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【硯の仕覆/鳩居堂製】~生地選び再~

2012年06月29日 | 作る:創作の仕覆 
【硯の仕覆/鳩居堂製】~生地選び再~
生地決めは、
 表地:古布(持ち主の布)
 裏地:黒色

→ → →
 変更前の表地と裏地

(硯の持ち主のイメージと硯自体の印象を考えると・・・)
今なら、まだやり直しが出来る所だったので、
中々仕上がらない理由を話し、再度生地を見立てる。

それに伴い、裏地は黒色を指定。
締緒は、ターコイズブルー。
型紙もいっその事、作り直すことにした。

イメージは、問題なくなったけれど、
少し厚手の生地の仕上がりがどう出るか。
野暮ったくなるかはたまた・・・

ちょっと面白くなってきた。


【6月のお稽古】流し点前~着物編

2012年06月25日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【6月のお稽古】流し点前~着物編

お茶のお稽古も楽しみだが、参加者全員の着物に毎回釘付け。
 今頃、何を着るんだろうなどなど、疑問は絶えない。

まずは先生:結城紬に白茶の半巾帯。髪には塗りの笄
他の方々は・・・
 ①着物:青磁一つ紋の一重無地に、帯:沖縄のミンサの半巾帯(貝の口)
 ②着物:縮みの縞に、帯:白のレースタイプの半巾帯
 ③着物:紫無地の一重、帯:植物模様の名古屋帯(お太鼓結び)
 ④着物:淡い色目の一重、帯:名物裂文様(お太鼓結び)

半襟は、白の絽、楊柳、塩瀬の素材。
履物も木製の塗りに替わっていた。
 津軽塗りの右近タイプは、是非真似たい。

それから、白の半巾帯は一本ほしい。必需品!

私は、紺の一重の着物に朱色の半巾帯(貝の口)に踊り用の草履でした。
半襟は、白の塩瀬。
(薄手着物の為の、下着の裏技も教わった)
〔丈が私サイズとのことで、お召しの着物と半巾帯を頂戴しました〕
〔若い頃の道行きコートも・・・ありがたいことです〕

小袱紗も袱紗も季節ごとに換えていたりする。
 


【6月のお稽古】流し点前

2012年06月24日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【流し点前】
いつもながら、今の時期しか出来ないお手前らしい。
お稽古が月に2回なので、実質年に一回だけこのお稽古をする。

覚えなくて良いと言っても、いざお稽古を始めれば、
必死、汗も出て来る緊張感。
水差しは、炉から離してたっぷりの水で涼を演出。
茶碗の出し位置も茶碗一個分離して出す。
蓋置きと柄杓も火窓正面の位置。

でも、楽しい!
こんな世界もあるのかとほんとに一期一会だ。
有楽緞子から有楽町の地名の由来や、八重洲の由来など
出て来る出てくる、物知りなメンバーである。

〔お濃茶〕
 ■茶器:珠光文淋(初使いの道具)
 ■仕覆:有楽緞子(初使いの道具)
 ■茶杓:蛍
 ■茶碗:三島手ー三島暦?
 ■主菓子:水無月
 ■濃茶:伊藤園の勇輝の昔
〔お薄茶〕
 ■棗:雪月花文様
 ■茶杓:蛍
 ■茶碗:京焼 紫陽花
 ■干菓子:鶴屋吉信、おもと



主菓子にりゅうさん紙再登場。
 

【茶入れ/丹波焼】~生地見立て~

2012年06月23日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶入れ/丹波焼】~生地見立て~
表生地が龍村の「ペルシャの虎」

裏地は、海気が一番と師匠アドバイス。
今週は折を見て裏地探しである。
裏地が決まれば、紐の色も早めに決まだろう。
  


 ■表生地:龍村の裂地
 ■裏地 :海気
 ■締緒 :手組み(自作の紐)色未定
 ■真綿、綿

次回は、採寸と型紙。仮縫いまでいけるか・・・
3番目の画像は、今付いている仕覆です。

【茶籠用の小茶碗に・・・】

2012年06月22日 | 作る:創作の仕覆 
【茶籠用の小茶碗にどうかしら・・・】
何気なく立ち寄った所で、小茶碗発見!

前回、内張りして組紐待ちの携帯籠。茶籠と言うには少し小ぶりである。
茶碗は、直径9cm以下でないと入らない。
野点用の物が小さいのだが、これでも入らないので、
どうしたものかと思っていた矢先のこと。

小鉢かもしれない。
一応土物の器だから、大丈夫そうね。
赤土に青い釉が、キュンとくる可愛さだ。
  

麦茶を早速飲んでみた。
もちろん籠にも丁度いいサイズです。

仕覆、付けるのが楽しみ。茶入れが終わったら取り掛かれる。
採寸と型紙だけ作っておこう。

【紅花についての講義を聴きに・・・】

2012年06月21日 | 作る:組紐
【紅花についての講義を聴きに・・・】
紅花について聴きに行って来た。
台風の予測もなんの・・・強風の中、自転車を走らせ、
なぜか今年の水木は、良い天気なのです。

紅花は、位の高い人しか使えない色だったらしく、
当時のエピソードや和歌などを紹介しつつ、
少量なら使える一斤染め、許し色とか、
その為の工夫から生まれたという暈しのアイデアなど
紅花の種から出荷までを管理する役人の話から、当時の仕組み等、
スライドを見ながら難しい話などなど。

中国的な考えの、五色、五行、方位、の間色に”紅”が出てくるという。
(北=黒、冬)(南=朱、夏)(東=青、春)(西=白、秋)
(中心=黄、中日)

日本人になじみのある、紅についてのお話etc・・・

【高取平茶碗の仕覆】~完成~

2012年06月20日 | 作る:茶入れの仕覆
【高取平茶碗の仕覆】~完成~
完成です。
このお茶碗は、平茶碗なので、夏用です。
そして、静山作(女性の作家)

上から見た柄合わせが上手くいきました。
この生地、柄行が斜めでした。
 

生地選びでは、柄行が合わなかったりで、数回変更の大苦戦。
この生地に決まってからは、比較的スムーズに進み、
仕上がれば、苦労も帳消しです。
  

【6月のお稽古】大津袋のお点前

2012年06月10日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【大津袋のお点前】
今日は、前回の袱紗包みを大津袋に替えての濃茶点前でした。
濃茶を2人分とか、かき出すとか、確認して、お稽古開始。
 
2回3人が同じお点前をして、見稽古。
 (今日も濃茶が美味しい、ゴクッと)

  ■お茶碗は2種、、京焼のアジサイ、
  ■茶杓:表千家即中斎好み、源氏絵巻12ヶ月より、5月
  ■蓋置き:沢蟹
  ■香合は、いかだに青紅葉
  ■主菓子:アジサイという銘
  ■飾り茶器は、黒織部
  □棗は、真塗りの中棗

お薄は、たぶん飾り棚の風炉点前。
 蓋置きと茶杓を飾る所まで。

【野点用/赤楽茶碗に御物袋】~完成~

2012年06月07日 | 作る:茶入れの仕覆
【野点用/赤楽茶碗に御物袋】~完成~
紫色の縮緬で、赤楽茶碗に袋を付けます。

 ■古布の縮緬:紫色
 ■金茶の紐 :手組み(自作の紐)
 ■真綿、綿

本日は、紐付け最終日。仕上げまで。
やはり紐付けの最初と最後は、気を使います。
ひと目でも縫い間違いがあってはならない。

赤楽茶碗を入れて紐を締め、完成。
野点用の小ぶりの茶碗が入った御物袋です。


シンプルな物ですが、大変時間のかかる袋です。
腕の良し悪しも一目瞭然。
この器の為の完全オーダーメイドの御物袋。
(お茶席の表には出てこない、あくまで裏方袋)

【着物の本】大人の和生活vol.6

2012年06月05日 | 作る:嚢物 袋物
【着物の本】大人の和生活vol.6
たくさん着物の本が出ている昨今。
大人なんて書いてある本に限って、大人?なんてこともある。

しかし、主婦と生活社、それなら大人かも・・・と手に取る。
「七緒」他色々拝読で、と比べると大人の和生活が今の嗜好に合う。
やはり、帯締めの扱いを見てしまう。
ベーシックな中にも、粋感がほしいのである。

数少ない着物を着まわす身にとって、おおいに助かる。
まとめ髪のテクニックや丁寧なえり付けの説明などなど。
格子と縞の着物たち、決定的は川越唐桟の記事。

最近は、着物市場も
奇をてらった着こなしやフォーマル、だけでなく、
より身近な普段着の着物関係の内容が嬉しい。

今週の日曜日は、お稽古日。
参考にまず襟付けから、まねてみようではないか!!