霊の「関東……もとい、長州ウォーキング」

「関東歩き旅」の続編で、「長州歩き旅」を始めました

重要文化財の景観について

2005年05月06日 | 関東の旅(東京23区)
昨日のウォーキングでつくづく感じたことを一つ。
護国寺の仁王門は、門の造作も仁王像も、共に都内でも屈指の見事なものだというのが良く分かったが、写真のように門の全景を眺めようとすると、何とも無粋で大きな立て看板で台無しという現実。
護国寺の関係者の方は、毎日のこと或いは以前からやってきたことだから、別に気にならないのだろうが、護国寺を「歴史を感じることのできるとても重要なもの」という目で捉えると、この無粋な看板の立て方は、とても悲しい。
何も、仁王像の真ん前にこんな大きな看板を立てることは無いだろう。
もっと言えば、門の正面に「諸車通行止」なんぞと鉄製の看板で大きく書かなくても、目立たない杭が1・2本もあれば、誰でも分かるというもので、歴史的建造物の「景観」ということに対して、今少しの配慮を願いたい。
護国寺も商売をしなければいけないのは分かっているから、看板を立てるななどというのではなくて、もう少し立て方を考えていただけないか?ということ。
同様に、惣門前にある「○○ゆりかご会」なるどでかい看板も、もう少し、その大きさや立て方を考えていただけないだろうか。
目立たないような看板は、看板の意味が無いと護国寺の方は思われるかも知れない。しかし、どうしてもその位置にその大きさで立てなければ、大変な事になるという事態も考えにくい。
逆に、護国寺全体の景観を損なわないように細かな配慮がなされた看板であれば、心ある人は、さすが護国寺は他の寺とは違うと感じていただけるはずだが…。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿