こんばんは、邪々丸です。
今日はちょっと知り合いと新しく開店した焼肉屋に行ってきました。
何やら石を使って肉を焼くってことで『肉が柔らかく大変美味しくいただける』ということらしいです。
値段が値段なんであんまり期待はできねぇけどな。
(ぶっちゃけ普通の焼肉屋の値段)
さあ行くぜっ!
…つーか、駐車場ねぇ。
さあ入店だ!
…誰も出てこねぇ。
俺をなめてんのか。
てなことで入り口で「今、営業時間内だよな?」とか騒いでいたら、やっと店員が気づいてくれましたよ。
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」
こんだけいんならマッハで気づけ。
…着席。
おや?
“壷漬けカルビ”、これは旨そうだ。
なんか『旨いっ!!』ってメニューにも書いている、かなり期待できる。
全員で相談し“壷漬けカルビ”が入っている盛り合わせをオーダー。
…数分後。
きた! きましたよ!!
肉やら野菜の中心にデンとおられる“黒い壷”!
中を覗いてみればリンゴが見えたりしてかなり期待できそうなデキ。
リンゴの酵素やら何やらで漬け込まれた肉の味。
ああ、なんていうか発射寸前だ!
「これはとりあえず他の肉やら野菜を片付けてから“壷”か?」
「やっぱりトリは“壷”でしょう」
さて、と。
『喰らえ! 喰らうのだ!!』
“壷”をメインと定め、他の食材を喰い始める俺たち。
ある意味“壷”のために『食材を贖罪』してやるぜっ!
…数分後。
「なあ…」
「ん?」
「なんか、さ? 微妙に満足度足りなくねぇか?」
…確かに。
普通、焼肉てぇと追加注文の連続で最初のオーダーだけでは足りなくなる俺たち。
何故か盛り上がりも勢いも無い。
何故だ? 肉はふんわり焼きあがってるし、肉質も値段相応で悪くない。
ならば何故?
…結論。
タレ馬鹿みたいに甘いからだ。
オタク的に言うなら『タレが繊細な味を殺してる』というヤツだ。
たぶんな。
…数分後。
「なんつーかさ、もう追加いらねぇよな」
「ああ、そうだな」
だが、しかし!
「ところでさ?」
「ん?」
「…“壷”まだなんだけど」
わ、忘れてたぁ!
壷に隠れてて中身見えないせいか存在自体認識してなかったぜっ。
そうだ! コレ喰わないことには終われねぇ!!
“壷”よ、オマエは今日のラスボスだったんだなっ!?
…“壷”開封。
へぇ…、結構色々入ってるな。
リンゴ、栗、ニンニク、おやピーマンなんかも。
さあ、その底に眠っておられる我らがカルビ様。
『我が名、闇を纏いし黒き楽師、邪々丸の名において命ずる。“壷漬けカルビ”よ! 我が元に来い!!』
降臨…。
つーか、でかっ!
な、なんだ…!
それは本当にカルビ肉だと言うのか!
わ、我々はどうやらとんでもないものを呼び出してしまったようだな!!
わ、わたしは本場のカルビ肉というものを聞いたことがある。
本場では肉をカットするようなことはせずに…。
つーか本当にカットしなさすぎだろ、コレはよっ!
長いカルビ肉ってより切り目を入れた“肉ノカタマリ”。
肉っていうより“何カノセイブツ”に見えちゃうだろ、コレは!
「な、なんか想像してたのと違うくねぇか、これ」
「に、肉のカタマリっぽいけど漬け込んでる分柔らかいんで大丈夫なんでは! ほらリンゴの酵素とかで!!」
(存在理由がわからなかったハサミがやっとココで活躍)
俺には壷に封印されてた魔物(魔王クラス)に見えるけどな(ぼそ)。
結論…。
「これカルビって言うならさっきまで喰っていたカルビってなんなんだろうか…」
「つーか、堅いんだよコレ! リンゴって肉柔らかくするんじゃなかったんか!!」
「…不思議なことにスルメみたいに噛めば噛むほど味が出てくるんだよね」
「オレの知識じゃカルビって柔らかい肉質だったと記憶してるんだが」
「これカルビじゃなくてスネ肉なんじゃ…」
必死に魔王と闘う勇者達(俺ら)!
ついに勝機が見えたかっ!?
「…あのさ? これもう1本入ってるんだけど」
マジかっ!?
ああ…、『ダイの大冒険』でバーン様は言っていました。
「知らなかったのか? 大魔王からは“逃げ”られない」
お、おまえは大魔王さまだったんですかいっ!?
ああ、わかったぜ…。
俺は勇者だったんですねっ?(←何かが壊れたらしい)
「俺が大魔王を倒すぜっ!!」
残り3キレ、闘う為の装備品としてビールも手元にある。
そして足手まといだったタレを手放し、塩・胡椒・レモンをパーティに入れた。
そう、今の俺には死角は無い!
ぱく。
「お? 旨い! 旨いですよ!?」
「具体的には肉ではなく、塩とかレモンが?」
「うんっ!!(即答)」
いける! これならいける!!
大魔王、オマエの最後だぁぁぁ!!
「う…」
「どうした?」
「なんか“闇の衣”がはがれたって感じ? 本気モード?」
いやー、最初はよかったんですけどねぇ(泣)
結局肉堅いんで噛んでるうちに意味なくなるんですよね……。
さて、残った2キレ。
「お前ら喰え!!」
「いや、邪々丸さんがケリつけるって言ったじゃないですか!」
ココはパーティの仲間がサポートするシーンなんだよ!
勇者が死んで終わってどうする!!
…決着。
いやぁ、“壷の魔王”強かったね!
他のテーブルの人が“壷”頼もうとしたら、大声でとめるトコでしたよ!!
…そして。
パーティーの盗賊役であるある人が、玄関の下駄箱の鍵盗んできました。
10番の鍵は紛失されてもう使えないはずです。
つーか、この鍵は大魔王を倒した勇者の証だと思います。
だから勝った人は遠慮なく持ってきても問題ないと思います(笑)
今日はちょっと知り合いと新しく開店した焼肉屋に行ってきました。
何やら石を使って肉を焼くってことで『肉が柔らかく大変美味しくいただける』ということらしいです。
値段が値段なんであんまり期待はできねぇけどな。
(ぶっちゃけ普通の焼肉屋の値段)
さあ行くぜっ!
…つーか、駐車場ねぇ。
さあ入店だ!
…誰も出てこねぇ。
俺をなめてんのか。
てなことで入り口で「今、営業時間内だよな?」とか騒いでいたら、やっと店員が気づいてくれましたよ。
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませー」
こんだけいんならマッハで気づけ。
…着席。
おや?
“壷漬けカルビ”、これは旨そうだ。
なんか『旨いっ!!』ってメニューにも書いている、かなり期待できる。
全員で相談し“壷漬けカルビ”が入っている盛り合わせをオーダー。
…数分後。
きた! きましたよ!!
肉やら野菜の中心にデンとおられる“黒い壷”!
中を覗いてみればリンゴが見えたりしてかなり期待できそうなデキ。
リンゴの酵素やら何やらで漬け込まれた肉の味。
ああ、なんていうか発射寸前だ!
「これはとりあえず他の肉やら野菜を片付けてから“壷”か?」
「やっぱりトリは“壷”でしょう」
さて、と。
『喰らえ! 喰らうのだ!!』
“壷”をメインと定め、他の食材を喰い始める俺たち。
ある意味“壷”のために『食材を贖罪』してやるぜっ!
…数分後。
「なあ…」
「ん?」
「なんか、さ? 微妙に満足度足りなくねぇか?」
…確かに。
普通、焼肉てぇと追加注文の連続で最初のオーダーだけでは足りなくなる俺たち。
何故か盛り上がりも勢いも無い。
何故だ? 肉はふんわり焼きあがってるし、肉質も値段相応で悪くない。
ならば何故?
…結論。
タレ馬鹿みたいに甘いからだ。
オタク的に言うなら『タレが繊細な味を殺してる』というヤツだ。
たぶんな。
…数分後。
「なんつーかさ、もう追加いらねぇよな」
「ああ、そうだな」
だが、しかし!
「ところでさ?」
「ん?」
「…“壷”まだなんだけど」
わ、忘れてたぁ!
壷に隠れてて中身見えないせいか存在自体認識してなかったぜっ。
そうだ! コレ喰わないことには終われねぇ!!
“壷”よ、オマエは今日のラスボスだったんだなっ!?
…“壷”開封。
へぇ…、結構色々入ってるな。
リンゴ、栗、ニンニク、おやピーマンなんかも。
さあ、その底に眠っておられる我らがカルビ様。
『我が名、闇を纏いし黒き楽師、邪々丸の名において命ずる。“壷漬けカルビ”よ! 我が元に来い!!』
降臨…。
つーか、でかっ!
な、なんだ…!
それは本当にカルビ肉だと言うのか!
わ、我々はどうやらとんでもないものを呼び出してしまったようだな!!
わ、わたしは本場のカルビ肉というものを聞いたことがある。
本場では肉をカットするようなことはせずに…。
つーか本当にカットしなさすぎだろ、コレはよっ!
長いカルビ肉ってより切り目を入れた“肉ノカタマリ”。
肉っていうより“何カノセイブツ”に見えちゃうだろ、コレは!
「な、なんか想像してたのと違うくねぇか、これ」
「に、肉のカタマリっぽいけど漬け込んでる分柔らかいんで大丈夫なんでは! ほらリンゴの酵素とかで!!」
(存在理由がわからなかったハサミがやっとココで活躍)
俺には壷に封印されてた魔物(魔王クラス)に見えるけどな(ぼそ)。
結論…。
「これカルビって言うならさっきまで喰っていたカルビってなんなんだろうか…」
「つーか、堅いんだよコレ! リンゴって肉柔らかくするんじゃなかったんか!!」
「…不思議なことにスルメみたいに噛めば噛むほど味が出てくるんだよね」
「オレの知識じゃカルビって柔らかい肉質だったと記憶してるんだが」
「これカルビじゃなくてスネ肉なんじゃ…」
必死に魔王と闘う勇者達(俺ら)!
ついに勝機が見えたかっ!?
「…あのさ? これもう1本入ってるんだけど」
マジかっ!?
ああ…、『ダイの大冒険』でバーン様は言っていました。
「知らなかったのか? 大魔王からは“逃げ”られない」
お、おまえは大魔王さまだったんですかいっ!?
ああ、わかったぜ…。
俺は勇者だったんですねっ?(←何かが壊れたらしい)
「俺が大魔王を倒すぜっ!!」
残り3キレ、闘う為の装備品としてビールも手元にある。
そして足手まといだったタレを手放し、塩・胡椒・レモンをパーティに入れた。
そう、今の俺には死角は無い!
ぱく。
「お? 旨い! 旨いですよ!?」
「具体的には肉ではなく、塩とかレモンが?」
「うんっ!!(即答)」
いける! これならいける!!
大魔王、オマエの最後だぁぁぁ!!
「う…」
「どうした?」
「なんか“闇の衣”がはがれたって感じ? 本気モード?」
いやー、最初はよかったんですけどねぇ(泣)
結局肉堅いんで噛んでるうちに意味なくなるんですよね……。
さて、残った2キレ。
「お前ら喰え!!」
「いや、邪々丸さんがケリつけるって言ったじゃないですか!」
ココはパーティの仲間がサポートするシーンなんだよ!
勇者が死んで終わってどうする!!
…決着。
いやぁ、“壷の魔王”強かったね!
他のテーブルの人が“壷”頼もうとしたら、大声でとめるトコでしたよ!!
…そして。
パーティーの盗賊役であるある人が、玄関の下駄箱の鍵盗んできました。
10番の鍵は紛失されてもう使えないはずです。
つーか、この鍵は大魔王を倒した勇者の証だと思います。
だから勝った人は遠慮なく持ってきても問題ないと思います(笑)