Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

講義: 情報教育の研究 2010-02

2010-09-26 | Informatics
 母校での、「情報教育の研究」の講義の2回目。

 この講義では、教師から学生への一方通行的な座学ではなく、できるだけ、学生と一緒に、学生が考え、自分の言葉で発言し、ディスカッションすることを心がけたい。


 講義の概要は、以下のとおり。

 ・学生の皆さんのレポートから、「情報」に関わる
   普段疑問に思っていること
   学習で困っていること
  についての口頭発表とディスカッション

 ・再び、情報とは何か、情報学とはなにか?
  色々な文献のコピーを参照しながら、情報、情報学、さらに、
  情報の媒体としてのメディア、メディア学についても解説した。



宿題

以下の内容について、レポートする。
本日の配布資料を参考に、さらに自分の調査と考察を
くわえて、 自分なりの「情報」および「情報学」について
考えをまとめる。
800-1600文字程度レポート(A4ワープロ横書き)にまとめ、
次回、講義開始時に提出すること。

レポートのスタイルは以下のとおり。
 学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
 まえがき
 本文
  情報とは
  情報学とは
 まとめ
 参考文献



参考書

以下は、高校の「情報科」の教員に限らず、「情報」や「情報学」について、有る程度本格的に勉強しておきたいという方には、広くおすすめできる本ばかりです。
特に「基礎情報学」、「メディア学の現状」は必読の定本。
「人間・社会・コンピュータの情報処理原論」は、大妻女子大学での基礎科目のひとつであった「情報処理言論」の講義で、実際に話されていた内容を、教科書としてまとめたものです。
「情報学とは何か」は、国立情報学研究所の先生方による本ですから、日本政府の運営する研究所が、「情報学」をどうとらえ、どう研究しているかがわかります。
「情報って何だろう」は、高校生ぐらいを対象とした、新書ですが、とても濃い内容です。エピソードとしてとりあげられているトピックの選び方がとてもいい。
「メディア社会学」は、現代社会における、さまざまなメディアとITについてコンパクトにまとめられています。
「メディア・リテラシー」は、現在の日本の中学、高校での言語、情報、メディアについての教育で欠けているものを考えさせられます。


人間・社会・コンピュータの情報処理原論
野? 昭弘
ベレ出版

このアイテムの詳細を見る



情報って何だろう (岩波ジュニア新書)
春木 良且
岩波書店

このアイテムの詳細を見る



基礎情報学―生命から社会へ
西垣 通
NTT出版

このアイテムの詳細を見る


情報学とは何か (情報学シリーズ)
小野 欽司,根岸 正光,安達 淳,上野 晴樹,坂内 正夫
丸善

このアイテムの詳細を見る


メディア社会―現代を読み解く視点 (岩波新書)
佐藤 卓己
岩波書店

このアイテムの詳細を見る


メディア学の現在 (SEKAISHISO SEMINAR)

世界思想社

このアイテムの詳細を見る



メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書)
菅谷 明子
岩波書店

このアイテムの詳細を見る


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 講義: 情報教育の研究 2010-01 | トップ | 大学生活の意義、大学での勉... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Informatics」カテゴリの最新記事