上半期、不正アクセス3倍増
今年上半期(一-六月)の不正アクセス禁止法違反事件の摘発件数が、前年同期の三倍となる百九十八件に上ったことが十八日、警察庁のまとめで分かった。過去最多だった一昨年の年間件数を上回る激増ぶりだ。インターネット・オークションの不正利用目的が百二十件と最多だった。
同法違反での検挙者数は五十八人(昨年同期比48・7%増)で、うち十代が十五人、二十代が二十二人。手口としては、画面に表示されたネット・オークション会員のIDからパスワードを推察してアクセスするなど、パスワード管理の甘さに付け込むケースが六十四件、パスワードなどの不正購入は五十九件に上った。
不正アクセス後は、インターネット・オークションを不正利用する事件が圧倒的で、他人に成り済まして架空出品を行い、落札者から代金をだまし取る例が目立った。
同法違反事件を含むサイバー犯罪全体の摘発件数は、前年同期比52%増の千六百十二件。不正アクセス以外でもインターネット・オークションを利用した詐欺が増えている。同時に全国の警察の窓口への相談も前年の一・五倍に増加。警察庁が今年六月に開設したホームページ「インターネット安全・安心相談」への訪問者数も既に約九万に上っている。
中日新聞 2005年8月18日
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今年上半期(一-六月)の不正アクセス禁止法違反事件の摘発件数が、前年同期の三倍となる百九十八件に上ったことが十八日、警察庁のまとめで分かった。過去最多だった一昨年の年間件数を上回る激増ぶりだ。インターネット・オークションの不正利用目的が百二十件と最多だった。
同法違反での検挙者数は五十八人(昨年同期比48・7%増)で、うち十代が十五人、二十代が二十二人。手口としては、画面に表示されたネット・オークション会員のIDからパスワードを推察してアクセスするなど、パスワード管理の甘さに付け込むケースが六十四件、パスワードなどの不正購入は五十九件に上った。
不正アクセス後は、インターネット・オークションを不正利用する事件が圧倒的で、他人に成り済まして架空出品を行い、落札者から代金をだまし取る例が目立った。
同法違反事件を含むサイバー犯罪全体の摘発件数は、前年同期比52%増の千六百十二件。不正アクセス以外でもインターネット・オークションを利用した詐欺が増えている。同時に全国の警察の窓口への相談も前年の一・五倍に増加。警察庁が今年六月に開設したホームページ「インターネット安全・安心相談」への訪問者数も既に約九万に上っている。
中日新聞 2005年8月18日
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