2011年6月4日(土)
船木ゴルフクラブの少し手前、道の右手に「宇部市指定史跡 千林尼棚井山田石畳道」と書かれた道標が、草むらの中に僅かに見える。先程の石畳とはまた違うものだろうかと思い、これまた寄り道をしてしまったのがウンのつきで、この先ここだけで約1時間半を要してしまうことになる。
興産専用道路を潜って更に進むと、直進方向は通行止めになっているので仕方なく道なりに左折し、その先で漸く本当の(笑)石畳入口が見えてくる(写真上)。道標の左手奥に見える登り坂が、………ソォレダァ~~~
僅かな藪を掻き分けながら進むと、宇部市教育委員会が建てた石畳の説明板とその先に「第五石畳」が見えてくる。そして更に進むと、道祖神と共に「第四石畳」が現れる(写真下)。
この道は船木から宇部市棚田を経由して厚東地区へ抜ける街道だが、先に立ち寄った舟木街道の石畳とは、石の数や大きさも異なり、かなり大規模な工事であったことが窺える。
更に、「第三石畳」「第二石畳」と抜けて、最も南東側(厚東側)の「第一石畳」が終点になる。片道約1.6kmの山道だが、雨上がりだったこともあって何せ藪蚊が多く、カメラを構えた途端に『ウゥィ~~ン』と顔や手にまぶれついてくるのだ。ここを訪れる方は、時期を晩秋から初春にかけての季節にすることをお薦めする。
「第一石畳」のすぐ先には、写真下のような厚東郷土史研究会による案内板もあり、こちらは、宇部市教育委員会のものと違って、案内図付きで分かり易い。
結局は、この石畳道を往復してしまったのだが、船木側にあった通行止めの箇所が何となく気になり、石畳道を往復した後に、ついでに寄ってみた。
その4に続く
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