ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

白猫スマイリーの奇跡の猫背①

2019-05-11 21:00:07 | 小説
ある初夏の日の朝、ベルギーのブリュッセルから西へ向かうTGVの中、子猫がバスケットの中でどきどきしていました。

その猫の名はスマイリー、黒いお鼻以外は全身真っ白で、小太りののんきな子猫です。飼い主のFちゃん夫婦、そしてかわいい妹猫のハッピーと一緒にブリュッセルから、フランスのアミアンに向かっているのでした。

アミアンには世界遺産である大聖堂があります。

そのライトアップのショーがみんなの一番のお目当てなのでした。



お昼過ぎにアミアンに着きます。

日中は、大聖堂を見学したり、歩行者天国をうろちょろしたり、大聖堂の見える運河沿いの公園で遊んだりしました。

そしていよいよお待ちかねの夜がやってきました。

大聖堂の前は、人だかりができています。

白いファサードを、色鮮やかな光が照らし出します。

そうすると、あたかも彫像が白黒からカラーになったように浮かび上がってくるのでした。

観衆はみんな見とれています。

あまりの美しさに感動したスマイリー、思わず興奮してFちゃんたちのもとを離れ、ファサードに向かって走り出し、そのまま壁によじ上ってしまいました。

強烈な光がスマイリーに襲い掛かります。

その光を受けたスマイリ-、あまりのまぶしさで目がぐるぐる回り、次第に気を失っていくのでした・・・。(続く)



(めぐみい様のブログの記事を参考にして、呑気に空想を広げてみました)


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-05-11 21:04:27
光景がなんだか目に浮かぶよう!スマイリーはどうなるのでしょう!?続きが早く知りたいです!

おっしゃるとおり、自分の中でまず光景が浮かんでいます。それを文章にしています。
スマイリ―やハッピーのような子猫を、イラストとかで描きたいのですが、残念ながらその能力がないので、その抑えられない気持ち(笑)を文章という形にしています。
イラストを上手に描ける人がつくづく羨ましいです。

どきどき。あの暢気で陽気なスマイリーがこんな素敵なお話の主人公に!
うれしいいいっ(><)

めぐみぃ様が以前書いておられた、アミアン訪問の記事からイマジネーションを広げ、自分の思い出も思い出しながら、楽しく書かせていただきました。
ホントスマイリーっていいキャラですね。どう動かしても楽しい気分にさせてくれます。
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