それで、終わったら、針はどうするんですか。
終わりましたら、針は注射筒に付いたまま、テーブルの上の酒精綿の上とか、そういうところに置きまして、そして、お子さんn注射の針のあとの揉み方を教えてあげたりして、それで終わりです。
そうすると、血液が入ったまま、今度は注射器が横にあるということになりますね。
はい。
血管の中に入らないでそのまま打つという場合もあるでしょうけれども、たまたま血管の中に入って、引いた結果、血液が注射器の中に入ると、ワクチンの中に混ざっているということにはなりますね。
はい。
そういう場合、ワクチンは捨てるんですか。捨てないんですか。
捨てません。
そうすると、捨てないで、次の人にそのワクチンを注射するということになりますか。
そうです。多少戻った血液の入ったワクチンは、大概は、戻した元の人にまた注入されるわけですけど、ピストンに入っているワクチンの中に、1回血液は少し入ってしまうわけですね。それも捨てません。
それで次の人に打つわけですね。
そうです。
それは、どうしてですか。今から考えると、血液が入ったままワクチンを使用するというのは、いろいろな感染の点で問題があるんじゃないかと思うんですが、その当時は特にそういったことは問題とされていなかったんですか。
私たちが注射をするときに、とにかく清潔に、感染から守らなければいけない、安全な状況で予防接種をしなくてはいけないというふうに一生懸命考えてやっていたのは、外界にあるいろいろな雑菌を注射したりしないようにしなくてはいけないと、そのことは清潔とか不潔とかですごく気を遣っていたんです。ですから、アルコールで消毒した皮膚の裏側にある血液とか、そういうものは不潔なものだというふうには考えなかったんです。
そうすると、血液がワクチンの中に入っても、取り立てて問題にするような不潔なものではないと
いう考え方なんですね。
はい。
そういうやり方で、1つの注射器の中にワクチンを入れて、12、3人の人に連続して打って、いったん終わると針をふいて、また次の人の上腕部を消毒して、また打つということの繰り返しなんですね。
はい。
針なんですけど、針の中には管がありますよね。
はい。
酒精綿で上からふいても、針の中の管の中には血液が入っているということは考えられませんか。
外側だけ一生懸命なでていましたけど、中のことはあんまり考えませんでした。
例えば、血液が入っていても、ワクチンをいったんぴゅっと出すと、管の中に入っている血液が外に出るんじゃないかと思うんですけれども、そういうことはしませんでしたか。
はい、今考えれば、当然すべきだと思いますけれども、そのときは、ピストンの中に空気が入っていたら、空気を入れたら困るので、空気だけは針の根元のところまで戻していましたけれども、洗う意味でワクチンをぴゅっと飛ばすようなことはしていません。
とある保健婦の証言 -9- へ
にほんブログ村
↑↑↑
クリックお願いします
終わりましたら、針は注射筒に付いたまま、テーブルの上の酒精綿の上とか、そういうところに置きまして、そして、お子さんn注射の針のあとの揉み方を教えてあげたりして、それで終わりです。
そうすると、血液が入ったまま、今度は注射器が横にあるということになりますね。
はい。
血管の中に入らないでそのまま打つという場合もあるでしょうけれども、たまたま血管の中に入って、引いた結果、血液が注射器の中に入ると、ワクチンの中に混ざっているということにはなりますね。
はい。
そういう場合、ワクチンは捨てるんですか。捨てないんですか。
捨てません。
そうすると、捨てないで、次の人にそのワクチンを注射するということになりますか。
そうです。多少戻った血液の入ったワクチンは、大概は、戻した元の人にまた注入されるわけですけど、ピストンに入っているワクチンの中に、1回血液は少し入ってしまうわけですね。それも捨てません。
それで次の人に打つわけですね。
そうです。
それは、どうしてですか。今から考えると、血液が入ったままワクチンを使用するというのは、いろいろな感染の点で問題があるんじゃないかと思うんですが、その当時は特にそういったことは問題とされていなかったんですか。
私たちが注射をするときに、とにかく清潔に、感染から守らなければいけない、安全な状況で予防接種をしなくてはいけないというふうに一生懸命考えてやっていたのは、外界にあるいろいろな雑菌を注射したりしないようにしなくてはいけないと、そのことは清潔とか不潔とかですごく気を遣っていたんです。ですから、アルコールで消毒した皮膚の裏側にある血液とか、そういうものは不潔なものだというふうには考えなかったんです。
そうすると、血液がワクチンの中に入っても、取り立てて問題にするような不潔なものではないと
いう考え方なんですね。
はい。
そういうやり方で、1つの注射器の中にワクチンを入れて、12、3人の人に連続して打って、いったん終わると針をふいて、また次の人の上腕部を消毒して、また打つということの繰り返しなんですね。
はい。
針なんですけど、針の中には管がありますよね。
はい。
酒精綿で上からふいても、針の中の管の中には血液が入っているということは考えられませんか。
外側だけ一生懸命なでていましたけど、中のことはあんまり考えませんでした。
例えば、血液が入っていても、ワクチンをいったんぴゅっと出すと、管の中に入っている血液が外に出るんじゃないかと思うんですけれども、そういうことはしませんでしたか。
はい、今考えれば、当然すべきだと思いますけれども、そのときは、ピストンの中に空気が入っていたら、空気を入れたら困るので、空気だけは針の根元のところまで戻していましたけれども、洗う意味でワクチンをぴゅっと飛ばすようなことはしていません。
とある保健婦の証言 -9- へ
にほんブログ村
↑↑↑
クリックお願いします