シーズンも終盤になってきました。
今季のオフにもやるべきことがたくさん見えてきて活力を持って頑張りたいと思っています!!!
そんな中、一番に考えるのがやはり環境汚染と自然環境・・そしてリンクする観光事業。
珊瑚保全もその1つです。
多良間での取り組みは7年になります。OPENした翌年から様々な想いを胸に多くの方に学びながら共感しながら取り組んでいます。
やはり時期的に一番気になるのは、オニヒトデと遠征船。。。
毎年のことながらオフシーズンになると水温の低下によるオニヒトデ上昇、他島からの新規事業による遠征計画と一番休むべき時が一番胃が痛い時期となってしまいます。
オニヒトデは25度前後の水温で活発になり、潜伏していた固体が大きくなり発生することと深場に生息していた個体の上昇もオフシーズンの時期に増加してきます。
多良間周辺に関しては、「もう駄目か・・・」と心を痛めた中でも根気強く取り組んだ成果が今年は実って抑えきれました。今後ももちろん継続した対処が必要になりますが自分自身の中では成功と言えます。駆除した回数は220回600DIV、ヒトデ25,000匹を超えました。
これからも何とか頑張って取り組みたいと思います。
水納島周辺はかなり厳しい状況が続いています。珊瑚の打撃は当時の生息の20%まで激減しています。距離的な問題と位置的な問題で定点観測及び定期的駆除が難しいことで、成功した箇所もありますが、間引きを起こした箇所もあり、移動が激しい箇所もあり現在も課題が多い状況です。
時間や費用や労力はかかりますが、何とか今季オフにしっかり決着をつけたいと思っています。
もうひとつの問題、遠征船に関しては、毎年のことですが数社が来期にあたり近隣島々から年に数回の企画で多良間・水納島海域でのダイビングを行いたいと企画を持ってきます。慶良間ー沖縄本島の関係、宮古ー伊良部、石垣ー八重山諸島の関係でも分かるようにそれは何度話し合っても終焉を向かえない問題です。中国との問題ではないですが、海域に境界線がないからです。漁業権の括りはありますが、ダイビングのような観光事業の括りは図れないのが現状なのです。つまり規制はできず良心とマナーに問うことしかできないのが現状なのです。沖縄離島の中ではあまりに関係が保てず海域が壊れていく現状の中で「エコツーリズム推進法」という法律を行使せざるを得ない現状もあります。
正直な僕の気持はダイビングを楽しまれるそれぞれの皆様がこのような問題を理解してくれることが望ましいと思うのですが、当たり前ですが、旅行に便利な状況でそのお店に託すのが現状である限り、問題は解決に向かうには難しいとも思います。
個人的な意見になりますが、正直離島に身をうずめた僕にはやはり遠征は賛成できません。
知らない海域でもプロは当然ガイドはできるものです。
ただ潮流や海域全域の網羅は到底厳しいのは確かです。
そのためドリフトDIVでの広範囲でのアプローチが行われます。
一言で言うと一発勝負です。
その先に何が起こるのか未知のままでの経験頼りのダイビングになります。
そのため全く予測しない潮が入ったときには危険性が高まり、その先の海域は魚影がなくなることも分からないのが現状です。それが一般的いう「当たり」「はずれ」で言われますが内容は全く異なってしまうものです。
そして何よりそこの海域を心から愛していないので一発勝負で当たらなければ「つまらないね いまいちだね」当たれば「すごいね。またやろう」と安易な観点になてしまうのが現状です。
自然とそこに打つアンカーは乱雑になります。当たり前ですが、船の固定が優先的でアンカーを打つにもはずすにもその周辺の珊瑚の破壊はそれほど胸を痛めないのが現状です。
その反面、僕自身にとってはアンカーを打たれたその後の光景は身を削られる気持で一杯になります。珊瑚は見えないところで育っているのです。ただの岩だから削っても大丈夫というのは、そこの海域の現状を知らないから起こってしまうことなのです。
保全した珊瑚が卵を産み、潮流に乗って沖縄全域に向けて発信されていく中で日々珊瑚の卵が削られる現状は寂しい気持で一杯になってしまいます。
長年珊瑚の状態を記録しデータ化していると見えてくる保全が明確になってきます。
多良間では今年度の珊瑚卵の付着も順調です。
だからできればこのまま自然の状況を見守って行きたいと感じてしまいます。
自然保護を考えるときにいつも大きな壁に当たります。
やっている行為は偽善なのか・・・私利私欲なのか・・・・
「自分の仕事に直結するから保全している」
そういえば全ての行為が説明できる気がする時もあります。
ただ・・・本当にそうなのかというと?????
偽善と言われればそれまでですが・・・
やはり正直大きな視点で沖縄全域をはじめ、世界的な海域を元気にしたいと思います。
そして日々のダイビングが自然の元気な環境の中でありたいと。
そんなダイビングを多くの人と楽しみたいと。
後世に素晴らしい環境を残したいと。
ただ、そんな感情は共感されるようでされない現実があるのは確かです。
自然保護ですらビジネスになってしまう現状。。。。
お客様がいなければ様々なアクションで集客に囚われてしまう現状。。。
お客様が多くなれば自信を崩せずビジネス化を進めていく現状。。。。
小さい頃から僕が見てきたダイビングとはほど遠いかな。。。。
信じて深く様々なことを考えても裏切られる・・・
なんだか寂しい事が多いかなぁ・・・
自分がばか真面目すぎるのかなぁ・・・
共感していると思っていた人にも裏切られることが続くとやっぱり気持ちが折れそうなときもあります。
他店や別地域の海の批判で自店をアピールすることが多いのも正直嫌いです。
自分に共感しているふりをして結局別のビジネスに転換していくことが多いのも正直嫌いです。
大切な海を安易に言うことも正直嫌いです。
あまりに卑屈になりたくないけど、今の業界はそんな状況が広がっている気がしてなりません。
だからこそ・・・・・・・・・初心に返って・・・・・・・・・
海が好きだから
家族と海辺で幸せに
自然に満ちた水中世界を堪能して
暑い季節にうっとうしいけど
熱い自分で乗り切ろうと思います!!!
今季のオフにもやるべきことがたくさん見えてきて活力を持って頑張りたいと思っています!!!
そんな中、一番に考えるのがやはり環境汚染と自然環境・・そしてリンクする観光事業。
珊瑚保全もその1つです。
多良間での取り組みは7年になります。OPENした翌年から様々な想いを胸に多くの方に学びながら共感しながら取り組んでいます。
やはり時期的に一番気になるのは、オニヒトデと遠征船。。。
毎年のことながらオフシーズンになると水温の低下によるオニヒトデ上昇、他島からの新規事業による遠征計画と一番休むべき時が一番胃が痛い時期となってしまいます。
オニヒトデは25度前後の水温で活発になり、潜伏していた固体が大きくなり発生することと深場に生息していた個体の上昇もオフシーズンの時期に増加してきます。
多良間周辺に関しては、「もう駄目か・・・」と心を痛めた中でも根気強く取り組んだ成果が今年は実って抑えきれました。今後ももちろん継続した対処が必要になりますが自分自身の中では成功と言えます。駆除した回数は220回600DIV、ヒトデ25,000匹を超えました。
これからも何とか頑張って取り組みたいと思います。
水納島周辺はかなり厳しい状況が続いています。珊瑚の打撃は当時の生息の20%まで激減しています。距離的な問題と位置的な問題で定点観測及び定期的駆除が難しいことで、成功した箇所もありますが、間引きを起こした箇所もあり、移動が激しい箇所もあり現在も課題が多い状況です。
時間や費用や労力はかかりますが、何とか今季オフにしっかり決着をつけたいと思っています。
もうひとつの問題、遠征船に関しては、毎年のことですが数社が来期にあたり近隣島々から年に数回の企画で多良間・水納島海域でのダイビングを行いたいと企画を持ってきます。慶良間ー沖縄本島の関係、宮古ー伊良部、石垣ー八重山諸島の関係でも分かるようにそれは何度話し合っても終焉を向かえない問題です。中国との問題ではないですが、海域に境界線がないからです。漁業権の括りはありますが、ダイビングのような観光事業の括りは図れないのが現状なのです。つまり規制はできず良心とマナーに問うことしかできないのが現状なのです。沖縄離島の中ではあまりに関係が保てず海域が壊れていく現状の中で「エコツーリズム推進法」という法律を行使せざるを得ない現状もあります。
正直な僕の気持はダイビングを楽しまれるそれぞれの皆様がこのような問題を理解してくれることが望ましいと思うのですが、当たり前ですが、旅行に便利な状況でそのお店に託すのが現状である限り、問題は解決に向かうには難しいとも思います。
個人的な意見になりますが、正直離島に身をうずめた僕にはやはり遠征は賛成できません。
知らない海域でもプロは当然ガイドはできるものです。
ただ潮流や海域全域の網羅は到底厳しいのは確かです。
そのためドリフトDIVでの広範囲でのアプローチが行われます。
一言で言うと一発勝負です。
その先に何が起こるのか未知のままでの経験頼りのダイビングになります。
そのため全く予測しない潮が入ったときには危険性が高まり、その先の海域は魚影がなくなることも分からないのが現状です。それが一般的いう「当たり」「はずれ」で言われますが内容は全く異なってしまうものです。
そして何よりそこの海域を心から愛していないので一発勝負で当たらなければ「つまらないね いまいちだね」当たれば「すごいね。またやろう」と安易な観点になてしまうのが現状です。
自然とそこに打つアンカーは乱雑になります。当たり前ですが、船の固定が優先的でアンカーを打つにもはずすにもその周辺の珊瑚の破壊はそれほど胸を痛めないのが現状です。
その反面、僕自身にとってはアンカーを打たれたその後の光景は身を削られる気持で一杯になります。珊瑚は見えないところで育っているのです。ただの岩だから削っても大丈夫というのは、そこの海域の現状を知らないから起こってしまうことなのです。
保全した珊瑚が卵を産み、潮流に乗って沖縄全域に向けて発信されていく中で日々珊瑚の卵が削られる現状は寂しい気持で一杯になってしまいます。
長年珊瑚の状態を記録しデータ化していると見えてくる保全が明確になってきます。
多良間では今年度の珊瑚卵の付着も順調です。
だからできればこのまま自然の状況を見守って行きたいと感じてしまいます。
自然保護を考えるときにいつも大きな壁に当たります。
やっている行為は偽善なのか・・・私利私欲なのか・・・・
「自分の仕事に直結するから保全している」
そういえば全ての行為が説明できる気がする時もあります。
ただ・・・本当にそうなのかというと?????
偽善と言われればそれまでですが・・・
やはり正直大きな視点で沖縄全域をはじめ、世界的な海域を元気にしたいと思います。
そして日々のダイビングが自然の元気な環境の中でありたいと。
そんなダイビングを多くの人と楽しみたいと。
後世に素晴らしい環境を残したいと。
ただ、そんな感情は共感されるようでされない現実があるのは確かです。
自然保護ですらビジネスになってしまう現状。。。。
お客様がいなければ様々なアクションで集客に囚われてしまう現状。。。
お客様が多くなれば自信を崩せずビジネス化を進めていく現状。。。。
小さい頃から僕が見てきたダイビングとはほど遠いかな。。。。
信じて深く様々なことを考えても裏切られる・・・
なんだか寂しい事が多いかなぁ・・・
自分がばか真面目すぎるのかなぁ・・・
共感していると思っていた人にも裏切られることが続くとやっぱり気持ちが折れそうなときもあります。
他店や別地域の海の批判で自店をアピールすることが多いのも正直嫌いです。
自分に共感しているふりをして結局別のビジネスに転換していくことが多いのも正直嫌いです。
大切な海を安易に言うことも正直嫌いです。
あまりに卑屈になりたくないけど、今の業界はそんな状況が広がっている気がしてなりません。
だからこそ・・・・・・・・・初心に返って・・・・・・・・・
海が好きだから
家族と海辺で幸せに
自然に満ちた水中世界を堪能して
暑い季節にうっとうしいけど
熱い自分で乗り切ろうと思います!!!