本年11月9―10日の日程で開催予定の標記【古田武彦記念古代史セミナー】で当方が講演をすることとなりました。現在そこでお話する内容を詰めていますが、正直ちっともまとまりません。5月17日までに講演タイトルと概要を提出することとなっているのですが、現時点ではいずれも悩んでいる最中です。
与えられたテーマが七世紀の倭国の外交というものであり、日本国と倭国の存在状況について述べよというわけですが、当ブログをお読みの方はわかっていらっしゃると思いますが、そのあたりの論をあまり手掛けていないのが現状です。そのため急ごしらえで(!)論を練っているというわけですが、この時代の列島の状況はかなり混沌としており、そのせいか海外資料もそこそこ混乱しているなど信頼できる依拠資料にも事欠く有様です。そういうこともあってあまり深く考えてこなかったという面もあります。
いずれにしても現在の段階では従来ややあいまいに済ませていた点を再度細かく検討する必要がありますが、そのおかげで2-3新しい観点も見つかりこれをとっかかりに論をまとめようと悪戦苦闘しています。
とりあえずこのブログをご覧の方で11月9―10日に八王子で行われるセミナーに興味を持たれる方はぜひ聴きに来ていただきたくここでPRしておきます。
当方人前で話したことなどなく、どんな風になるかはなはだ結果に責任は負えませんが、ぜひ気軽に来ていただければいいのかなと思っています。