鷗外 わが青春のドイツ
金子幸代 著
鷗出版 発行
2020年11月20日 初版第1刷発行
森鷗外が滞在した四都市、ベルリン、ライプツィヒ、ドレスデン、ミュンヘンについて、『独逸日記』、『舞姫』、『文づかひ』、『うたかたの記』などからの引用文と舞台となる場所の写真を順次紹介し、説明文をつける体裁をとっています。内容については1996年から1999年の雑誌掲載時のもの故、現在の研究内容と異なる点もあります。
また鷗外留学目録として、1884年(明治17)~1888年(明治21)も収録しています。これには帰国後舞姫のエリスのモデルであるエリーゼ・ビーゲルト訪日時のてん末なども含まれています。
Ⅰ ベルリン 『舞姫』の舞台
マリーエン教会/ブランデンブルク門/ベルリン森鷗外記念館/コッホ研究所/フンボルト大学/シャウシュピールハウス/クロスター教会/ベルガモン博物館
Ⅱ ライプツィヒ・ドレスデン 『文づかひ』の舞台
ライプツィヒ駅/オペラ座/旧市庁舎界隈/デーベン城/マッヘルンの騎士の館/ドレスデン王宮/ゼンパーギャラリー/ゼンパーオーバー/下宿跡/アルベルト王との対面/もう一人のエリス/女性解放運動家ルイーゼとの出会い/ゴオリスでの送別の宴
Ⅲ ミュンヘン 『うたかたの記』の舞台
ミュンヘンの凱旋門/ババリア像/王立美術学校/演劇の都/シュタルンベルク湖/ノイシュヴァンシュタイン城