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Amature radio のたのしみ。古い無線機のレストアを中心にアマチュア無線やそのほかの話題も。

TS-700S #1 レストア その6 完結編

2010-10-09 15:02:58 | TS-700S

VOX等の動作も確認して一応完了とします。

受信部、送信電力増幅部のトリマーやコイルのコアは送信出力も規定以上にあり、受信高周波部も十分実用感度があるので、コアやトリマコンデンサの破損のリスクを避けてあえて調整しませんでした。

送信出力 SSB/CW/FM:13W   AM:6W

受信感度はSSGが無いので定量的なデータはなし(アンテナを繋いで十分な実用感度)

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ケースも元通りに戻して完了!! ネジは極力新品に交換しました。

上ブタのクリップ、スピーカーのサランネット、左右のパッキン?も新品交換。

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メーターの照明も結局白色LEDに改造しました。3mmΦ×4個に光拡散キャップをかぶせました。ちょっと暗いかな・・・・。

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最後に2トーンの波形を確認しました。

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出力を上げるとだんだん頭がつぶれてきますが、これは仕方がないでしょう。クロスポイントもきれいにできているのでOKとしましょう。


TS-700S #1 レストア その5

2010-10-09 14:54:39 | TS-700S

【修理・調整】

● SQUELCHのノイズシャットダウン位置が時計の2時方向

はじめは半固定抵抗の調整で直るものと思っていましたが、この機種には半固定抵抗がありません。どこかのトランジスタ不良か?

スケルチ回路のトランジスタと電解コンデンサを新品に交換し、ノイズが消える点が時計の10時~11時方向になりました。

● RITをONにしたときのボリューム位置がセンターからずれている

半固定抵抗を調整してセンターを合わせました。

現在のSQUELCH、RITの位置

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● FMのセンターメーターがずれている

調整用半固定抵抗を調整してセンター位置に合わせました。

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【修理】

● フロントパネル縁の錆び

錆び取りを使って一生懸命磨きました。

S_img_1141 Before

S_img_1203 After

● メインダイヤルに傷

マスキングして塗装しました。だいぶ目立たなくなりました。

削れているのは修復のしようがありません。当初ジャンクのTS-700GⅡから拝借しようと思っていたのですが、大きさが違いました。TS-700Sの方が一回り大きいです。知りませんでした。

S_img_1140 Before

S_img_1208 After

その後、別のTS-700Sを入手したのでそちらから拝借して傷なしに出来ました。

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