“闇色すなふきん”邪々丸の部屋

日々あったことを話のタネ、むしろネタに。
ネタにされた人は笑って許してやってください。

一応正解

2007-12-25 20:56:23 | BooksOfDarkness/書物
こんばんは、まあ一応正解ということで、邪々丸です。


えー、“文学少女”の新刊が発売になりました。
まだちゃんと読んでないんですが、今回は番外編。

“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫 の 2-6-6)
野村 美月,竹岡 美穂
エンターブレイン

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出版社の発売予定表でタイトルが、『“文学少女”と月花を孕く水妖』ってことは分かっていたので、どの文学作品がくるか予想しておりました。
一応は正解。
それっぽいの全部言っておけば当たるんだけどね。

さて、おさらい。
既刊は…。

『“文学少女”と死にたがりの道化』、太宰治『人間失格』。
『“文学少女”と飢え渇く幽霊』、エミリー・ブランデ『嵐が丘』
『“文学少女”と繋がれた愚者』、武者小路実篤『友情』。
『“文学少女”と穢名の天使』、ガストン・ルルー『オペラ座の怪人』。
『“文学少女”と慟哭の巡礼者』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』。

『“文学少女”~』の『~』の部分がヒントなわけですな。
今回は『月花を孕く水妖』。
『水妖』、大ヒント。
ぶっちゃけ『幽霊』とか『天使』じゃ絞り込めないじゃないですか。
水の妖怪、もしくは精霊の類ってのは大ヒント。
それと…。
今までの傾向からすると、岩波文庫から発売されているものが多い、これもヒント。

…。

ま、『水妖』ときて最初に思いついたのは…。
アーサー王伝説の、湖の貴婦人。
その次がクトゥルーの『インスマウスを覆う影』。
しかしインスマウスは5巻でネタに使ったので可能性は薄い。
続いて泉鏡花の作品。
妖怪やらそういうものが登場することも多く、「水の作家」などと呼ばれることから本命率高し。
ま、有名どころで『夜叉ヶ池』か?
これも岩波文庫からでてるし…。

…で、色々考えたんですが。

並びを見ると、日本、海外、日本、海外、日本ときてるんですわ。
すると海外作品…。フーケーの『水妖記』か?
これも岩波文庫だ。

…。

……。

で、正解は…。
泉鏡花『夜叉ヶ池』でした。
まあ、一応正解した。
いっぱい候補出してたけど。

…。

ちなみにウチの彼女に「水妖ときて思いつくのは?」と聞いたところ…。
「カッパ」との答え。
はっはっは、そりゃいいなー。
今回は番外編らしいしなー。
文学作品じゃなくて、漫画の『河童の三平』かー。
そりゃ面白ー。
貸本版とかバージョンもあるし、そりゃ使えるわー。
女子なのに、人魚とかでなく河童がでてくるのどうよ?

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