Dr.mimaが医原病を斬る!

C型肝炎の解決を目指し、国の責任を追及するため闘っています。

とある保健婦の証言 -17-

2015年02月22日 07時00分00秒 | B型肝炎訴訟
そのとき、これをこういう病気が感染するとか、こういう疾患が感染するんですよということは具体的に言われましたか。
 具体的に覚えていないんです。

例えば、B型肝炎だとか。
 それは、ありません。

それは、言われたことはない。
 はい。

BCGについては、厳密に1人1個でやるようになったわけですね。
 そうです。

そのときに、証人は、ほかの予防接種について、その方法を何か変えるとか変えないとかということについて考えたことがありませんか。
 考えました。

何を考えましたか。
 先ほども言いましたけれども、感染から受診者を守るということは、細菌感染をさせないことだというふうに思っていて、アルコールでふけば大丈夫だというふうに思っていたところが、根本的にそうじゃなくて、血液を通してウイルス感染というようなものが起こるのだということであれば、管針じゃなくても、注射針でも同じではないかということで、そんなに危険なものであれば、私たちの実施している1針で連続使用というのもやめるべきではないかというふうに思いました。

それで、そのときに、予防接種実施規則なんかを見られたことがあるということなんですか。
 そのときも、よく見ませんでした。きちんとは。本当に恥ずかしいと思います。

そういうふうに考えて、あなたは、どうされましたか。
 まず、そのことを役場の内部で提案いたしました。

どういうふうにしようというふうに提案したんですか。
 昭和54、5年になりますと、それまで、ガラスの注射管を自分たちできちんと煮沸消毒をして現地へ持っていっ
たんですけれども、ディスポーザブルの注射筒が出回ってきておりまして、注射筒はそれを使っておりましたけれども、針も1人1針にしようということで。針だけは自分たちでたくさん消毒をしていって、現地で人数分注射筒に針を付けて、ワクチンを詰めて、接種しようということにしたんです。

そうすると、例えば、150人が予防接種をするということになれば、ディスポーザブルの注射筒を150個用意する、針も150個用意する、針は捨てないで、終わったら外してもう1回消毒して使うけれども、ともかく針と筒は1人1個というふうにしようと、そういう提案なんですね。
 そうです。

そういう提案をして、すぐ実現できましたか。
 いえ、すぐは、なかなかできませんでした。

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