息子が生まれる少し前だったろうか。自由が丘から少し歩いたところにある大学の文章教室に通っていた。といっても、数回ある講義の最初の1,2度しか受講していない。そのときの講師に勧められたのがこの本だ。読み返した。数度目だが、またやられてしまった。「アル中の場合、たとえば親の言っていることと事実との間に、明らかに相違がある、矛盾のあることが多い家に育つわけだ。子供はそれに気づくからそれを指摘する。すると . . . 本文を読む
「みんなで豊かに
はなれない時代」
階級闘争の理論と現実
「階級闘争」という概念
本書も徐々に終わりに近づいてきました。最後を飾るにふさわしいテーマとして、「階級闘争」を取り上げます。
この「階級闘争」という言葉は、死語になっていると言ってもいいでしょう。しかし前講の終わりで申し上げたように、本当は決して死語になどなってはいないのです。
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本源的蓄積と暴力
ここまでは特に農民の土地からの引きはがしに焦点を当てて説明してきましたが、「労働者を労働諸条件の所有から分離する過程」は決してそれだけではありません。現代において、分離の過程はさまざまな形をとっています。
日本でも近年の新自由主義拡大の流れの中で、働く人たちはどんどん脱正規化し、日雇化してきました。すでに見た社会学者ジークムント・バウマンの . . . 本文を読む
・・・したがって、我が国では実際に犯罪とみなされる法律違反が、他の国では犯罪とは感じられていない」といっている。ニクソンを頭目とする詐欺師(con men)の一味の「嘘」は、結局『ワシントンポスト』の勇気ある新聞記者によって暴かれ、法廷で弾劾判決が下されるのだが、これについてアレントは「ニクソンの最大のミステークはー録音テープをちゃんと燃やしてしまわなかったことのほかにー法廷と新聞の不腐敗性の判断 . . . 本文を読む
2018.04.14
昔の人々はこれまで、本に書かれていることに対して、本を書くことによって議論してきたので、本が嫌いな人や本を買えない人とか図書館に行けない人、あるいは本の文字を読めない人には、その議論は伝わらない。また、本を出すお金がない人は議論に参加できなかった。
いまはインターネットで即時にそれができる時代だ。インターネットの持つ諸々の問題は別として。
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戸塚での 3000 万人署名の戸別訪問の報告をいたします。
僕が今回初めて参加した戸別訪問は、「汲沢 9 条の会」が主催してくださったものです。 2月末に神奈川新聞の田崎記者のお話をお聞きし、自分たちの住む地域での戸別訪問の重要性を再認識し、 3 月 18日(日)に戸塚区汲沢町で実施したものです。
戸塚地区では既に「東戸塚 9 条の会」や「戸塚町 9条の会」などが、それぞれの地域で戸別訪問を行 . . . 本文を読む
子曰、君子不重、則不威。学則不固。主忠信、無友不如己者。過則勿憚改。先生は言われた、君子たるもの、もったいぶって重々しくなどせず、それゆえ、威張ったり威 圧したりはしないものだ。学んでも、自分でよく考えて、固陋にならぬように。まごころに従 い、言葉を心と一致させる人と交わり、ありのままの自分でいない者を友達にしない。過ちが あればそれを改めることに躊躇してはならない。 これは、まことにもっともな教 . . . 本文を読む
通貨発行という無価値な行為と、創造という新たな価値を生み出す術。
人々から守られる神と、人々を守る神。
人々から守られる王と、人々を守る王。
それらすべて、腐敗までの賞味期限がある。
創造と伝達両方をアートがしていて、権力は搾取するのみ。
逮捕して拘束できる力、裁判の判決を出す力、法律を制定する力。
税の支払いを市民に義務付けることができる力。
これらを持つ者を権力というが、その契約社会 . . . 本文を読む
横浜市図書館ではネット予約で行列ができている・・・
朝鮮戦争が再開すれば戦場は「主権なき緩衝国家=日本」!? 日米地位協定改定で占領状態に終止符を~岩上安身による『主権なき平和国家』共著者 伊勢崎賢治氏・布施祐仁氏インタビュー 2017.12.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/406676 . . . 本文を読む
2017.11.16 15:01
「記号」
来春に息子が大学を卒業する。おかげさまで就活もなんとかなったと連絡があり、ほっとしている。ブログのはじめに書いた通り、新たな命の誕生とともに親も誕生するとすれば、父親としても大学卒業の歳になったわけだが、果たして父親としてどうなんだろうと考えている。そのことはとりもなおさず”人として”どうなのか?と考えていることと同じだ。
”人として”とか”父親 . . . 本文を読む
8月9日の今日、長崎市の平和公園で開かれた平和祈念式典で、田上富久長崎市長は平和宣言を読み上げた。
田上市長は、本年7月の国連での核兵器禁止条約採択を
「被爆者が長年積み重ねてきた努力がようやく形になった瞬間だった」
讃える一方で、この条約に対する日本政府の対応について、
「条約の交渉会議にさえ参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できない」
と批判した。
このことを、
朝日新聞「長崎市 . . . 本文を読む
その昔、やくざ映画全盛のころ(高倉健や菅原文太など)、映画館から出てくる観客は、
肩を怒らせ、正義感や任侠心に燃え、主人公に成りきっていたものだ。
少年はアトムや月光や28号などに憧れて、遊びに取り入れていた。現在ではイイオニー
チャンオネーチャンたちがコスプレという形式で取り入れているようだ。
共通するのは「正義の味方」ということだろう。もっともコスプレにはそういった思考
は見受けられな . . . 本文を読む
現在の「誰も責任取らない体質」の理由も紐解けるようだ。
官僚と既得権政治家支配体制の理由もなんとなく理解できる。
完全版 1937イクミナ
敢えて文字表現を選んだが、これほどまでに色彩豊かでその分残酷に
感性に訴えるものは他にないように思う。
この残虐性を無反省に潜在的に引き継ぐ日本人を冷静に自覚したい。
もうバンザイはヤメテクレ・・・
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アメリカは指図できない規制事実
一方、アメリカによる内政干渉ウェルカムな腰抜け日本政府
属国 米国の抱擁とアジアでの孤立
CLIENT STATE Japan in American Enbrace
ガバン・マコーマック著 新田準訳
感想文を数日後に書いてみようと思う。
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読んでないので責任は持てない。が、レビューを紹介しておこう。
それを読めば、辺野古移設に反対票を投じないわけにはいかなくなる。
それでも辺野古移設に賛成票を投じる宜野湾市民は、利権に目がくらんで魂を売るあさましい市民だ。
http://new-party-9.net/archives/3265
http://www.kadokawa.co.jp/product/32150600035 . . . 本文を読む