Jariaの玉手箱【更新終了】

鉄道ニュースについて管理人のツッコミ、そして時に自論を展開するブログ(※このブログは既に更新を終了しています)

小田急 「ロマンスカー@クラブ」でシステムトラブル プログラムミスが原因

2005年10月20日 21時48分21秒 | 大手私鉄関連ニュース
関連:
小田急電鉄ホームページ:ニュースリリース(PDF)

小田急電鉄が提供している特急券チケットレスサービス「ロマンスカー@クラブ」で、他会員の画面が表示されるトラブルが発生したそうです。

問題が発覚したのは、10月8日10時29分頃。
会員から同社に「他の会員の画面が表示され、また、自身の予約ができていない」旨の申し出があり、その後も類似の連絡があったことから、小田急とシステムを開発した東芝で調査をしたところ、プログラムミスが発覚。
これを受けて10月11日にシステム改修が行われ、不具合が修正されました。

さて、気になる今回の事件の原因ですが、これは10月6日に行われたシステム改修の際、プログラムミスに気付かなかったとのこと。
ちなみに、発見が遅れた理由について、小田急では、「ミスのあったプログラムが通常実施する事前テストでは確認することができない部分のものであった」と説明しています。

なお、顧客への対応についてですが、何も操作していないにも関わらず、残高が減少していた場合、申し出に応じて誤決済分を残高に追加する措置をとるそうなので、詳しいことは関連のリンク先を御覧下さい。


それにしても、今回の一件はデジタルの脆さと危険性を良く表したケースではないでしょうか。
勿論、これからの社会ではデジタル化が避けられない以上、デジタル化それ自体を否定することはできませんが、プログラムも人間が作るものである以上、ミスは避けられないのが現実です。

この避けられないミスをいかにして回避していくのかが、鉄道に限らず、多くの分野における、今後100年の最重要課題のひとつだと言えるかも知れません。

※2005年10月21日18:40 一部加筆修正

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