「海」と「ダイビング」を熱く本気に考える男のブログ ~JAWS SHU~

「海」を本気に考えます。「海」を本気に案内します。抜群の多良間の海で本気に海を感じてみませんか。

多良間&水納島の海 ダイビング ~受け入れて・・・進むことが~

2011-05-12 21:10:10 | Weblog
5月初旬・・・
10数年ぶりに異例の台風がやってきました。
勝手に大自然の「怒り」を感じてしまうこの頃です。

素晴らしい沖縄の景観をいつまでもと必死に感じながら
変わり行く自然を受け入れていかなければ進めないとも感じます。

あっという間にGWも終わりました。
皆さんはいかがお過ごしでしたか??
複雑な想いはあるに違いない日々を過ごされたかと思います。

ここ多良間島もGWたくさんの皆さんにご来島頂いて、様々な
状況におかれる皆さんと思いを悟り楽しい時間を過ごすことができました。
皆さん有難うございました☆

自分ごとですが、今年のオフも全力で保全活動を続け、シーズンを迎えた

・・・「今」・・・を

うまく言えないけど、少しお伝えしていこうかなぁ・・・と・・・

ここ数年で今年度のオニヒトデの発生は最もきついという話はあちこちで聞きます。
多良間も状況は同じです。
正確に言うと、ここ数年の発生状況と大きく異なり、発生の範囲が広く、
根源がつかめないというのが正しいのかなと思います。

「珊瑚厳しいね・・・・・・・・・」

「あちこちがダメージだね・・・・・・」

「駆除が追いついていないね・・・・・・」

様々な意見はあると思います。

ただ・・・正直、受ける傷は大きいです。

見えていないのかな。。。。。

いや・・・・・・僕たちが見せられていないのだと実感します。

大きく違うのは、今までの発生はある期間集中し、徹底的に保全し、
その後継続保全することで根源も見え、それなりに大変でしたがゴールの
ある状況でした。
そしてそこには感銘を受ける方がたくさんいてくれました。

今季はゴールの見えない状況になっています。
そうすると悲しいかな安易に終わったように見られていきます。

同じ場所で同じように戦ってきた珊瑚礁は見る角度で大きく変わっていくものです。

俺にとっては身を削られる時・・・
誰よりもこの海を守り、見せるために考え保全している海。

当たり前ですが、珊瑚があるところにオニヒトデも集中してきます。
各地の発生から深場に生存していたヒトデの上昇、リーフ内で育った幼生の
活発な行動、どれをとっても根源を追求すれば対応できてきました。
それが俊敏であればあるほど効果も大きくしっかりと取り組んできた場所ですら・・・

甘くないんです。。。

完全駆除して5日後・・・
また同じ数の発生があります。

また全力で駆除します。
5日後・・・また同じ状況になっています。

どこから??

答えがでないのです。

答えがでないまままた取り組みます。

そして5日後・・・また落胆します。


今年はお気づきの方もいるかと思いますが、6POINTを閉鎖しています。

これは、本当はすごく寂しいことです。
本当は見なければいけない状況の変化を・・・見せてしまうと多くの方に間違ったとらえ方を
されてしまう現状。。。。そこに出てくる見る側の正直な気持ち。。。
これは寂しいことです。。。

本当はこの場所を心届くように案内したいのですが、いろいろな事をとらえ閉鎖しました。

閉鎖・・・というより保全区域として皆さんに案内しない期間に保全する場所として
考えています。
きっとここを全力で案内しても良い言葉が、良い気持が、良い感情が生まれないと
想うから・・・・・・・・・・・厳しく悲しい決断をしました。

もっと伝えなければいけませんね。。。

そしてもっと頑張って守らないと。。。。

体が動かない日々が続きますが、やらないと・・・・・

沖縄の珊瑚はほんとに厳しいです。。。。

保全しながら、今年は新しい場所で新しい開拓を続ける新しい年になると思っています。

できれば僕のガイドは、本当の海の姿を一緒にとらえて悲観的にではなく、ダイバーが
自然の一部に入り、人が壊している現状を整えながら素晴らしい変化や素晴らしい景観を
一緒に感銘を受けて楽しむように頑張りたいと思うこの頃です。

だから少しずつ伝え、頑張ってガイドしていこうと思います。

東北には作ってきた場所が一気になくなってしまった状況のなかで、自然を受け入れ、理解し果敢に改善している人々が日本にはいます。
それを果敢に支援する仲間がいます。

だから僕もこの海を一人の商人として全力でご案内していこうと思います。

そして、

ダイバーの皆様へ

海は変化していきます。

変化は良い場所も悪い場所も訪れます。

だからこそ、是非「海」を楽しんで下さい。

「この海は何がいる?」
「この海は何が見れる?」
「この海の売りは何?」
「どれくらいきれいなの?」

「海」はそのようなとらえ方はできないものです。

もしこの「海」に潜りに来られる時は、ここの「海」を全力でご案内致します。

ここ多良間には素晴らしい「海」が存在します。

ですが、「何かある、何かいる」ような海ではない気がしています。

今後も攻めて素晴らしい海をお届けいたします。


珊瑚礁のPOINTがまた花咲き感銘を届けられる時には一緒においしいお酒を飲みましょう☆

今年のシーズンは僕にとっての最高に厳しく、最高にきつく、最高に楽しく、夢を見る海を
攻めていこうかなぁと思っています☆

はぁ~明るい話題が少ないこの頃・・・・

活気!!!元気!!!笑顔!!!

一緒に頑張って楽しみませんか???

今日は碧輝が高熱で・・・・僕も元気がないです(悲)
早く良くなってぇ~