Jariaの玉手箱【更新終了】

鉄道ニュースについて管理人のツッコミ、そして時に自論を展開するブログ(※このブログは既に更新を終了しています)

JR東日本  埼京線、南武線、相模線の車内に点字案内を導入

2005年10月20日 22時03分56秒 | JR関連ニュース
関連:
JR東日本ホームページ:プレスリリース(PDF)

ユニバーサルデザインという単語もようやく市民権を得てきた今日この頃ですが、それでも日本の交通機関は交通弱者対策が進んでいるとは決して言えません。
そんな中、JR東日本では今年10月下旬から、同社埼京線、南武線、相模線の車両に展示案内を導入すると発表しました。

今回導入されるのは、号車番号とドア番号を書いたシールで、大きさは80X35ミリ。
このシールを各車ドアの床面から1600ミリの高さに貼付する予定です。

なお、関連のリンク先では述べられていませんでしたが、今回導入される線区のひとつである埼京線は、乗り入れ先である「りんかい線」との関係や、大崎~池袋間で線路をシェアしている湘南新宿ラインとの兼ね合いもあるので、近いうちにこれらの路線にも導入されると予想されます。

ただ、この手のものが本当に交通弱者の役に立っているのか、健常者と呼ばれる人間には分かりにくいことも事実。
実際、以前うちのブログに寄せられたコメントでも、「駅の展示表示が間違っていることも多い」といった旨の発言がありました。
そういったことからも、今後はただ設置するのではなく、実際にそれを利用する方々からのフィードバックが得て、それらの情報を多くの企業で共有しながら、随時改善していくような仕組みが必要ではないかと思います。

このニュースについての詳細は関連のリンク先へどうぞ。

小田急 「ロマンスカー@クラブ」でシステムトラブル プログラムミスが原因

2005年10月20日 21時48分21秒 | 大手私鉄関連ニュース
関連:
小田急電鉄ホームページ:ニュースリリース(PDF)

小田急電鉄が提供している特急券チケットレスサービス「ロマンスカー@クラブ」で、他会員の画面が表示されるトラブルが発生したそうです。

問題が発覚したのは、10月8日10時29分頃。
会員から同社に「他の会員の画面が表示され、また、自身の予約ができていない」旨の申し出があり、その後も類似の連絡があったことから、小田急とシステムを開発した東芝で調査をしたところ、プログラムミスが発覚。
これを受けて10月11日にシステム改修が行われ、不具合が修正されました。

さて、気になる今回の事件の原因ですが、これは10月6日に行われたシステム改修の際、プログラムミスに気付かなかったとのこと。
ちなみに、発見が遅れた理由について、小田急では、「ミスのあったプログラムが通常実施する事前テストでは確認することができない部分のものであった」と説明しています。

なお、顧客への対応についてですが、何も操作していないにも関わらず、残高が減少していた場合、申し出に応じて誤決済分を残高に追加する措置をとるそうなので、詳しいことは関連のリンク先を御覧下さい。


それにしても、今回の一件はデジタルの脆さと危険性を良く表したケースではないでしょうか。
勿論、これからの社会ではデジタル化が避けられない以上、デジタル化それ自体を否定することはできませんが、プログラムも人間が作るものである以上、ミスは避けられないのが現実です。

この避けられないミスをいかにして回避していくのかが、鉄道に限らず、多くの分野における、今後100年の最重要課題のひとつだと言えるかも知れません。

※2005年10月21日18:40 一部加筆修正

シーサイドライン ドアが閉まり切る前に発車するトラブルが発生 怪我人はなし

2005年10月20日 21時22分23秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
横浜新都市交通ホームページ:News(PDF)

八景島シーパラダイスへのアクセス路線としても有名な、横浜は金沢シーサイドラインですが、先日、ドア関係のトラブルが発生したそうです。

具体的な内容はこんな感じ。

>3.概 要
11時19分発、第186列車が南部市場駅を発車時に、先頭車両のドアに
お客様が駆け込まれているのを司令所職員が監視モニターで確認したため、出 発を止める操作を何度か行ったところ、ホームドアが閉まる途中で列車が運行
を開始した。その後、お客様より車両ドアが閉まりきらないまま5メートル位
走った旨の申し出が新杉田駅にありました。

(横浜新都市交通ホームページ:News(PDF))

同線は他の多くの新交通システムと同様、遠隔操作での運転が行われています。
そうした中で発生したトラブルですから、他の会社線でも同様のシステムをもっているところでは、決して他人事とは言えないでしょう。
特に、無人運転では、乗客に怪我などをさせてしまった場合に、対応が有人運転よりも遅れやすい面がありますから、この手のトラブルには有人路線以上に注意する必要があることは言うまでもありません。
関連のリンク先によるとシステムの回路に問題があったようで、現在は既に緊急の回路変更が完了しているそうですが、今後、同様なトラブルを起こさない為にも、徹底した調査と根本的な対策を期待したいところです。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。