ずいぶん前に手に入れていたTR-9300が手を付けずに置いてありました。
というのはServiceManualが手に入らず、それどころか回路図すら持っていなかったのでほったらかしになっていました。
先日もう1台TR-9300をオークションで手に入れてしまったので、回路図を何とか入手してこれからレストアしてみます。2台とも外観は傷も少なく比較的きれいで、何とか仕上げたいと思います。
TR-9000Gをずいぶんたくさんレストアしましたから、周波数こそ50MHzですが概ね似たようなものです。周波数構成はPLLの出力が60MHz帯でヘテロダインがTR-9000Gとは逆です。
受信系で言えば50MHz帯の受信信号を60MHz帯のPLLからの局発信号とMIXして下側の出力信号10.695MHzを中間周波数としています。
PLLの出力周波数がUSBモードで
50.9999MHZの時に61.6964MHz
51.0000MHzの時に61.6965MHz
になるようにPLLユニットのTC2とVR1で調整すれば良さそうです。要領はTR-9000GやTR-9500Gとまったく同じです。ちょっと違いがあるのはAMモードがあること・・・・。とりあえずやってみましょう。
上の写真は2台とも分解してクリーニングが終わって組み立てたところです。両方ともなんとなく動いていそうです。送信も10W程度は出ていますし、受信も-10dBμVの信号が受かってますから。
回路図と一緒に手に入れた仕様です。SeviceManual無しでも回路図さえあれば何とかなりそうです。