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ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

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【着物にワイズのコート/電車に乗る】

2011年11月29日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【きものを着て電車に乗る の巻】
日曜のお稽古に、初めてきもので電車に乗った。

何かあるといけないので、コートを羽織る。
案の定、渋谷あたりで帯が解けて、シッポの様なっていた。
「引きずってますよ」と声をかけられ・・・
   ※ちなみに、帯は半幅の貝の口結び

それもそのはず、リュックを背負ったからだ。
下にはもんぺを履き、ブーツ。草履はリュックの中。
外から見たら、誰にも判らない。まさかきものを着ているなんて!

お稽古の帰りは、草履を履き、
まるでずっときものを着ていた様子で、電車に乗る。
帯は、お稽古先で直してもらったので問題なし。
 (もんぺとブーツは、バッグの中、)

コートは、ワイズの修道服風、フード付きの黒ウール地。
以外にきものにピッタリでございました。大発見!

【風炉平点前/4本柱棚】

2011年11月27日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【風炉平点前/4本柱棚】
今日のお稽古は、風炉 平点前 4柱棚です。

  
●お濃茶
  お菓子:鶴屋吉信の初霜
  お茶銘:淡々斎好み
  お茶碗:志野茶碗
  茶勺銘:淡々斎、木枯らし
●お薄茶
  お菓子:月のしずく
  お茶碗:?
  大棗:欅にイノシシ蒔絵
●茶花
  花:椿とやなぎ
  器:
●香合
  鍋敷き
  松ぼっくり(陶器)

棚は、4本柱 紅覆


【炉開きの茶事】

2011年11月06日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【炉開きの茶事】
今日は、炉開きです。

お茶の世界では、お茶の口切りがお正月にあたる。
皆さん華やかなお着物で、いらしてました。
(おめでたい柄の帯や他に松竹梅柄などをお召しになって・・・)

お手製の弁当を頂いて、おしるこも手作りを、頂きました。
(これってすごい事です。松花堂弁当の様なプロ並み)
それから、お稽古、お濃茶とお薄のお手前です。



今日は、お手前のお稽古というより、
口切のお茶を楽しみにしていた様子。淡々斎好みの濃茶。
いまだに、まったく美味しいと思えませんが、
ちょっと頑張って飲んでみました。

毎回、始めて体験するお手前ばかりで、
楽しいやら、大変やらの連続です。

とにかく姿勢、お辞儀、歩く、立つ、こんな当たり前のことが
難しく、畳み生活していない日本人のおろかさです。


【名残りの茶事/竜田姫】

2011年10月17日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【名残りの茶事/竜田姫】
立田姫は、今回使った茶杓の銘である。
奈良の西方竜田山に宿るという、秋の女神、竜田姫、
平城京の東、佐保山に宿るという春の女神、佐保姫に対する。

お稽古の席では、裁つの意味もあり、
お裁縫の神様の意味も含むとのお話です。
染色や機織をつかさどる神様としても古くから信仰されている。

そんな銘のある茶杓でした。

【10月の茶事/名残りの茶事】

2011年10月16日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【10月の茶事/名残りの茶事】
今日は、10月最後のお稽古です。
5月から使用していた風炉は10月で最後です。
11月からは炉を開きますので、風炉を使った最後のお手前です。
水差しが蓋置きの位置に来ています。

そんな訳で、年に1回だけのお手前で、侘びた風情を演出。

お茶碗は、金繕いのある沖縄の茶碗を使用。
茶花は、虫食いや葉の落ちた枝草など
濃茶の茶入れは、唐津で仕覆が2つ、御物袋1つ付いていました。
薄茶の棗は、塗りの菊蒔絵
茶杓の銘は、立田姫
掛け軸は、時雨
香合は、栗。

お茶菓子:柿の気味時雨
乾菓子:紅葉と銀杏、松ぼっくり
  

【出光美術館/「笑」のこころ】仙がい・玉堂・蕪村・大雅

2011年10月14日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【出光美術館/「笑」のここ展】日本の美 発見Ⅴ
有楽町の出光美術館で、
大雅、蕪村、玉堂と仙ー「笑」のこころ 展を見てきた。

中国の文人画からの流れの為、屏風や掛け軸など
ちょっと中国山水画の様な難解な物も多く、腰が引けた。
そんな中に、楽しくひょうきんな画があった。仙がいである。

説明を読むと
大きな鯛を釣って喜ぶ大黒様の様子だったり、
100歳を超えた100人の笑っている様子だったり、
どれもこれも楽しげである。


仙がいさんは、お坊さんです。
見た目は、気難しそうな厳しい感じなのです。
(両手に乗る大きさの木彫りの精密な像も展示有、是非見てほしい)


添え書きも意味深な言葉をつらねて、禅を説いている。
また、今回のテーマである「笑」のこころ、
笑う角には、福来る・は、実に日本的な感覚だと案内板にある。
(笑っていたら、福が来るというのは、今の時代に丁度いい)

禅語は、最近気になることの一つ。お茶の掛け軸がそれである。
毎回へぇ~そうなんだ~の連発。
こんなお坊さんがいたら、お寺に行ってみたいです。
仙がいさん、最高!


【泉仙でのお茶会】濃茶手前とお薄

2011年10月03日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【濃茶手前とお薄】泉仙でのお茶会:後半
中休み?で中座してから、銅鑼2つの合図で、茶室に戻り、
炭手前?お濃茶から始まりました。

蹲で、清めてから
にじり口より、一人ずつ入り、4畳半の茶室。
お花を拝見し、茶釜を拝見。
  

大人の遊びですね。お手前の出来る亭主とそれを受ける正客がいてこそ成り立つ空間と時間。何と言って無駄話がある訳でもないのに、終わった後の清清しさ。準備した時間、色々なことや物に込められた思い、心遣い、人を招くとはどういうことなのか、受け取る側の感性も必要だし、その上、美味しい食事、ファッション等々。季節を感じて、過ぎ行く時間を哀れみ、一期一会を味わうのでしょうか。


【泉仙でのお茶会】お茶会御席 御献立

2011年10月02日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【お茶会御席 御献立】泉仙でのお茶会
画像は、撮れませんでしたので、御献立を・・・

   
向附 汁 煮物椀 焼物 ○○肴 お吸物 八寸 香の物 湯

向附と汁物は、黒い角盆に 左にご飯椀、右に汁椀、
その上位置に、紅葉型の陶器に盛られた魚の昆布〆。

煮物は、松茸の土瓶蒸し
焼物は、秋鮭の西京塩焼き(紅葉の器で頂き) 
お吸物は、岩梨、針生姜(赤い塗りの細長い椀)
八寸は、火取りばち子 焼き栗
香の物は、柴漬け、野沢菜、守口大根奈良漬け
湯は、煎り米

このお茶会をする為に、毎月お稽古していたのですね。

【泉仙でのお茶会】お茶会席は、初尽くし

2011年10月02日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【お茶会席】
本日、お茶事行って参りました。
泉仙は、家から近い所にありますので、ラッキーです。
246沿いなのに、うそのように静か。

  

今日は、私の初づくし。
お茶事体験も初めてだし、お太鼓の合わせ着物で外に出るのも 自分で髪を結うのも、革の草履で歩くのも、初めてです。
初めてなので、恥ずかしくもあり、ドキドキです。
朝5時起き、YOU TUBE動画で着付けた帯は、3歩進んだら見事に解け、
コートで隠して待合せ場所に行き、直して頂きました。は~っ

茶室の空間も建築も手入れされた庭も世界観も私好み。
お金があったら茶室を作りたいという気持ちが理解できる。

その周りにある着物や器、お花、掛け軸、細々と興味がつきません。
 本日の掛け軸〔松無古今色 (まつにここんのいろなし)〕禅語
     対句〔竹有上下節 (竹に上下の節あり)〕

何より、一つ一つ扉の開く様な感覚が、気持ちをわくわくさせます。
知らないことを知ることは、なんと楽しいことでしょう。

【10月2日、お茶会、何着てく?着物準備】

2011年09月30日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【お茶会の着物準備】
2日後に迫った今日、草履を出して、帯を出して、
着物を数着出して、あれやこれやと準備中。


手持ちの帯締め、帯揚げで色あわせなんて所までは、無理。
とりあえず、おかしくなければ良しとする。

着付けには、不安も残るが、向こうで直してもらおう。

あとは、襦袢の襟を縫い付けて、おおよそ完了。
懐紙と袱紗と楊枝などなど・・・

【本日のお茶、鶴屋吉信/萩の露で頂く】

2011年09月25日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【本日のお茶、鶴屋吉信/萩の露で頂く】
鶴屋吉信の濃茶用、練り菓子です。


茶碗は、清水焼:表にススキ、内側黒地に、金色月と白兎
茶入れは、茄子型?の○○手
蓋置きは、三羽の白兎

茶花は、なでしこ、水引、桔梗、すすきの葉、
  

薄茶用の乾菓子は、菊と葉(鶴屋亀吉?
棗は、太鼓の形の塗り
茶杓は、鹿の角製

私は、薄茶のお手前をおさらいでしたが、
他の方は、来月に控えたお茶会の為のお手前で、まじ真剣です。

【重陽の節句・9月9日/主役は菊】

2011年09月12日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【重陽の節句・9月9日/主役は菊】
歳時記にある五節句、3月3日は桃の節句、5月5日の端午の節句、
7月7日は七夕、ここまでは、皆もご存知。

しかし、9月9日はどうだろう。恥ずかしながら知りませんでした。
そして、1月7日が人日の節句(七草粥)、七草粥は知ってますが、
これが五節句の1つとは・・・・

重陽の由来は、奇数が(陰陽の)陽の数で、最強の9が重なることを意味する。
陰陽説は、中国由来ですね。数字にも当てはめるなんて・・・

五節句は、花の名前で呼ばれることもあり、
3/3は桃の節句、5/5は菖蒲、7/7は笹、9/9は菊の節句

だから、昨日のお稽古は、お茶菓子も茶碗の図柄も菊だったのか!

【鶴屋吉信の茶菓子】御園菊(こなし)

2011年09月11日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【鶴屋吉信の茶菓子】御園菊(こなし)


本日のお稽古の濃茶の茶菓子。
相変わらず、美しく&美味しいです。

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神無月  菓子 御園菊(こなし)

菊咲いて今日までの世話忘れけり  加賀千代女(かがのちよじょ)

菊は中国が原産。唐の時代にすでに人の手で栽培されていたといい、日本には奈良時代以後に渡ってきたらしい。江戸時代には園芸種の栽培が盛んにおこなわれた。菓子の技法も高度となる。