Jariaの玉手箱【更新終了】

鉄道ニュースについて管理人のツッコミ、そして時に自論を展開するブログ(※このブログは既に更新を終了しています)

Suicaとパスネット、共通化へ 2006年度中に切り替え見込み

2005年07月29日 23時18分28秒 | 鉄道ニュース(総合)
関連:
Yahoo!NEWS:私鉄・バスも「スイカ」…53社が共通IC発行へ

JRグループ初のICカード式乗車券兼電子マネーで、関東圏ではマスコットのペンギンと共にすっかり御馴染みとなったSuicaですが、いよいよ次のステップへの移行予定が具体化してきた様です。
そういう訳で、タイトルにもある通り、関東地区の私鉄及びバスが2006年度中に発行する時期共通カードにSuicaの機能が搭載される方向で調整されていることが明らかになりました。
まあ、この手の分野が好きな鉄の方には、もう何年も前から計画はご存知の方も多いと思います。
ただ、具体的な話題としては関西の方が良く出てきた為に、少し驚かれた方もまた多いかと。

ちなみに、関東地区の読売新聞では1面をこの話題がでかでかと占拠していました。
個人的には、スペースシャトルとISSとのドッキング成功とか、六カ国協議の方が重要な気がするのですが、そこら辺のツッコミは面倒なのでやめておきましょう。

で、関連のリンク先の内容を要約しますと、まず共通化されるのはSuicaとパスネット、そして埼玉以南で多く採用されているバス共通カードの三陣営。
これによって、関東圏の殆どの公共交通機関が1枚のカードで乗り降りできるようになるほか、Suica陣営としては発行枚数が増えることによって、電子マネー業界でシェアNo.1になることも考えられるとか。(ちなみに、現在の第一位は「Edy」で約1080万枚。Suicaは約782万枚。)
また、その関連で、今までSuicaが使用できなかった私鉄駅構内等の店舗にもSuica対応店舗を拡大でき、同カードの弱点であった対応店舗の少なさも多少はカバーできる可能性があります。
いずれにしても、その経済効果は結構なものだと言えるでしょう。

ただ、発行枚数が増えたからといって、必ずしもEdyに勝てるとは限りません。
確かに、発行枚数ではEdyを超えるかも知れませんが、Suica陣営には地理的な弱点がある訳で、今後は他の交通系ICカードとの関係も重要な要素となってくると思われます。
一方で、Edyの方もうかうかしてはいられません。
2006年からはSuicaが携帯にも搭載されますし、他地域の交通系ICカードも次第に出揃ってきますから、単純な電子マネーでしかないEdyは交通系が互いに提携関係をもつと、極めて弱い立場に追い込まれてしまいます。

これから数年間は、電子マネー関係の動きは要注目と言えるのではないでしょうか。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。

JR北海道 旭川運転所フェアを開催

2005年07月29日 22時44分36秒 | JR関連ニュース
関連:
JR北海道ホームページ:プレスリリース(PDF)

突然ですが、JR北海道は同社旭川運転所で9月10日にイベントを開催すると発表しました。(前の記事を読んだ方にはくどい出だしですいませんです。)

何故にわざわざ夏休みを外したのか、関連した旅行プランの設定日も含めていまいち良く理解できないのですが、それは良しとしましょう。

とりあえず、内容について簡単に引用すると、こんな感じです。

> 催事内容:
①ミニノースレインボー号運転
②軌道自転車体験試乗
③車両展示(DE15・キハ54・キハ40・すずらん号客車・サロベツトロッコ号、等)
④よさこいソーラン演舞(上川中央支部有志)
⑤ミニ縁日(焼き鳥、ポップコーン、綿飴、ヨーヨー、等)
⑥ミニ朝市(青果、漬物販売、等)
⑦オレンジカード販売
⑧その他

(JR北海道ホームページ:プレスリリース(PDF))

まあ、これを見た限りでは典型的なパターンと言えるでしょう。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。

ところで、その関連のリンク先で気になる文面が少し。
それがこれ。

>JR旭川運転所が今の地に移転して3年目。地元の皆様への感謝と,より一層の地元の皆様との結びつきの強化、鉄道ファンへの恩返しを目的に、「旭川運転所フェア」を開催いたします!

(JR北海道ホームページ:プレスリリース(PDF))

別にJRさんは何も悪いことは書いていないんですよ。
ただ、「鉄道ファンへの恩返し」ってところが気になりまして。
実際問題として、鉄道マニアも含めた鉄全体で、どの程度JR北海道さんに貢献しているんでしょうか。
そこら辺は詳しいデータを見た訳ではないので何とも言えないのですが、本当のところは(金銭的には)大して貢献していないんだろうな、という気がします。(注:あくまでも同社全体の収入から見た場合)
あるいは、この文面は「鉄道を愛している人々への恩返し」という意味もあるのかも知れませんが、気持ちだけの貢献であれば誰でも出来てしまう訳で。

金銭的な支援が全てとは言いませんが、少し鉄道趣味者として現実を考えさせられました。

ついでにもう一つ、こういう文を書くとバカが訳の分からん勘違いをすることも多いので、あまり気軽に使わない方が良いと思います。>JR北海道さん

JR北海道 「旧・美幸線探訪と旭川運転所フェア&美深トロッコ王国の旅」の参加者を募集

2005年07月29日 22時24分15秒 | JR関連ニュース
関連:
JR北海道ホームページ:プレスリリース(PDF)

毎度御馴染みとなりましたJR北海道の旅行企画ですが、今回は旧美幸線をネタにしたようです。
今回の企画は「旧・美幸線探訪と旭川運転所フェア&美深トロッコ王国の旅」と銘打って、旧美幸線の他、旭川運転所で行われるイベントへの参加も日程に組み込んだ、正しく鉄向けの商品となっております。
まあ、出発日が9月10日で1泊2日なので、一般の方をターゲットとするには少し難しい部分もあるのでしょう。

と言う訳で、気になる方は関連のリンク先を御覧下さい。

江ノ電 9月3日に「第15回ビール電車」を運転

2005年07月29日 22時15分20秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
江ノ島電鉄ホームページ:新着情報

さて、夏も暑くなってくるとビールが美味い季節になります。
そんな中、江ノ電こと江ノ島電鉄では恒例の「ビール電車」を企画、参加者の募集を開始しました。

今回は運転日が9月3日。
運転本数は2本で、第1便が鎌倉18時24分発、第2便が同20時00分発とのこと。
参加費は大人(当然じゃい)3,000円(乗車券等含む)。定員は各便50名となっています。

興味のある方は、関連のリンク先を御覧下さい。

しかし、乗車券等込みで3,000円となると、結構安い方ではないでしょうか。(但し、普通の飲み屋であれば、これに多少の食事も付きますが。)
私は乗ったことがないので分かりませんが、おつまみ以外に食事が全く出ないのであれば、多少値上げしても軽い食事を付けた方が良いかもしれません。
まあ、乗車時間もそれ程長くないので、あまり気合を入れる必要はないでしょうが。

千葉都市モノレール 8月1日より 「少年少女探検隊スタンプラリー」を開始

2005年07月29日 22時03分24秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
千葉都市モノレールホームページ:新着情報(PDF)

ここ数年、夏の恒例となっているスタンプラリーですが、千葉都市モノレールでもやるそうで。
今回開催されるのは、その名も「少年少女探検隊スタンプラリー」。
期間は8月1日から31日迄で、内容は期間中小学生以下を対象に発売される「少年少女探検隊きっぷ」を購入し、一緒に渡されるスタンプシートにスタンプを押印。
その後、それを郵送すると賞品が色々と貰えるという典型的なパターンです。

一体、モノレールに乗ってスタンプを押して回ることのどこが「探検隊」なのかが理解できませんが、まあ親子で夏休みを楽しむには良いのではないでしょうか。
ちなみに、個人的には硬券型の路線図が気になる代物です。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。

秋田内陸縦貫鉄道 8月に延べ11本の臨時列車を運転

2005年07月27日 17時49分13秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
秋田内陸縦貫鉄道ホームページ:新着情報

さて、秋田内陸縦貫鉄道では、イベントや帰省に対応する形で8月中に述べ11本の臨時列車を運転するそうです。
新幹線「こまち」からの接続列車も運転すると言うことなので、随分やる気が感じられます。(と言っても、このくらいの気合がないと地方鉄道はやっていけない訳ですが。)
で、運転される列車は以下の通り。

8月7日
森吉山鹿七夕火まつり1号、2号

8月11日~14日
快速いぐ来たな~号(新幹線「こまち13号」接続)

8月16日
阿仁の灯篭流しと花火大会1号、2号

8月27日
大曲全国花火競技大会1号、2号、4号

ちょっと突っ込ませて下さい。
快速いぐ来たな~号って、車掌さん(或いは案内テープ)に「この列車は、快速いぐきたな~号です。」って言わせるんでしょうか。
或いは、駅員さんに「快速いぐ来たな~号、発車しま~す。」とか言わせるのでしょうか。
別にネーミングとしては悪くないと思いますが、アナウンスする車掌さんや駅員さんの気持ちを想像すると微妙な気もしてきます。(注:訛りを馬鹿にするとかそういう意味ではなくて、奇を衒ったようなネーミングだと正直恥ずかしいのではないかと。)

最近は奇抜なネーミングを付けるのが鉄道業界の流行りの様ですが、何でもかんでも奇抜にすれば良いというものでもないのです。
列車名というものは、言いやすく、聞き取りやすく、覚えやすくてネーミングセンスがあることが一番。
よって、必ずしも奇抜である必要はありません。
逆の言い方をすれば、奇抜なネーミングにならば、言いやすく、聞き取りやすく、覚えやすくてネーミングセンスのある名称でなければならないということになります。

どんなに良い製品であっても、ネーミングが悪ければ誰も買いません。
それだけ、モノを売っていくためにはネーミングが重要なのです。
列車名の場合も、一般の製品ほどではありませんが、重要なことは事実でしょう。少なくとも、全く重要ではないとは言えないはず。

そういうことなんで、奇抜さにばかり走らず、もう少しセンスのあるネーミングを鉄道各社さんにはお願いしたいところです。

ちなみに、「センスのあるネーミングを」というのは、奇抜なものだけでなく、何の捻りもないものにも言えます。
例えば、「大曲全国花火競技大会1号」って…せめてもう一工夫できなかったのかと…。
いっそのこと、ネットを使って一般公募されては如何でしょうか。
折角、HPも設置されているのですから、アンケートCGIかメールフォーム、或いは掲示板でも一時的に設置すれば、それ程難しいことではないと思うのですが。

JR九州 特急「はやとの風2号」で蕎麦の出前を開始

2005年07月27日 17時15分16秒 | JR関連ニュース
関連:
JR九州ホームページ:ニュースリリース

蕎麦といえば、鉄道とは切っても切り離せない食品のひとつです。
皆さんの中にも、旅先のホームで駅蕎麦を食べた経験のある方は多いはず。

で、そんな蕎麦を車内に出前してしまえ、と考えたのがあのJR九州です。
対象となる列車は土日祝日に運転される特急「はやとの風2号」。
発売方法は鹿児島中央~隼人間で車内販売員が注文をとり、霧島温泉駅到着時にホームで受け取るというもの。

なるほど、停車時間に比較的余裕のある列車であることを生かした、良いサービスだと思います。
価格は「ぶっかけそば」が600円、「地鶏そば」が700円と少し高めですが、素材にかなりこだわっているようなので、まあ仕方がないか。

好評であれば、同社の他の観光列車にも多少の影響は与えるかもしれませんね。

詳細は関連のリンク先へどうぞ。

画像出所:日本の旅・鉄道見聞録

しなの鉄道 引退したM-II型マルス端末を一般向けに販売

2005年07月26日 19時23分20秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
しなの鉄道ホームページ:オリジナルグッズ・取扱品
たべちゃんの旅行記「旅のメモ」:「マルス」売ります

マルスシステムと言えば、プロジェクトXにも取り上げられた日本の誇る乗車券等販売ネットワークですが、この機材(マルス端末)は今まで一般向けに発売されることはそう多くはありませんでした。
理由としては、マルス端末が有価証券発行機であることなどが挙げられます。
当然ながら、こうした状況で推移してきた為に部品コレクターの間では幻にして究極の一品、下手をするとそこいらの車両1両よりもレアな代物だった訳です。

で、そんなコレクターが泣いて喜ぶ品、正に鉄道部品市場のパンドラの箱を開けてしまったのが、他でもない、あの「しなの鉄道」。

そういう訳で、某SF映画並みに長々と続いた前置き(失礼)は終わりにして、本題に移りましょう。

しなの鉄道では、平成14年9月末まで同社の駅で使用されていたマルス端末を販売すると発表しました。
今回発売されるのはM-II型と呼ばれるもので、比較的古い部類に入ります。
台数は計8台で、価格は1セット150,000円也。
しかも、今なら送料は、しなの鉄道さんが負担します。(段々、ジャ○ネットみたいになってきたな)
残念ながらバラ売りはなしとのことですが、これは一通り揃って初めて意味を成すコレクションなので、良しとしましょう。
なお、セットに印刷機部分は入っていませんが、これについては機密構造部を取り除いた状態でならば購入可能とのこと。

興味のある方は関連のリンク先を御覧下さい。

私も欲しいけど、買う金もなければ、置く場所もありません…。
正直、買える人が羨ましいです。

名古屋市交通局 「第7回にっぽんど真ん中祭り」記念バス・地下鉄全線一日乗車券を発売

2005年07月26日 18時58分05秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
名古屋市交通局ホームページ:更新

名古屋市交通局では、8月26日から28日までの間に行われる「第7回にっぽんど真ん中祭り」の開催を記念して、地下鉄とバスの共通1日乗車券を8月1日より発売するそうな。
価格は大人が850円、小人が430円。
限定数はそれぞれ、4,500枚と500枚になります。
発売箇所については関連のリンク先を御覧下さい。
なお、小児用については交通局サービスセンターのみの発売となるそうなので、ご注意下さい。

ところで、名古屋以外にも「日本のど真ん中」やら「日本のおへそ」やらと名乗っている土地は結構多いのですが、実際のところ何処が真ん中になるのでしょうか。(基準にもよりますが)
こんなに沢山へそを作られては、日本列島も変な気分ではないかと。

JR西日本 尼崎事故から3ヶ月

2005年07月26日 18時50分42秒 | JR関連ニュース
関連:
Yahoo!NEWS:「安全の日」で幹部ら献花=脱線事故から3カ月-JR西
Yahoo!NEWS:車掌業務を契約社員に JR西計画、労組反発
Simplex's Memo:JR尼崎事故から・・・。

あの事故からもう3ヶ月が経ちました。
その間、鉄道界では色々な動きがありましたが、世間の人はもうすっかり忘れ去ってしまっているようで気になります。

JR西日本では、毎月25日を「安全の日」と定めて、毎月献花や意見交換会を行うとのこと。
今月がその1回目となりました。

関連のリンク先によると、同社の垣内社長は「石を1つ1つ積み重ねるようにして信頼回復に努めたい。そう念じながら献花させていただいた」と述べたとのことで、この言葉を決して裏切ることのないようにして頂きたいものです。

さて、関連のリンク先にも挙げましたが、同社では団塊の世代の退職を前に、車掌に契約社員を採用する考えがあることを明らかにしました。
最も、これは事故前から計画され、労組と話し合われてきたことらしいのですが、それにしたって、今はそれどころじゃないと思うんですが。>JR西日本さん
その上、気になるのはその新たな車掌職の内容。
関連のリンク先から引用すると、こんな感じになります。

>関係者によると、対象になるのは複数の車掌が乗務する列車。切符の確認や乗り越し精算などの業務を担当する職種「客室乗務員」を新設し、車掌の1人に代えて乗務させる。緊急時の非常ブレーキ操作など安全にかかわる業務は従来通り、社員の車掌が担当する。

(Yahoo!NEWS:車掌業務を契約社員に JR西計画、労組反発)

要するに、JR東日本のグリーン車に乗務しているアテンダントさんと同じようなものですね。
まあ、別に客室乗務員という業種を設けること自体は構わないと思います。
問題点があることも事実ですが、それは(この計画自体をやめることも含めて)解決の方法も全く無いわけではありませんし。

それよりも問題なのは、事故から3ヶ月も経っていないこの時期に、そんな話をしていることなんですよ。

この計画に、労組が指摘するような安全面での問題点があることは事実です。
もっとも、労組の方も雇用云々といった問題があるから言っている部分もあるので、単純に鵜呑みにすることはできませんが。
しかし、それでも少なからず危うい部分があることは確かでしょう。
労組側の指摘が事故以前と以後のどちらに行われたのかはわかりませんが、それ以前にこのくらいのことは計画の草案を作る段階で気付いている必要があります。
それに気付かず、事故後の話し合いで初めて労組に指摘されてから気付いたとすれば、本当に事故後に安全についてこの計画の責任者が考えていたのか疑問です。(まあ、これは労組側にも言えることですが)
当然の事ながら、事故前から指摘されていたのであればそれ以前の問題ですね。

いずれにせよ、この件は結局のところ、トップに「石を1つ1つ積み重ねるようにして信頼回復に努めたい。」という意思があったとしても、それがこの計画を担当する人達まで伝わっていない証拠ではないか、という見方も出来てしまいます。

Simplex's Memoさんの記事でも指摘されているように、たかだか3ヶ月でこれだけの大企業の体質が変わることなどありえないのは分かりますが、それでも3ヶ月あれば、ほんの少し、ほんの薄っすらとでも変わろうとする気配が出てきて良いはずです。
少なくとも、今回のような逆コース的な発想は出てこないはず。

この企業が変わるには、もう少しの時間と何かしらの強い力が必要なようです。

JR東海 N700系が東海道全区間で初試運転

2005年07月26日 17時56分09秒 | JR関連ニュース
関連:
Yahoo!NEWS:次世代型新幹線 N700系試作車、東京-新大阪初走行

さて、何故に火曜日に更新しているのか。
それは、台風で家に缶詰だからです。

そんなことは良いとして、去る7月24日、期待の新世代新幹線電車N700系が東京~新大阪間で初めて全区間試運転を行いました。
ほぼ同時期に実車が公開されたFASTECH360のインパクトが強かった所為か、どうも評判がいまひとつのN700系ですが、量産されれば300系以来の東海道区間所要時間短縮となる訳で、その経済的効果は結構なものではないかと思います。(ちょっと大袈裟か)
ただ、多くのブログ等でも指摘されている通り、既存の東海道新幹線では車両面での改善は最早限界に来ていると言えるでしょう。
このN700系ですら5分しか短縮できないことを考えると、今後は東海道区間の大幅な改良を行う為にも、中央新幹線の具体化が急がれるところです。

詳細は関連のリンク先へどうぞ。

秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線商品購入券を発売

2005年07月22日 20時46分31秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
秋田内陸縦貫鉄道ホームページ:新着情報

このエントリーのタイトルを見て、「なんじゃそりゃ」と思われた方も多いの思います。
私も、ホームページ上で初めてこれを見た時には、何のことだかすぐには理解できませんでした。

と言う訳で、タイトルにもある通り、秋田内陸縦貫鉄道が秋田内陸線商品購入券なるものを発売するそうです。
発売開始は7月25日から。

で、これは一体何なのか。関連のリンク先から説明を引用してみるとこんな感じ。

>使用範囲:秋田内陸線の乗車運賃・料金・車両貸切・こぐま亭でのお食事など、秋田内陸線で取り扱う商品のご購入にご利用できます。
※ただし、JR駅及び秋田内陸線観光の発売商品にはご利用できません。

(秋田内陸縦貫鉄道ホームページ:新着情報)

まあ、JR東日本のビュー商品券と似たようなものですね。
関連のリンク先によると、額面は1,000円、500円、100円の3種類。
100円券で一体何を買えと言うのか、ちょっと微妙な感じもしますが、その理由は後程。
でもって、気になるのは有効期間が平成18年3月31日となっていること。
大抵の場合、この手の需要喚起策は期間を区切らないと効果がないので仕方が無い訳で、内陸鉄道さんでも結構悩んだ末の期間設定ではないかと推測されます。
と、ここまでで終わりならば、ぶっちゃけ、コレクターがちょっと買ったくらいで終わりと言うのがオチです。
この企画の肝となるのは、15,000円分以上購入すると、鷹巣~松葉間または阿仁合~角館間の、30,000円分以上購入すると、両区間の1日乗り放題切符がおまけとして付いてくるところにあります。
正直なところ沿線住民が15,000円、或いは30,000円も出してフリー切符を手に入れるとは考えにくいです。
では、一体誰を対象としているのか。
そう、我々鉄道趣味者、その中でもこの手のものが大好きなコレクターさんや同社線を助ける為ならいくら出しても構わんという熱烈なファンの方な訳です。

元々、関連のリンク先に掲げられているキャッチフレーズから考えて、この商品自体は沿線住民や同社の普通のファン向けに設定されています。(先程触れた100円券の存在理由は正にこれです)
しかし、このままでは熱烈なファンの方でも大した額は買ってくれないでしょう。
恐らくはそうした理由から、フリー切符というおまけを考え付いたのではないかと思います。

ただ、問題は本当にこれを買う人間が居るのか。そして、居るにしてもどれだけの人数が居るのか、という点です。
こればっかりはその路線の魅力に依存するので何とも言えないのですが、この商品が成功するかどうかが、今後、他の赤字中小私鉄の商品戦略に少なからず影響を与えるかも知れません。

個人的には、こういった商品とイベント等だけでの増収策を採るだけではなく、いっそのこと寄付金制度を導入して、少しずつ車両の保守関係費をトラストトレイン型に転換していくのも手だとは思いますが、SLでも国鉄型車両でもないので鉄をターゲットとするには難しいのでしょうね。(トラストトレインと違って、多額の寄付をしても税制上の優遇措置もありませんし)

JR東日本 列車内の禁煙を拡大へ

2005年07月22日 20時15分00秒 | JR関連ニュース
関連:
JR東日本ホームページ:プレスリリース(PDF)

最近は健康ブームもあってか、煙草を吸う方々は大分肩身の狭い思いをされていると思います。
そんな中、JR東日本では列車内での禁煙及び駅の分煙化を拡大する方針を発表しました。
簡単に要約するとこんな感じ。

1.近距離優等列車の全面禁煙化(年内目途に実施)
対象:
長野新幹線「あさま」
「成田エクスプレス」
「わかしお」
「さざなみ」
「しおさい」
「あやめ」等

2.列車内禁煙エリアの拡大
(1)新幹線・在来線のデッキ部分を全面禁煙化(8月8日から)
(2)一部寝台列車の共用スペースの禁煙化(9月1日から)
対象:
「北斗星」のロビーカー、デッキ及び通路
「カシオペア」のラウンジ、デッキ及び通路

3.駅構内の分煙化強化(年内目途に実施)
熊谷、高崎、長野、盛岡の各駅新幹線ホームに喫煙ルームを設置

私のような嫌煙派の人間には、こういった政策は非常に有り難いのですが、愛煙家の方にはちょっと大変かもしれませんね。
ただ、これは愛煙家の方に是非ともわかっておいて欲しいのですが、嫌煙派の人間にとって、煙草の煙は非常に不快です。
愛煙家の方は、あくまでも煙草は嗜好品であること。そして、嫌煙派の人を不快にさせながら自分だけ良い気分になっているということを忘れないで頂きたい。
こういうことを言うと、愛煙家の皆さんから「嫌煙派の横暴だ」なんて声があがることも容易に想像できますが、上にも書いたように、煙草はあくまでも嗜好品であって必需品ではないのです。
吸わなくたって死にはしないのですよ。
一方の嫌煙派の方は、フィルターを通した煙よりも毒性が強いとされている副流煙を吸いたくもないのに吸わされていることになります。
ここで、愛煙家の方からは「だったら分煙化で十分じゃないか」という意見もあるでしょう。
しかし、駅の場合は敷地が広いので分煙化も可能ですが、列車の場合は少し違ってきます。
多客期の列車の場合、禁煙車に行きたくても行けないケースだって多いのです。これはデッキを使った分煙でも同様。
駅では分煙化となっているのに、列車内では禁煙化が進んでいるのには、こうした理由もある訳です。

煙草を吸われるのは勝手ですし、それ自体を否定する気もありません。
ただ、吸うからには、自分が周囲に不快の種と毒を撒き散らしているということを常に自覚して吸って頂きたい。
それが、責任ある正しい愛煙家の姿というものではないでしょうか。

京急 8月4日から上大岡で模型運転会を実施

2005年07月22日 19時40分38秒 | 大手私鉄関連ニュース
関連:
京浜急行電鉄ホームページ:報道発表資料

ここ数年、夏の風物詩になりつつあるイベントが今年も開かれます。
京急では8月4日から9日までの間、上大岡京急百貨店にてNゲージ模型の運転会をはじめとする様々なイベントを行うそうです。
詳しいことは関連のリンク先を御覧頂くとして、簡単に内容をまとめてみるとこんな感じ。

■『現役鉄道員による解説付き走行』
期間中、毎日13:00~/15:00~

■『小型カメラ付き模型電車運転体験』
予約制/毎朝10時より会場で参加予約受付(小学生対象)

■『京急タイムスリップゾーン』
昭和を再現したレイアウト上を旧型車両の模型が走行。
他、「京浜電気鉄道26号形」「京浜電気鉄道101号形」等の20分の1模型を設置。

■『プラレールワールド』
一部有料の子供向けアトラクション。

■『京急なりきり撮影会』(有料)
いわゆる制服を着た撮影会。小学生以下が対象。
8月4日・5日・6日・8日に実施。

■『吉村光夫トークショー』
8月7日14:00から。

■『鉄道部品即売会』
事前応募制の部品即売会。
定員100名なので、応募段階でかなりの競争が予想されます。

と、まあこんなところでしょうか。
百貨店での実施ということで、嫌鉄派の奥様、お子様連れでも安心です。(何がだ)
即売会の定員が少ないのが残念ですが、これは仕方がないことかと。
そういう訳で、詳細は関連のリンク先を御覧下さい。

それにしても、吉村光夫氏を引っ張ってくる辺り、京急の気合を感じます。
久里浜や日比谷公園のイベントと違って、百貨店内の他の店の売上にも多少は良い影響を与えるでしょうからね。

JR西日本 福知山線事故被害者を対象に奨学金を設置

2005年07月20日 13時05分25秒 | JR関連ニュース
関連:
JR西日本ホームページ:JRニュース

あれからまだ半年も経たないのに、世の中ではすっかり忘れられているようですが。

JR西日本は福知山線事故でお亡くなりになられた、または重度の後遺症を負われた被害者の方の子供向けに無償の奨学金を設置すると発表しました。
こうした事故での奨学金設置は恐らく初めてではないかと。
そうした意味ではJR西日本の決定を評価できると思います。

しかし、大学生及び院生で月額60,000円って少なくはありませんか。
例えば、代表的な奨学金制度のひとつである日本学生支援機構(旧育英会、以下、旧育英会に統一)のものは、大学こそ64,000円(私大で自宅外の場合)でそれ程差はないのですが、院になると修士で88,000円、博士で122,000円も貸与されます。
まあ、旧育英会のものは貸与型なので純粋に比べることは難しいでしょうが、そうは言っても大学院については差が付き過ぎではないでしょうか。
おまけに、関連のリンク先ではこのようなことも述べられています。

>(2)他の奨学金制度との併用は妨げない(但し、他の制度の併用条件による)

(JR西日本ホームページ:JRニュース)

これって、捻くれた読み方をすれば、足りない分は自分達で何とかしなさいとも読みとれるのですが。
まあ、これ以上細かいことまで突っ込むと、外野が被害者及び遺族の皆さんとJRの間の問題に口出しすることになるので辞めておきます。

ただ、最後にひとつだけ。
今回の奨学金で対象になるのは、あくまでも被害者の”子供”です。
でも、世の中には自力で学費を稼いでいる学生さんとか、社会人学生というのも居るんですよ。
教師の大学でのスクーリングとか、企業で働く人や経営者がMBAを取りに行ったり。
そうした方々の補償は個別にということなのでしょうが、ニュースリリース上でちょっと書くのと書かないのとでは第三者(要は世間)の反応が大分違うのです。
以前、大学の講義で「これから企業は良い意味で情報操作できなければ、生き残れない」なんて話を聞いたことがありましたが、ちょっと考えさせられますね。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。