こんばんは、イーハトーブって表記するほうが多いですね、邪々丸です。
えー、『Lを継ぐ者』をプレイしましたら…。
彼女がヒマでゴネはじめそうだったので『イーハトーヴォ物語』(SFC)をプレイさせました。
1年に1回ぐらいひっぱりだしてプレイしたくなるソフトです。
横で見ているうちに『Lを継ぐ者』を放置して一緒にプレイしてました。
恐るべき『イーハトーヴォ物語』。
つーか単純に宮沢賢治ファンなんです、俺。
(↑タイトル画面。背景の絵は宮沢賢治さんが書いた「日輪と山」という絵)
(スタートすると「春と修羅」の一文が画面に)
さて『イーハトーヴォ物語』の内容ですが…。
宮沢賢治の童話をモチーフにしたアドベンチャーゲームでございます。
旅人である主人公「私」がイーハトーヴォ駅で下車したところからゲームは始まります。
「私=プレイヤー」ってことで賢治ワールドでの物語の始まり。
…。
……。
え?ロープレ?
…と思われるかもしれませんがアドベンチャーゲームです。
当然戦闘なんてものはありません。
普通のアドベンチャーゲームにおける「いどう→○○」の代わりに実際歩かされるだけです。
実際に歩くのは結構ダルかったりするのは秘密。
…。
えー、イーハトーヴァ駅に降り立った「私」。
駅員やら街の人々が「郷土の誇りだ」みたいな感じで賢治さんをヨイショしまくっております。
賢治さんに興味をもった「私」は賢治さんがいると言われた羅須地人協会へ向かいます。
…。
ところが賢治さんはシナリオの都合で留守。
ところでココで応対してくれた弟子のファゼーロくん。
このゲーム内唯一と言っていい美少年キャラです。
一応ですね。
他にも少年キャラは出てくるんですがガリガリくんだったり、アカマルほっぺだったりするんで、美少年愛好家のみなさんはファゼーロくん萌えがオススメです。
…。
えー、そんなんしてますと。
「賢治先生の無くなった7冊の手帳を探してくれ」と頼まれます。
「いいえ」というとストーリーが進まないので、「はい」と快諾(?)いたします。
さて、こうして「私」は手帳を探すことになったのです。
まあ、こんな旅人に頼むなんて大切な手帳なんでしょうね。
中に「トシ激萌え」とか書いてあったりして。(トシ=宮沢賢治さんの妹)
…。
えー、こうして「私」の手帳集めがはじまりました。
話は章にわかれていまして、賢治さんのお話を元に作られています。
第一章「貝の火」
第二章「カイロ団長」
第三章「虔十公園林」
第四章「土神と狐」
第五章「グスコーブドリの伝記」
…と、こんな感じですね。
「原作+オリジナル要素」という感じの話に仕上がっております。
ま、そして進めていきますと…。
…。
……。
………。
第六章「オツベルと象」
オツベルキター!!!!
…。
興奮してすみません。
俺の賢治作品ベスト3の武士(もののふ)なもんで。
>「オツベルと象」あらすじ
ある日、地主のオツベルのところに大きな白い象がやってきた。オツベルは象の労働力を買い、騙して自分の所有物にする。そうとは露知らず、初めは労働を楽しんでいた白象だが、徐々に食べ物を減らされて弱っていく。見かねた仲間たちが白象を助けるためにオツベルを倒す計画を立てる。
…と原作はこういう話なんですが、このソフトではこう。
「金持ちのオツベルは手帳を集める趣味があるらしいよ」
マブで!
絶対持ってるよオツベル!「ギブミー・賢治の手帳!!」ってことで会いに行きます。
…。
……。
(↑大金持ちのオツベル氏)
「いかにも」って顔だ!オツベル!!
では早速お話を…。
「ところで君?いい儲け話がないか市役所あたりで聞いてきてくれないか?」
何だとこのヒゲ野郎。
「私」をパシリにするつもりか。
…。
今までの話でもこういう展開だったけどな。
「私=パシリ」なんです、このゲーム。
…。
……。
さて、聞いてきたぞオツベル。
ところで手帳…。
「はっはっは! 象のおかげで大もうけだよ!!」
ああ!俺が市役所行ってる間に原作展開に!
「ところで君に頼みがあるんだが…」
あん?
「ブリキのとけいを探してきてくれないか?」
ああ!ますます原作展開に!
お前「ほぉら♪ブリキの時計だぁ♪首にかけれるよう鎖もつけておいたよぉ♪」って言って、象の首に鎖かける気だろ!
やっぱり!!
…。
えー、ちょっと待て…。
「私」が時計を持ってくるんだよな…。
「私」ってオツベルの共犯者!?
…。
いや…。
ほら、アレだ…。
そんなデカイ時計見つかるわけがない!
…。
……。
「ああ、ブリキの時計ならカイロ団長が持ってたな」
…。
……。
団長~…!!
なんで持ってんだよ!ブリキの時計!!
(↑カイロ団長。元ぼったくりバー経営者、現カクテルバー経営者)
…。
「はっはっは!ありがとう! 次は靴を探してきてくれるかい?」
…。
もう、なんだか…。
鎖と重りのオプションパーツ付きですか?
…。
……。
「ああ。靴なら…。羅須地人協会のファゼーロくんが手先が器用だったな」
…。
ファゼーロ~…!!
(↑羅須地人協会勤務ファゼーロくん)
罪が…。罪が。共謀罪で象軍団に殺される…。
…。
……。
サンタマリアキター!!!!
ゴメン、象。マジで。
「私」という存在を憎むよ、「私」は。
…。
「どうか、仲間に私のことを教えてください」
…。
チャンス到来!
悪いのは全部オツベルです!
ね、そうでしょ?象の旦那ー!!
みんなで行けばオツベルなんて一撃ですよ!!
グララアガア! グララアガア! オツベルを倒せー!!
…。
……。
というわけでオツベル氏をお亡くなりになり、崩壊したオツベル宅から無事手帳をGET!
…。
……。
………。
…………。
あれ?パシリしまくってたら手帳が全部揃ったぜ!
…。
最終章「銀河鉄道の夜」
…。
えー、最終章。
あえて多くは語りませんが…。
ついに宮沢賢治さんと会うことができます!
いわばラスボス。
いわば神!
妹萌えのパイオニア!!(←おい)
この暗い道を進んだ先にエンディングがあります。
…。
最後に宮沢賢治さんから2、3の問いかけがあります。
このゲーム初にして最後の分岐点です。
「私」が選んだのは…。
…。
……。
えー、『イーハトーヴォ物語』。
ぶっちゃけ万人にオススメできるゲームではありません。
それは宮沢賢治の原作を元にしてからで、宮沢賢治独特のストーリーが合うかどうかだからです。
それでも面白そうだと思ったら是非プレイしていただきたいゲームです。
ぶっちゃけ中古価格も1000円以下ですし、説明書が無くてもプレイにまったく師匠ありません。
プレイ時間も初プレイでも5時間かからないというライトゲームです。
原作を知らない人はプレイして、原作読んで、再プレイというのがオススメです。
…。
以下、登場作品リスト。(他にもあるかもしれない)
オツベルと象
貝の火
カイロ団長
銀河鉄道の夜
グスコーブドリの伝記
虔十公園林
シグナルとシグナレス
セロ弾きのゴーシュ
土神ときつね
猫の事務所
春と修羅
ポラーノの広場
洞熊学校を卒業した三人
雪渡り
えー、『Lを継ぐ者』をプレイしましたら…。
彼女がヒマでゴネはじめそうだったので『イーハトーヴォ物語』(SFC)をプレイさせました。
1年に1回ぐらいひっぱりだしてプレイしたくなるソフトです。
横で見ているうちに『Lを継ぐ者』を放置して一緒にプレイしてました。
恐るべき『イーハトーヴォ物語』。
つーか単純に宮沢賢治ファンなんです、俺。
(↑タイトル画面。背景の絵は宮沢賢治さんが書いた「日輪と山」という絵)
(スタートすると「春と修羅」の一文が画面に)
さて『イーハトーヴォ物語』の内容ですが…。
宮沢賢治の童話をモチーフにしたアドベンチャーゲームでございます。
旅人である主人公「私」がイーハトーヴォ駅で下車したところからゲームは始まります。
「私=プレイヤー」ってことで賢治ワールドでの物語の始まり。
…。
……。
え?ロープレ?
…と思われるかもしれませんがアドベンチャーゲームです。
当然戦闘なんてものはありません。
普通のアドベンチャーゲームにおける「いどう→○○」の代わりに実際歩かされるだけです。
実際に歩くのは結構ダルかったりするのは秘密。
…。
えー、イーハトーヴァ駅に降り立った「私」。
駅員やら街の人々が「郷土の誇りだ」みたいな感じで賢治さんをヨイショしまくっております。
賢治さんに興味をもった「私」は賢治さんがいると言われた羅須地人協会へ向かいます。
…。
ところが賢治さんはシナリオの都合で留守。
ところでココで応対してくれた弟子のファゼーロくん。
このゲーム内唯一と言っていい美少年キャラです。
一応ですね。
他にも少年キャラは出てくるんですがガリガリくんだったり、アカマルほっぺだったりするんで、美少年愛好家のみなさんはファゼーロくん萌えがオススメです。
…。
えー、そんなんしてますと。
「賢治先生の無くなった7冊の手帳を探してくれ」と頼まれます。
「いいえ」というとストーリーが進まないので、「はい」と快諾(?)いたします。
さて、こうして「私」は手帳を探すことになったのです。
まあ、こんな旅人に頼むなんて大切な手帳なんでしょうね。
中に「トシ激萌え」とか書いてあったりして。(トシ=宮沢賢治さんの妹)
…。
えー、こうして「私」の手帳集めがはじまりました。
話は章にわかれていまして、賢治さんのお話を元に作られています。
第一章「貝の火」
第二章「カイロ団長」
第三章「虔十公園林」
第四章「土神と狐」
第五章「グスコーブドリの伝記」
…と、こんな感じですね。
「原作+オリジナル要素」という感じの話に仕上がっております。
ま、そして進めていきますと…。
…。
……。
………。
第六章「オツベルと象」
オツベルキター!!!!
…。
興奮してすみません。
俺の賢治作品ベスト3の武士(もののふ)なもんで。
>「オツベルと象」あらすじ
ある日、地主のオツベルのところに大きな白い象がやってきた。オツベルは象の労働力を買い、騙して自分の所有物にする。そうとは露知らず、初めは労働を楽しんでいた白象だが、徐々に食べ物を減らされて弱っていく。見かねた仲間たちが白象を助けるためにオツベルを倒す計画を立てる。
…と原作はこういう話なんですが、このソフトではこう。
「金持ちのオツベルは手帳を集める趣味があるらしいよ」
マブで!
絶対持ってるよオツベル!「ギブミー・賢治の手帳!!」ってことで会いに行きます。
…。
……。
(↑大金持ちのオツベル氏)
「いかにも」って顔だ!オツベル!!
では早速お話を…。
「ところで君?いい儲け話がないか市役所あたりで聞いてきてくれないか?」
何だとこのヒゲ野郎。
「私」をパシリにするつもりか。
…。
今までの話でもこういう展開だったけどな。
「私=パシリ」なんです、このゲーム。
…。
……。
さて、聞いてきたぞオツベル。
ところで手帳…。
「はっはっは! 象のおかげで大もうけだよ!!」
ああ!俺が市役所行ってる間に原作展開に!
「ところで君に頼みがあるんだが…」
あん?
「ブリキのとけいを探してきてくれないか?」
ああ!ますます原作展開に!
お前「ほぉら♪ブリキの時計だぁ♪首にかけれるよう鎖もつけておいたよぉ♪」って言って、象の首に鎖かける気だろ!
やっぱり!!
…。
えー、ちょっと待て…。
「私」が時計を持ってくるんだよな…。
「私」ってオツベルの共犯者!?
…。
いや…。
ほら、アレだ…。
そんなデカイ時計見つかるわけがない!
…。
……。
「ああ、ブリキの時計ならカイロ団長が持ってたな」
…。
……。
団長~…!!
なんで持ってんだよ!ブリキの時計!!
(↑カイロ団長。元ぼったくりバー経営者、現カクテルバー経営者)
…。
「はっはっは!ありがとう! 次は靴を探してきてくれるかい?」
…。
もう、なんだか…。
鎖と重りのオプションパーツ付きですか?
…。
……。
「ああ。靴なら…。羅須地人協会のファゼーロくんが手先が器用だったな」
…。
ファゼーロ~…!!
(↑羅須地人協会勤務ファゼーロくん)
罪が…。罪が。共謀罪で象軍団に殺される…。
…。
……。
サンタマリアキター!!!!
ゴメン、象。マジで。
「私」という存在を憎むよ、「私」は。
…。
「どうか、仲間に私のことを教えてください」
…。
チャンス到来!
悪いのは全部オツベルです!
ね、そうでしょ?象の旦那ー!!
みんなで行けばオツベルなんて一撃ですよ!!
グララアガア! グララアガア! オツベルを倒せー!!
…。
……。
というわけでオツベル氏をお亡くなりになり、崩壊したオツベル宅から無事手帳をGET!
…。
……。
………。
…………。
あれ?パシリしまくってたら手帳が全部揃ったぜ!
…。
最終章「銀河鉄道の夜」
…。
えー、最終章。
あえて多くは語りませんが…。
ついに宮沢賢治さんと会うことができます!
いわばラスボス。
いわば神!
妹萌えのパイオニア!!(←おい)
この暗い道を進んだ先にエンディングがあります。
…。
最後に宮沢賢治さんから2、3の問いかけがあります。
このゲーム初にして最後の分岐点です。
「私」が選んだのは…。
…。
……。
えー、『イーハトーヴォ物語』。
ぶっちゃけ万人にオススメできるゲームではありません。
それは宮沢賢治の原作を元にしてからで、宮沢賢治独特のストーリーが合うかどうかだからです。
それでも面白そうだと思ったら是非プレイしていただきたいゲームです。
ぶっちゃけ中古価格も1000円以下ですし、説明書が無くてもプレイにまったく師匠ありません。
プレイ時間も初プレイでも5時間かからないというライトゲームです。
原作を知らない人はプレイして、原作読んで、再プレイというのがオススメです。
…。
以下、登場作品リスト。(他にもあるかもしれない)
オツベルと象
貝の火
カイロ団長
銀河鉄道の夜
グスコーブドリの伝記
虔十公園林
シグナルとシグナレス
セロ弾きのゴーシュ
土神ときつね
猫の事務所
春と修羅
ポラーノの広場
洞熊学校を卒業した三人
雪渡り
話し変わってお願い事。ライトなネタがあるので詳しくは俺のBLOG見て下さいm(_ _)m
ちなみに宮沢賢治の作品のほとんどは青空文庫でタダで読めるの知ってた?