Jariaの玉手箱【更新終了】

鉄道ニュースについて管理人のツッコミ、そして時に自論を展開するブログ(※このブログは既に更新を終了しています)

鉄道マニアの大阪市職員、特急のプレートを盗んで御用

2005年06月01日 20時21分20秒 | 鉄道ニュース(総合)
関連:
Yahoo!ニュース:鉄道マニアの大阪市職員逮捕=特急のプレート盗む-「2年前から十数枚」・府警
新津田沼駅:キチガイ鉄ヲタ公務員御用

このブログを始めてから、もう何度もモラルの低下について書いてきましたが、いい加減書くのも嫌になってきたんですけど。
まあ、そんなことを言っていても始まらないので、書くことにしましょう。

タイトルと関連のリンク先を御覧頂ければ分かるとは思うのですが、大阪市職員の男性が31日、JR難波駅に停車中だった回送列車から指定席表示のサボを盗んだとして現行犯逮捕されたとか。
容疑者はネットオークションで売ろうとしていたそうですが、こうして少しずつ、しかし確実に鉄道趣味者と鉄道趣味自体の評判が落ちていく訳です。
こういった現象は、以前から何度も書いているように鉄道趣味に限ったことではないのですが、別の視点から見れば、それって物凄く恐ろしいことだと思うのは私だけでしょうか。
正確な統計データがない以上、いい加減な推測しかできませんが、どうも日本全体のモラルが低下している様で。
そろそろどうにかしないと、バタフライ効果ではありませんが、将来国が立ち行かなくなる可能性も考えられます。
とは言うものの、現実問題として、この御時勢、注意をしようものなら最悪殺されてしまうというのも事実です。
私も含めてですが、鉄道趣味者に限らず、多くの人々がモラルの低下を他人事のように考えている、或いは真剣に考えていないのではないでしょうか。
そろそろ、鉄道趣味者にも影響力が強いであろう大手鉄道雑誌と鉄道会社辺りが協力して、モラル向上キャンペーンでも展開した方が良いのかも知れません。
或いは、こうしたキャンペーン等を通して、鉄道趣味の環境を改善し、鉄道趣味及び鉄道趣味者のイメージをアップさせることは、健全な鉄道趣味者の使命ではないかと思うのです。(少し大げさかも知れませんが)

まあ、モラルが低い人々は、そもそも、そんなキャンペーン記事なんて読まないという見方があることも事実です。
しかし、周囲の人々が犯罪やモラルの低い行動を許さないという風潮をもっているのと、そうでないのとでは問題の発生件数も大分減ってくるのではないでしょうか。

人間は結構人の目を気にする生き物です。
それは、犯罪やモラルの低い行為を行う場合でも同じであると言われいます。
「(良い意味で)常に誰かが見ている」、「問題行為は決して許さない」という風潮を造ることは、社会全体の治安を向上させるという意味でも必要なことではないでしょうか。


北海道ちほく高原鉄道 存続派が廃止撤回を求めて提訴へ

2005年06月01日 19時46分32秒 | 中小私鉄・第三セクター関連ニュース
関連:
asahi.com:銀河線廃線決議の無効を求め提訴へ
Simplex's Memo:北海道ちほく高原鉄道廃止問題、法廷へ。

さて、先日北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の廃止が決定したとお伝えしましたが、廃止決議に対して存続派がかなり思い切ったことをするようです。
何をするかはタイトルを見て頂ければ分かるので省略するとして、事の次第を簡単に。
訴えを起こすことを決めたのは、存続派の住民団体「(仮称)ふるさと銀河線存続会議」(下斗米ミチ代表)。
法廷では、廃止を決めた4月17日の臨時株主総会等の決議無効と株主らの経営責任を問うのだとか。

ってことは、この組織の方は、少なくとも銀河線の大株主ではないんですね。

以下、軽く解説。
まず、株主の経営責任云々ですが、いくら3セクとはいえ、建前上は株式会社である以上、株主は出資範囲内での有限責任な訳です。(確か、中学か高校の公民で習いますよね。)
なので、株主が取締役の経営責任を問うのであれば分かりますが、利用者が株主の経営責任を問うというのはおかしな話だと言っても、決して間違いではありません。
大体、そんなことを言ったらば、「西武鉄道の株主は、みんな、一連の不祥事について経営責任を取れ」なんて理屈も通ってしまうのですが。
まあ、鉄道は公共交通ですから、西洋で発達している交通権の考え方からすれば、利用者が鉄道会社やその経営陣を訴えることは妥当かも知れません。
しかし、株主を訴えるというのは株式会社制度の根幹を揺るがすものであって、その部分については裁判所の方で退けるのではないかと予想されます。

次に、同組織はふるさと銀河線の受け皿会社を設立する運動も同時展開するそうなのですが、それについても少し。
関連のリンク先からの引用となりますが、新会社はこんな感じを予定しているそうです。

>新会社は、資本金5億円で「株式会社 銀河の森」。首都圏から3億5千万円、地元企業などから1億3500万円、個人からも1口5万円で1500万円の出資を募る。鉄道事業の赤字を物販で補う形態にする。住民団体自体はNPO法人として活動を継続する考え。名称を「ふるさと銀河線再生ネットワーク」(略称・銀河線再生ネット)にする。全国の鉄路存続運動と連携していく方針。

(asahi.com:銀河線廃線決議の無効を求め提訴へ)

資本金5億円とのことですが、失礼ながら、誰がこんな儲からない路線に投資するんでしょうか。(沿線地域や問題の新企業を馬鹿にしている訳ではないので、一応。)
地元企業や個人はまだ分かりますが、地元とは特に関係のない首都圏から3億5千万も集められるのかどうか疑問なのですが。
また、これは関連のリンク先にあるSimplex's Memさんの記事でも触れられていますが、物販で赤字補填というのも難しい気がします。
物販で本業を助けた事例としては、銚子電鉄やしなの鉄道の例が一応ありますが、前者は首都圏に近い観光地であったこと、後者は長野に近く、観光需要もある程度はあったことなど、成功の手助けをする要因が存在しています。
それから、しなの鉄道の場合は物販だけでなく、企業全体で徹底的な無駄の排除を行っていますので、それも考慮する必要があるでしょう。
そう考えると、特段観光需要もなく、地元民の利用も少ない銀河線で物販がどれだけ儲かるのかなあ、と思えてくるのは当然のことと言えます。
まあ、これはあくまでも少ないデータで推測したものに過ぎませんので、実際には某IT企業の社長みたいな人が出てきて、上手くやってしまうかも知れませんが。

あと、出資を募るのであれば、当然CEOくらい決まっているんですよね。>(仮称)ふるさと銀河線存続会議さん

誰が経営をするかさえも分からない企業に投資をしたいという人は、よっぽどの良い人か、ただのバカ(注:あくまでも投資家として)かのどちらかです。

とりあえずは、裁判の結果を見てみないことには分かりませんが、仮に廃止が撤回されたとしても、それはそれで大変だと思われます。(Simplex's Memさんの記事にもあるように、引継ぎ元の企業を訴えてしまっている訳ですから。)
そう考えると、この「株式会社 銀河の森」の初代CEOはマーケティングや戦略、会計だけでなく、マネジメントや組織設計の部分でも相当の腕前が必要とされていると言えるでしょう。
逆の言い方をすれば、それだけの人物を据えない限り、あるいは据えたとしても、銀河線はお先真っ暗の可能性が高い訳です。

そういう人は居るには居るでしょうが、この企業のCEOにどうやって就いて貰うのか。
(仮称)ふるさと銀河線存続会議の皆さんの腕次第です。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。

東北新幹線延伸工事 トンネル工事現場で崩落

2005年06月01日 18時35分48秒 | 新線・計画線関係ニュース
関連:
asahi.com:東北新幹線トンネル工事現場で崩落、けが人なし 青森

現在進行中の東北新幹線延伸区間(八戸~新青森間)工事ですが、5月31日11:30頃、牛鍵トンネル工事現場で崩落事故が発生し、トンネルの上の田畑約1,200平方メートルが陥没したとか。
幸いにして死傷者は出なかったそうですが、これだけ技術の進んだ現代でもこうした事故が起こるとは。
こうした現場で命がけで働いている人々を、我々はもっと労っても良い気がします。

詳細は関連のリンク先を御覧下さい。