じていない。
逆に言うと粘着力がかなり低く貼付時の圧着は欠かせない。


行先表示器用プリズム導光部を開口したアルミテープ。

ライトケースの連結面側LEDチップ用スリットは空間が広く一度U字形でのアルミテープ貼付を試みた。
しかし中途半端な硬度を持つアルミテープは細工が厄介だった。
結局L字形に戻し内部の形状に合わせている。
竹串と綿棒を用い入念に表面を均すと同時に圧着を図った。
行先表示器用プリズム導光部の開口はライトケースのモールドを基準にしている。


アルミテープ貼付中のライトケース。

運転台側LEDチップ用スリットはU字形貼付を踏襲した。
3051-8での施工結果が思わしくなかったためアルミテープへの細工は必要最低限で構わない。
天面位置と行先表示器用プリズム導光部開口は現物合わせを行わず連結面側に倣っている。
最後に連結面側LEDチップ用スリット客室寄へ再用したアルミテープの切れ端を貼り付けた。
入場当初行先表示器照度向上が施工項目だった3051-8は時間を掛けてライトケースへの細工を施した。
一方3051-1用ライトケースへのアルミテープ貼付は大幅に時間が短縮された。
ここは多少作業進行が雑になった証だと思う。
それでも同一仕様に仕上がる辺りは皮肉である。


車体嵌合に影響しないライト基板へのアルミテープ貼付。

ライトケースの細工は内部が中心であり車体への組み込みに差し障りは無い。
アルミテープの折り返しをライトケースの成形に合わせたためプリズムケースとの嵌合は従来通りである。
LEDチップを除いた全厚が増したライト基板もライトケースには当たらないと思われる。
爪嵌合にはしっかりとした手応えを得られている。
車体裾とFS-564非動力台車の位置関係も製品同等で外観からは手を加えた雰囲気を感じない。




3051-1 点灯試験[A15 特急 成田空港]:前照灯(アルミテープ式前照灯照度向上対策施工)。




3051-1 点灯試験[A15 特急 成田空港]:尾灯(アルミテープ式前照灯照度向上対策施工)。


3051-8 点灯比較[A15 特急 成田空港]:アルミテープ式前照灯照度向上対策施工車。

点灯試験の結果は3051-8と同じだった。
一応当初の目的は達成出来ている。
ただ劇的に照度が向上する工程ではなく達成感は無い。
むしろ3051-1の入場は義務感が勝ったと言える。
今更になって尾灯点灯時に於けるスカート下部の漏光に気付いた。
3002-1(3002F)で試験中のプラ板式簡易漏光対策を拡大採用すれば良かったかもしれない。
今のところ不都合は無く何れは新3000形グループに展開される確率は高いと思う。
その時まで3051Fの漏光対策は先送りとした。


比例してしまった乗務員室内下部漏光。

3051-8と仕様が揃えられ3051-1が竣工した。
尾灯点灯時のスカート下部漏光を課題に残したまま3051Fは再出場を迎えている。
アルミテープ式前照灯照度向上対策は3051F限りで打ち切りとする。
無闇に反射率を高めた事により元々生じていた乗務員室内下部の漏光も強くなった。
効果の低さに加え副作用もあるため拡大採用には値しない。
場合によってはライト基板へ貼付したアルミテープの剥離を行うかもしれない。

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