ブールジュの大聖堂北塔から身廊を見下ろします。
屋根から伸びる飛び梁も上から見ることができます。
梁の上の小尖塔は19世紀に付け加えられたものです。
屋根の延長線上に、ちょうど大通りが伸びています。
ストラスブール大通りと呼ばれています。
通りの名前の由来はよくわかりませんが、大聖堂から東へ伸びていることが関係しているのかもしれません。
その突き当たり、画像ではよくわかりませんが、Googleマップで確認すると円形交差点になっていました。
イギリス語ではラウンドアバウト、アメリカ語ではロータリー、そしてフランス語ではロンポワンと呼ばれます。
安全面やUターンのしやすさで、日本でも広まってもよさそうですが、試行はされているものの、慣れの問題や土地の関係からか、まだ一般には広まっていません。
ブールジュのこのロンポワンの場所はPlace Malusとなっていました。
マリュース広場というわけですが、Malusの意味を辞書で調べてみると、ラテン語由来で、(事故歴による)自動車保険料の割り増し、と書いてありました。
ロンポワンを安全に通って、保険料の割り増しを無くしましょう、という切なる願いが込められているのかもしれません。