隊員NO.2ゆきちで~す
11月10日(日)の「加賀ふるさと検定・特別講座」では、「加賀市の方言」に
ついてのお話を聞くことができました。
今回「加賀ふるさと検定」では、テキストにない「加賀の民俗・祭礼・方言」にかんする
出題もいくつかあるそうで、講師の藪下昇一先生(江沼地方史研究会会長)からは、
その勉強の仕方についてのアドバイスがありました。
藪下先生は、「加賀市は多核都市で、方言も大聖寺・山中・山代・橋立では少し離れた
だけで違いがあります。最近では、古くからの方言を話す人が減っています。大事に
したいですね」とお話しされた上で、いくつかの加賀市の方言をご紹介されました。
〈状態をあらわす言葉〉
・「てんぽな」=たいへんな ・「かさだかな」=おおげさな ・「じらくさい」=「じらす」
ようなそぶり ・「べんこ」な子=ませた子 ・「どぼどぼ」=ぬれているさま
・「つるつる」いっぱい=水が器にいっぱいでこぼれそうなさま
・「(ひ)ねくらしい」=大人びた ・「むたむた」=ちらかったさま
〈きたない言葉〉
・「だら」=馬鹿 ・「はよ、しね」=早くしなさい ・「どつまな」=訳の分からない
・「どんじゃいや」=どうなってるの
〈相手を敬う言葉〉
・「ござらっしゃった」=いらっしゃる ・「さっしゃる」=尊敬の音変化
〈日常生活で使う言葉〉
・「よんべ」=昨晩 ・「あんか」=兄 ・「おっさ」=おじ ・「ばんば」=祖母
・「こうびり」=おやつ
〈関西系〉
・「そやさかい」、「そやそや」、「どんじゃいや」
そして、「はんかくさい」という言葉は、実は北海道の方言が伝わったものだそうです。
藪下先生は、「『加賀市史(上巻)』や『大聖寺町史』の巻末を見て、方言を勉強する
といいですよ。」といわれていました。さぁ、みなさん、勉強頑張りましょうね!