ファッション的伝統のすすめ ジェイスタイル工房 ブログ

日本の美意識、江戸伝承 手仕事クラフト 仕覆・創作仕覆 古袱紗 組紐 創作組紐  茶の袋物 染め花 花かんざし

【 惹かれる花 】~椿と梅~

2012年03月27日 | 備忘録
【 惹かれる花 】~椿と梅~
昨日、お茶の稽古で、茶花に「椿」が使われていた。
いつも通る道にも、近隣の庭にも、今が盛りに椿が咲いている。

  
今までまったく、目にも意識に入ってなかった。
これが、今年は気になる気になる・・・

新種のやら、八重やら、色々あるのだ。

そういえば、多摩美の椿は、いつもポトポトと歩道に落ちていたが、
今日は無かった様な気がする。

梅は香りも良く、古木は特に姿が良い。
白梅は、凛として特にいい感じだ。

【3月のお稽古】吉野棚のお点前

2012年03月25日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【吉野棚のお点前】
吉野棚は、丸窓の様な棚。
とても色っぽい棚だと思う。

  

 ■茶入れ:肩衝
 ■お茶碗:井戸茶碗、清水焼の桜文様、
 ■香 合:蛤
 ■掛け軸:魚行水濁(うおゆけばみずにごる)禅語
 ■茶杓:表千家12ヶ月の3月、
 ■茶菓子:桜の気味時雨 
 ■茶花:椿と山吹

薄茶点前は、平棗の扱いを習う。

その他に、着物の着付けを習った。
補正しない着方と着付けの道具の紐や伊達締めについて
教わった。(肌襦袢を買わなくては・・・)
そして、紐は、売っていないので縫うしかない。

着付け教室とは、まったく違うから、驚きだ。
何十年と着物を着て、その姿も粋なので、説得力がある。
これでまた一歩、着物達人へ近づいている。

【高取平茶碗の仕覆】~布探し~

2012年03月22日 | 作る:茶入れの仕覆
【高取平茶碗の仕覆】~布探し~

ちょっと時間が出来たので、布を見に出かけた。

本人から更紗の風呂敷でとの依頼だったが・・・
 お茶碗には、ちょっと模様が大きいのと生地もしっかり目が気になる。

生地選び、生地合わせも大事なことだ。
現代物で、合いそうな生地を2点見つけた。
 どちらも良い感じではないかと・・・ 
 (硯箱に使っても良さそう)

  
青花の布が預かりの風呂敷、他の2点が本日の収穫布

 ■茶碗:高取平茶碗
 ■表布:現代物、綿生地 花文様
 ■裏地:古布の綿生地(墨黒) の予定

【着物で生活する運動の先駆者】

2012年03月13日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【着物で生活する運動の先駆者】
たぶん70代のご婦人です。
「着物で生活する運動の先駆者」と最近知った。

いつも着物をお召しになっていて、
まるで、洋服を着ている様な軽快な歩きっぷりなので、驚きます。

着こなしも補正もなく、襟芯もなく、ゆったり。
皆さんに着物を日常に着てほしいと話していました。
この間も、最後の時に、喪服さえ着ない日本人の現状を嘆いてた。

私、どストライクです。
頑張って着物着ます。

【3月のお稽古】追悼茶

2012年03月11日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【追悼茶】
震災後から、支援下さったお茶の先生より、
本日、「追悼茶」致します、の連絡。

2時46分に、一分間の黙祷。(目をつむったら涙が)
一年前のその時のこと、帰宅困難のことや色々・・・

道具立ては、
掛け軸に「道」
菓子器は、東湖の漢詩の「・・・光を放つ」が彫ってある器
   (埋もれ木で作られた器)

 日本漢詩・正気歌のこの部分ではないかと「不世無汚,正氣時放光。」
 藤田東湖とは:水戸藩の学者、政治家、水戸藩主斉昭の側近

    菓子は、両口屋是清の「磯の香」蛤の練り菓子
粛々と今の平和な時間を感じながら・・・
頭を下げて帰ってきました。

今を大事に生きなくては。

【北市ガラスの仕覆 】~修正再開~

2012年03月10日 | 作る:創作の仕覆 
【北市ガラスの仕覆】~修正再開~
〆緒の自作の予定のこの器、
紐待ちで、ようやく再開する。

久しぶりに器にきせて見た所、
あと5ミリほど上部分を出す修正が必要のようだが、
もしかしたら、縫い代がないのか?

ところで、
この器にこの仕覆生地であっているのか?の疑問だ。
なんか違う気がする。
縫い直すか、否か・・・

現代物のフランス製、綿生地。器はガレ風のガラス。
アールヌーボー仕様の映し。
ん~!シルクタフタの様な華やかな生地が似合っている。よね・・・
もしくは、北海道にちなんだ生地などが良いだろう。

【硯の仕覆/鳩居堂製】~生地選び再~

2012年03月09日 | 作る:創作の仕覆 
【硯の仕覆/鳩居堂製】~生地選び再~
生地決めは、
 表地:絹地の更紗(持ち主の希望の布を使用)
 裏地:綿の無地


の予定で、裏地まで進んでいるが、
どうも生地がしっくり来ない。
(硯の持ち主のイメージと硯自体の印象を考えると・・・)
今なら、まだやり直しが出来る所。

納得のいく表生地を探す事にしようと思う。
そうしないと、手も進まないし、気持ちも乗らない。
良い仕覆も出来ないだろう。


【仕覆展の作品・・・】

2012年03月03日 | 作る:創作の仕覆 
【仕覆展の作品・・・】
実は、進行中の作品が4つある。
これは、糊貼りや段取りの関係で平行している。

さて、どれにするかである。
やはり挑戦だろう、と結論。失敗してもともと。
綿入れまでは終わっているので、つかりと仕上げである。

今回の一つは、紐も自作を使った作品。
ここが成功の分かれ道、紐次第である。
それでは、チャレンジ開始。

【仕覆の作品展の提出日】

2012年03月02日 | 作る:創作の仕覆 
【仕覆の作品展の提出日】
今日が作品展の提出日でした。

色々あって、作品が間に合わない。
数ヶ月前に製作した物を提出しようと思っていた。
だが、今日になって、これではいけない。
やはり、最新の2作品を出さなくては意味が無い。

先生に連絡して、月曜に提出することにした。

【お茶用/扇袋の紐は・・・】

2012年03月01日 | 作る:嚢物 袋物
【お茶用/扇袋の紐は・・・】
扇入れが完成したので、
紐とお茶にかかわりのある方に感想を聞いた。
「紐は、自作したら・・・」とのこと。

そうか、
既製品の紐の方が 商品の様で良いかと判断して使ったが、
それがかえって、安っぽく感じたのかもしれない。
既製の紐は、色も紫か黄色系か朱色に限られる。
龍村の裂地にはやや鮮やか過ぎるか?

 

物を作る時、
趣味の手作り的な仕上がりにならない様にと
気をつけてた考えが、判断を鈍らせていた。

時代の流れもある。
一点ものの価値、人と違う物の評価が高くなっていることも。
そしてオリジナリティ・・・

そう考えると、自作の紐は、まさしくオリジナルに近づく一歩 。
付加価値のアップにつながる。
プラスティックの笹つめも天然素なら、完全なオリジナルだろう。