続いてはアルフレッド・シスレーの「洪水と小舟」の絵を鑑賞する。
河はセーヌで、パリより下流になる、ポール・マルリーという町での出来事だ。
この建物及び並木は上記の写真のように現在でも残っており、右端には絵画紹介のパネルが見える。
たまたまパリで読んだ週刊ポストの連載で、伊集院静氏が紹介しておられたので、行ってみようという気になった。
日本で洪水といえば、台風などで急激に水かさが増えるという感じだが、フランスの場合は、ゆっくりと増水していき、水が引くときもやっぱりゆっくり、という調子だ。
この洪水の原因も、雪解け水の増水だったらしく、もちろんたいへんな災害だったとは思うが、まだのんびりとした雰囲気も見て取れる。
シスレーはこのときの洪水関連の絵を6枚残しているという。
少なくとも6枚もの絵を描ける余裕はあったわけだ。
また、普段とは違う、家屋とそれを反射する水面という、珍しいモチーフが画家の創作意欲を駆り立て、洪水という時にもかかわらず描きあげたんだろうなと思う。
河はセーヌで、パリより下流になる、ポール・マルリーという町での出来事だ。
この建物及び並木は上記の写真のように現在でも残っており、右端には絵画紹介のパネルが見える。
たまたまパリで読んだ週刊ポストの連載で、伊集院静氏が紹介しておられたので、行ってみようという気になった。
日本で洪水といえば、台風などで急激に水かさが増えるという感じだが、フランスの場合は、ゆっくりと増水していき、水が引くときもやっぱりゆっくり、という調子だ。
この洪水の原因も、雪解け水の増水だったらしく、もちろんたいへんな災害だったとは思うが、まだのんびりとした雰囲気も見て取れる。
シスレーはこのときの洪水関連の絵を6枚残しているという。
少なくとも6枚もの絵を描ける余裕はあったわけだ。
また、普段とは違う、家屋とそれを反射する水面という、珍しいモチーフが画家の創作意欲を駆り立て、洪水という時にもかかわらず描きあげたんだろうなと思う。