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【茶箱の中の仕覆】~①茶杓入れ~

2012年11月29日 | 作る:茶入れの仕覆
【茶箱の中の仕覆】~①茶杓入れ~

茶箱の中に3個:棗と茶筅筒と茶碗と、茶杓も入ってた。
仕覆は、棗と茶杓だけお揃いの生地でと考えていた。
眺めていたら、すべて同じ生地で、揃えてみるのも案外面白そう。

茶杓入れに取りかかる。
 茶杓のサイズを測り、型紙を作る、布を裁断。

 ■生地:わらび柄の古布(古袱紗用に購入した生地)
 ■裏地:羽二重、銀鼠色
 ■その他:絹糸
 ■昔ながらの縫い方で、手縫い仕上げ。

4点お揃いの生地に予定を変更した為、
茶杓分の生地が実は、ぎりぎり出来るかどうか位の残量。
生地は、横で取り、さらに足りない長さを継いで、
茶杓入れを完成させた。(櫂先部分に継ぎがある)

   

<本日のスケジュール>
_________________________
午前中:茶箱の生地が決まったので、色バランスを見ながら
    中の3個用の生地も決めた。
午後 :生地が決まったので、3個の裏地の裁断。
    (茶箱の仮縫い平行で作業)
夕方から:茶杓入れ作成開始

 少しづつ、茶箱の中がにぎやかになっている。

【道明/11月の色】~墨黒~

2012年11月29日 | 作る:組紐
【道明/11月の色】~墨色~
ひと月に2色の色紹介がある。

今月11月の色は、墨色とダークイエロー
墨色は、道明の色名シリーズの色
「墨の五彩」の中で一番濃い、「焦」にあたる。
水墨画に用いられる少し青味のある墨色です。との説明でした。

色の道明ですから、なんとも良い感じの色。
2色の暈し糸とこの2色を使ったデザインの帯締めも紹介。

帯締めは、新柄の商品として、店頭販売しています。
(糸は私達生徒のみ、購入可能)

【Ipod shaffleの袋】~閃いたが苦戦中~

2012年11月21日 | 作る:嚢物 袋物
【Ipod shaffleの袋】~閃いたが苦戦中~

試作開始。
 1個目・・・失敗
 2個目・・・失敗「縫い方を変えて挑戦」
 3個目・・・駄目かも?失敗!「裏地がつれている」


あれっ、上手くいかない。
中々難しいものです。
底が開いてなければ、綺麗に仕上がるんですが・・・

 発想を変えよう。

ところで、この生地は、龍村の鳳凰と桐の文様なんですが、
私には、ガネーシャ(象の神様)や獅子顔に見えて仕方がない。

【フラメンコのカスタネット】~紐の交換~

2012年11月21日 | 作る:組紐
【フラメンコのカスタネット】~紐の交換~

以前から交換する約束をしていたこと。
気になっていた紐を手組みの組紐に交換した。
(何年越しでしょう。)
  
緑の紐がもとの紐で、バイカラーが絹の組紐。HERNANDEZのカスタネット

こんな風に役立つことが、嬉しいです。
日本の組紐は、固さも太さも自由自在の優れもの。
古代の楽器にも、絹紐が使われている。
紐もまだまだ、希望があるではないですか!!

高価だけど、綺麗で丈夫ならテンションも上がる?

【Ipod shaffleの袋】~電車の中で閃いた~

2012年11月19日 | 作る:嚢物 袋物
【Ipod shaffleの袋】~電車の中で閃いた~
お茶のお稽古に行く福都心線の中で、閃いた。

袋と言うより、紐からの発想の続き・・・
紐と袋を合体させたら、あれっ良いかも!!

道明展に出品しよう。近日中に制作開始。
紐は、今組んでいる角八つ組が使える。
今年の私のテーマは、四つ組、角八つ組、丸八つ組。
現在の紐の存在を形にしたいのです。

【11月のお稽古】~風炉の平手前~

2012年11月18日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【11月のお稽古】~風炉の平手前~
本日は、参加人数が少なく、
ゆっくりお稽古が始まりました。

棚のある平手前です。
  

■掛け軸:紅葉洗
■香合 :金絵付けの黄色い菊
■茶花 :菊づくし

濃茶
■茶碗:楽茶碗(振袖茶碗)光悦写し
■茶入れ:志野織部
■主菓子:干し柿に白餡の入ったもの
■お茶:ほうじんの昔

薄茶
■茶碗:高台に切込みが4つある茶碗
■棗 :てんそう蒔絵
■干菓子:菊(和三盆)
■お茶 :○○の白(伊藤園)

■蓋置き:三日月
■水差し:
__________________
〔本日の学び〕
水次と茶巾の扱いを学ぶ。
棚から水差しを出して、水を足す際に
水次の口の蓋を茶巾で扱う。
茶巾で口を開け、茶巾で雫を受け止め水を差し、口を閉める。

【黒×銀糸の紐】~道明製・玉虫のペンダント紐~

2012年11月15日 | 作る:組紐
【黒×銀糸の紐】~道明製・玉虫のペンダント紐~

ブログで見かけた道明のペンダント/黒×銀糸の組紐仕様。
道明の先生に確認した所、
以前に販売していた「玉虫のペンダント」だと判明。
(玉虫の厨子にも使われているあの玉虫である)

早速、その紐を組んでみた。
160cm弱で組みあがったが、2ヶ所組み間違えている?かも・・・
銀糸の撚りの不都合か?細くて単純で気を抜くと間違える。
5時間かかった。

 
これをペンダントに仕上げて完成。
さて、ペンダントトップは何にしようか?

【道明の時計紐】~男持ちの時計紐~

2012年11月14日 | 作る:組紐
【道明の時計紐】~男持ちの時計紐~

教室の先生に頼んで、特別に誂えて頂きました。
職人が組んだ道明製です。
(一般の注文は、受けていない品だそうです)
 

余分が出たので、オークションに出品します。
 ■時計紐の色:
 ■サイズ:

男持ちと言って、男性用ですが、現代女性には最適なサイズです。
和装バッグの持ち手に懐中時計などを付けると重宝します。

道明の糸や道具の足しにするので、どうぞ宜しくお願い致します。
(私は小物の過程まで行ってないので、まだ組めません)
  3回目の道明展なので、3年、11月から4年目に入りました。

羽織紐や下げ緒などが早く組める様になりたいですわ!
(道明オリジナル下げ緒のアレンジ、羽織紐の糸が最高に素敵)
ようやく、念願の仕覆紐が組めて嬉しいのですが、
夢はさらに大きく高台の茶籠紐まで、目標に・・・。

【扇子の袋】~試作~

2012年11月13日 | 作る:嚢物 袋物
【扇子の袋】~試作~
今夏に依頼を受けていた扇子袋。

試作の形、生地が見つからず、今日に至る。
生地は、先日の印伝の生地探しの時に試作生地を入手。
夜遅くもあり、音の出ること、ミシンは使えない。
(でもどうしても今、縫いたい・・・)
 手縫いならこのタイミングだ。時は満ちた。試作開始。

本当は、角が丸いタイプが一般的、ミシン縫いの予定で、
型紙もそれ用に制作済み。
(普通の綿地なら800円位で販売してるから、使い捨てなら買った方が安上がり)

なので、それなら上質な物をどうしても試してみたい・・・
以前、見せてもらった古い虫眼鏡の袋で、
古い良い裂地で、綿が入っていた手縫い物。

  
 試作■表裂地:龍村 裏地:絹の古布 絹糸 手縫い

縫い方と縫う順番とを想像しながら・・・
始末の仕方、などなど。記憶をたどりながらの作業。

完成してみると、出来ない部分が・・・
たぶん着物を縫いなれた人か袋物に通じている人の
端の始末だろうと思う。
(綿を入れた着物の裾の様な感じで、裏地を見せる始末)

それでも完成させて、形にして扇子に着せてみた。

【祭りの後・・・】~炉開きの着物~

2012年11月12日 | 着る:きもの/着物きてみたら・・・
【祭りの後・・・】~炉開きの着物~

昨日は、お稽古のお茶の「炉開き」
今、着物の後片付けをしているところ。

着物を干し、帯を干し、小物を片付けている。
足袋は、洗濯へなどなど。
今日は湿けてるから、晴れた日まで置いてから、しまうとするか。

炉開きの着物は、お洒落をして、とのドレスコード。
(すべて頂き物のお気に入りでコーディネート)
 江戸紫の無地に、刺繍入りの半襟を合わせて・・・
 ■お茶の先輩より:淡いピンク地に金糸の葡萄文様の帯、
 ■道明の先輩より:芥子色の帯締め
 ■お茶の先生より:道行は、紫がかったもの。
 ■着物は、10年前位にリメイク用にと頂いた様な気がします。
  状態は綺麗なのに、端々が薄くなっていたりしてるけど、
   帯柄の葡萄色、物も良いしこの際だ、着てしまおう。
  
半襟は、母のを拝借・・・
 当日、手には帯を持参し、現場でお太鼓を結んで頂いた。
(次回からは、半幅帯を卒業し、お太鼓に挑戦だ。)

あいにく、夕方には雨になった為、
万全の雨対策で帰宅。(裾を紐でたくし上げ・・・)
大事なお気に入りの着物と帯なのでした。

大きな失敗が1つ。それは髪型。
七緒を見ながら、簡単なんていうのを鵜呑みにしてたら、
さあ大変。出来ない。日本髪向きと言われていた直毛の髪質。
巻いてもすぐに戻り、逆毛さえ立たない始末。
なんとか付け毛でボリュームをだし、ぎりぎりセーフ?。

自分の髪質に合う髪型を持つことは、いざという時に大事!
日頃から、やりつけないといけません。

【11月のお稽古】~炉開き~

2012年11月11日 | 習い事:茶の湯始めてみたら・・・
【11月のお稽古】~炉開き~
お稽古を始めて、2回目の「炉開きの茶事」です。


今回もお手製の(プロ並み)お弁当をご馳走になりました。
そして、おしるこもです。
(今年は、おしるこの作り方を教わりました)
本当に皆さん多彩で、いつも驚かされます。

■濃茶手前
茶碗:黒楽茶碗?銘忘れた。なんかすごい代物。
茶器は、お弁当を作ってくださった方の初お披露目。
茶杓は、源氏12ヶ月の11月銘は「さかき」

■薄茶点前
織部の薄茶器を使用。
お茶碗は、もみじ文様の京焼き
干菓子は、鶴屋吉信の栗ともみじ

■お軸:紅葉洗
■茶花:菊づくし
■香合:絞り

【道明にて】~前回の課題:丸八つ組~

2012年11月10日 | 作る:組紐
【道明にて】~前回の課題:丸八つ組~

前回の課題の丸八つ組。

角八つ組と同じく、2色の筋柄1本と無地2本を仕上げた。
 

前回の四つ組の課題。
2色の筋柄2本と無地1本
 

他の方々は、柄だしの帯締めが良いという。
私は、シンプルな組みが嫌いではないし、
細くしたり、太くしたりして、
紐として働く、信玄袋やアクセサリーに使うのが楽しい。

【道明にて】~課題:角八つ組の無地~

2012年11月08日 | 作る:組紐
【道明にて】~課題:角八つ組の無地~

角八つ組の無地が組み上がる。
12本持ちの細い紐だったので、思いの外,時間がかかった。
終了時間間際で慌てたのが、組目に出てしまい、
たとえわずかでも、丁寧に組まないといけないのだ。

しかしながら、細い紐には、楽しみがある。
めがね紐やネックレス紐などのアクセサリーに使える。


毎日使っているIpod shaffulの紐が汚れて、気になっていた。
この機会に角八つ紐の細番手のこれに交換しよう。
(黒っぽいのを組む予定)

先月注文の糸「ダックブルー」が出来てきた。
綺麗な色につられて、つい購入してしまう。

道明展の提出が来月に迫っているので、
他の方々は、組み上がった紐を先生に見て頂いて、
房の始末やら、柄取りやら、柄の幅などのアドバイスを受けていた。
「帯締めにしたら12万円相当、だけど道明でも販売していない復元紐の帯締め、本当に世の中に一本の帯締めだ。」
(よく本にも載っている四天王寺の懸け守紐だと思う)
断面は、アーモンド形で、真ん中だけ膨らんでいるという帯締め。
配色は、中尊寺の方だったかも・・・
(あらら、四天王寺も中尊寺も両方修学旅行で行ってる)

※道明展は、来年の5月

【1920年代ガラス灰皿の仕覆】~仮縫いの修正~

2012年11月07日 | 作る:創作の仕覆 
【1920年代ガラス灰皿の仕覆】~仮縫いの修正~

イギリスのアンティーク1920年代と説明を受けて購入した品。
カットガラスにシルバーの覆輪してある灰皿で、
花器やアクセサリー入れにしていた素敵な平サイズ。

本日は、変形扱いとして修正をする。
煙草を置く所を左に置いて、型紙の修正と
仮縫いの修正まで終了。

次回は、裏地裁断と縫いの予定。
表布は、ベルベットにしたいと相談。
仕覆には使わない布だが、
着せる物がガラスの灰皿なので、試しに縫ってみる事に。