ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

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【茶杓袋/龍村:チャンカイの申】~作成~

2012年02月29日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶杓入れ作成/龍村の裂地】
茶道のお点前にも使うと聞き、茶杓入れを作成。
シンプルな形状なのに、意外に難しく時間もかかる。

  

 ■表地:龍村・チャンカイの申[万歳してる白いサルの文様]
 ■裏地:絹の古布(羽二重)
 □芯地:和紙、和糊

 絹糸、手縫い仕上げ。 
 和紙と和のりを使用して、昔ながらの方法で作成。

※もう一本、兎文様で製作。

 

【スチームパンクとは・・・】

2012年02月27日 | 備忘録
【面白ブログ/スチームパンクとは・・・】
まったく別なことで、検索していたら、
面白いブログを発見した。

内容は、蔵書票や蔵書印、シャーロックホームズ、
着物、レトロ、手作りなどなど。
特に、アンティーク風本カバー作りは必見もの。

よくあるカテゴリーなのに新しさを感じるのはなぜ?
(昔風にいえば、コンセプトでしょうか)
懐古的で、進化もしてる。チープなのに、本物志向、
レトロなのに、現代的、そしてシャーロックホームズとくる。
なるほど、ホームズ好きか

「スチームパンク」目が離せません。
本来の意味は、機械的なデザインのこと。
歯車、ネジ、工業製品好きには、この美しさをなんとか表現したい。

http://steampunk.seesaa.net/
スチームパンク大百科


20年以上も前に購入したこのブローチもスチームパンク?


【龍村x本革/糸切りハサミ入れ】

2012年02月24日 | 作る:嚢物 袋物
【龍村x本革/糸切りハサミ入れ】

やっと見つけたハサミケース。
革製を考えていた所に、これ!
龍村の名物裂だし、サイズもぴったりです。

一ヶ所だけ、安全対策の手を加えたので、完璧。

裂地名は、花鳥梅花文錦(かちょうばいかもんにしき)
正倉院裂の一つで、奈良時代に愛用された文様のひとつ

たぶん、紳士用の櫛入れだと思う。
金属製の櫛、でしょうね、きっと・・・
赤革と龍村絹地のコンビで作られてます。

はさみ入れは、ちりめん細工などではよく見かける。
ちょっと私には甘すぎるので、と言ってエルメスの革製は、
分不相応。質実剛健のヌメ革かオーダーでしょうか
そんな時の出会いでした。

【お茶用の扇子袋】~紐と笹爪~

2012年02月23日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用の扇子袋】~紐と笹爪~
前回の扇袋につける紐と止め具を調達。
明日、早速仕上げるとしよう。

    
  
 ■表地:龍村の裂地
 ■裏地:絹の古布
 □紐:辛子色(人絹)
 □笹爪:プラスティックの白

 ■表地:バティック茶系
 ■裏地:絹の古布
 □紐:濃い紫(人絹)
 □笹爪:プラスティックの白

この笹爪、探すのが難しいですが、
意外に近所の昔からある手芸屋さんなどにひっそりと置いてある。
三軒茶屋にもありましたので・・・
なにか、ルートがあるのでしょうね。
やはり、これじゃないといけません。
(さすがに両笹爪は、見つからない。)

出来上がりが楽しみです。

【道明の時計紐/納戸色】

2012年02月22日 | 作る:組紐
【道明の時計紐/納戸色】

先日、特別注文の「納戸色」の時計紐出来てきました。
男持ちの懐中時計の紐です。
納戸色は、粋な紐です。

紳士用ですが、現代では、男女兼用でもいいと思います。
女持ちより太く、根付用の輪が付いています。

また、和服用の時計紐ですが、スーツなどにも人気があるそうです。
英国仕立ての細めのスーツなどに、素敵かも・・・

キャンセルのあった1本は、YAHOOオークションに出品中。

【 茶扇子の袋 】~製図~

2012年02月21日 | 作る:茶入れの仕覆
【 茶扇子 】~製図~の寸法を測って、型紙を作った。
和紙も使って、仕上げる。

日曜のお茶のお稽古に、
龍村の名物裂で製作した扇子入れを持って行った所、
もったいないから茶杓袋にした方がいいとアドバイス。

茶杓袋は、お点前でも使うと教わった。
茶箱点前の時だそう。
これは、作ってみたいかも...

扇子袋〔龍村のペルシャの虎と言う名物裂地〕
  



【長襦袢の本】

2012年02月20日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【長襦袢の本】
3年前かもっと前、
マイブームに和がきた時に購入した中の一冊。



別冊家庭画報の本。
着物は色々と決まりがあるし、やはり高価。
それに比べて、見えない襦袢はある程度自由な部分。

半襟のつけ方も書いてある。
粋な江戸っ子好みではないか?

襦袢さえ綺麗に着れていれば、
着付けは成功すると母が言ってました。
()

【2月のお稽古】初、濃茶点前のお稽古は・・・

2012年02月19日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【初、濃茶点前】
本日、初の濃茶点前のお稽古です。
古袱紗も初お披露目、例の青い蝙蝠(こうもり)文様。

なんだか判らないうちに、時間が過ぎ、
もちろん、準備や後片付けも含んでの4時間ですが・・・
生徒が2人だけで、ほぼ個人授業のようでした。
___________________
道具を置く位置、空間、間の取り方。
茶入れの茶碗との間隔、茶杓の扱いと位置や傾きなどなど
印象深いのとともに、抽象画の様な面白さ。
利休さんは、
道具の丸の大小や古袱紗の四角を絵の様に感じたのかなとふと思った。
まるで、平面構成や色彩構成をしているみたいだった。

茶碗は、松井さんの梅文様の練り茶碗
実は、私の仕覆がついている茶碗です。
そして、初めて人様の道具に付けた仕覆でもある。
本日は、そんな訳で、写真を撮る余裕も無く。

濃茶:お詰めは伊藤園、銘は、○○のなんとか
茶杓は、11代そくちゅうさい好み、源氏○○2月初音
香合:立ち雛(清水焼)
掛け軸:千里鶯啼緑映紅 〔千里鶯啼いて緑、紅に映ず〕漢詩
茶花:梅と小手毬
水差し:備前のひし形
茶菓子:菊屋の梅の練り切り 銘”一輪”
蓋置き:竹

陰と陽の取り合わせで、茶碗と水差しと茶入れは、茶系で渋く
茶花と香合は、ひな祭りや梅で華やかに
結構、好きな組み合わせです。

【茶道の袋物に・・・】道具

2012年02月15日 | 作る:嚢物 袋物
【茶道の袋物に・・・】職人の道具
お茶用、扇袋の製作には、この小さいアイロンを使った。
(仕覆の師匠が永く愛用している道具のひとつ)

   

縫い代を割ったり、仕上げに整えたり、
なかなかの優れもの。
仕上がりの違いは、素人目にも明らか。

 ■扇子は、今年初釜でお茶の先生から頂いた龍文様
  (年の初めに干支の扇子を頂戴します)
 ■袋の裂地は、龍村の絹地
  (手縫い、絹糸使用、星止め仕上げ)

絹地、古布には、当て布を・・・
※販売致しますので、お問い合わせ下さい。

【お茶用の扇子袋】~型紙修正と龍村生地の試作~

2012年02月14日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用の扇子袋】~型紙修正と試作~
前回の型紙を一部修正した。
その型紙で、龍村の裂地で再度試作品を作成。

  
  
 ■表地:龍村の裂地
 ■裏地:絹の古布

紐をつけたら完成。
途中ですが・・・底の修正が必要。
扇子が中で動いてしまう。収まりが悪い。

【2月のお点前】馬上杯のお点前

2012年02月05日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【馬上杯のお点前】
初午に因んで、馬上杯で薄点前しました。
茶器は、蒔絵の平棗
茶杓は、表千家12代○○??好み、銘は初
干菓子は、土筆や梅などの和三盆

濃茶点前は、筒茶碗
お詰めは、伊藤園。銘は、
茶入れ:   仕覆は、燭光錦

香合:白瓢箪
茶花:梅と椿

 
菓子:鶴屋吉信の千代椿