経営者のための聖書講座

永遠のベストセラー、聖書からビジネスのヒントを学ぶ

No.182 収穫は多いが働き手が少ない

2009-03-10 21:32:26 | マタイ
一人の人間の能力には限界がある。
事業を拡大したければ、人材の登用は不可欠である。
それに伴い人材育成が重要な課題となる。

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イエスは町や村を残らず回って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、
ありとあらゆる病気や患いをいやされた。

また、群衆が飼い主のいない羊のように弱り果て、
打ちひしがれているのを見て、深く憐れまれた。

そこで、弟子たちに言われた。
「収穫は多いが、働き手が少ない。
 だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、
 収穫の主に願いなさい。」

  マタイによる福音書9:35-38
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イエスはフル回転だった。
方々の町や村を訪問しては、教え、宣べ伝え、病気や患いを癒していた。
凄まじいほどの忙しさであったことだろう。

「イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、
一同は食事をする暇もないほどであった。」(マルコによる福音書3:20)

イエスの目には、群衆が飼い主のいない羊のように映っていた。
弱り果て、打ちひしがれている・・・。
なんとかして助けてあげたかった。

イエスが自分の周りにいる弟子たちに語った。
「収穫は多いが、働き手が少ない」

ニーズがあるのに供給が追い付かない。

あなたも同じように感じたことがあるだろうか?
ビジネス的には恵まれた状況といえよう。

働き手が増えれば、収獲がさらに増す。
積極的に人材を登用するタイミングにあるのかもしれない。

イエスはこうも語った。
「収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい」

イエスは一人で行動していたわけではなかった。
このとき、弟子たちを従えていた。
弟子たちはイエスの活動をつぶさに目撃していた。

弟子たちに働き手としての自覚を促したのだろうか。

イエスは彼らに働き手の出現を祈るよう命じた。

十二人の使徒が任命されるのは、この後のことである。

働き手は案外身近な所にいるのかもしれない。

あなたの情熱、使命感を共有できる人材が増えていったら、
一体どんなことが起こるのだろう?