和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「零崎曲識の人間人間」読了。

2008-05-17 11:41:07 | 読書感想文。
先日ここに書いたばかりですが、「零崎曲識の人間人間」読了しました。
人間シリーズと銘打つ戯言シリーズ外伝といったところでしょうか。

特に今作は戯言シリーズとの関わりが顕著でしたね。
萩原子荻、匂宮出夢、西東天、右下るれろ、想影真心――
で、やっぱり哀川潤。
いーちゃんそっちのけで大暴れの戯言シリーズ、といっても
過言じゃないかもしれません。

とはいえ、あくまでも主役は零崎曲識。
最後の零崎、みたいな感じですが、「脇役」である「主役」、
という立ち位置は非常に面白いと思います。
能力は若干反則だけどな!

当人の武器である「音」になぞらえたようにバックグラウンドに生きる
というそのキャラクターは、実に色んなキャラとの関わりが見えて
作品的に便利なものですね。
このキャラがあって初めて、人識と出夢の関係や双識と軋識の関係等
サブキャラ同士の繋がりが良く見えるのだと思います。

こんな生き方も、「悪くない」――
というヤツでしょうか。

実に面白かったです。満足。
次回作「零崎人識の人間関係」にも期待したいと思います。
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最近のイチ押し。

2008-05-16 08:47:48 | 読書感想文。
最近、サンデーの「神のみぞ知るセカイ」が面白いです。

ギャルゲーマニアで2次元にしか興味のない主人公が、とある理由から
リアルの女の子を口説かなきゃならなくなり、持てるギャルゲー知識を活かして
様々な女の子を落としていく、というお話。

このふざけた設定からして面白い上に、話を短く綺麗にまとめあげるあたり
さすがです。
同作者の前作より、スムーズに読める作りになってます。
そうか、この作者は元々こういうカラーなのか、という印象。

まだ始まったばかりですが、今後にも期待です。
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西尾維新の連続攻撃。

2008-05-15 00:48:47 | いつもの日記。
今年に入って、3月に「零崎曲識の人間人間」、5月に「傷物語」、
7月には「きみとぼくが壊した世界」と相変わらずとんでもないペースで
刊行を続けている西尾維新。
更に、「零崎人識の人間関係」、
「不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界」、
「ぼくの世界」と刊行予定だそうです。(ウィキペディアより)

なんだこのラインナップは。
ちょっと、楽しみです。一通り、買いたいなぁ。
・・・1冊1冊の値段、高いけど。
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バトルもの。

2008-05-11 21:46:59 | いつもの日記。
今回の「真夜中の電話ボックス」は、バトル中心の予定です。
いや、2話も書いておいて予定も何もないんですが。
一応、次の1話は丸々バトルな予定。
その後エピローグもあるので、最低4話にはなりそうです。

しかしね、バトルってどう書けばいいのさ?

いや、前回・前々回と若干はバトルしましたけどね。
未だに掴めません。苦手ジャンル。
でも、避けては通れない道かなぁと思って、バトルを中心に据えた
話を考えてみたわけですが。
どうしたもんかなぁ・・・。

苦肉の策として、「変な武器で闘う」という手を使おうかと。
逃げといえば逃げですが、真面目な素手格闘なんてあと1年くらい
修行しないと書けそうにありません。
しかも小説の修行じゃなく、空手やらボクシングやらの修行を。
絶対無理。

ってなわけで、苦肉の策です。
何とか最後まで誤魔化しきって見せます。
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真夜中の電話ボックス:2

2008-05-10 23:56:25 | 小説――「RUMOR」
午前0時、閂公園かんぬきこうえん前。
僕は、小麦との待ち合わせ時間の5分前にそこへ到着した。
僕らがまだ小さな頃、毎日のように遊んださして広くない公園だ。
しょぼいブランコがひとつと、しょぼい街灯がひとつ。
ただそれだけのしょぼい公園。
だけど、思いつく限り――近場で電話ボックスがあるのはここくらいだったのだ。
奥にある電話ボックスに目をやる。
暗い中にぽつんと浮かび上がる緑色のボックス。
周囲には、薄い明かりに誘われた小さな蟲が飛び交っているのが見える。
雰囲気は、あるかも知れない。

「ハル君、お待たせっ」

背後から、僕の名を呼ぶ声がした。確認するまでもなく、小麦の声だ。
「あー、時間丁度――」
と、振り返って、絶句した。
全身のベースは、黒。
長袖、長いスカート、ニーソックス、編み上げシューズ。
特にスカートはふわりと大きく膨らんでいるところがポイントだ。
中でも目を引くのは襟、袖、裾、ソックスと全身至るところににあしらわれた
白いヒラヒラのレースと、やはり白いヒラヒラのヘッドドレス。
真っ黒の中にアクセントとして散りばめられた白に、軽い眩暈を覚えた。
更に――夜中なのに、何故か、日傘。当然黒地に白いレース付きだ。
要するに。
「――ゴスロリ?」
「うん。どうかな?」
言って、小麦はくるりと器用にターンして見せた。ふわりとスカートが舞う。
「どうかな、って――」
そりゃ、可愛いとは思うけれど。
「闘い難そうじゃね?」
僕は、正直な感想を漏らした。
「そう?勝負服だって言って貸してくれたんだけど」
「・・・誰が?」
匣詰一理チリちゃん」
あー・・・匣詰(姉)か。
「ハル君と公園で待ち合わせっていう話したらね、
 『じゃあ、ボクの勝負服を貸してあげやうっ。これでイチコロだぜっ』
 って、いつもの覇気のない死んだ目で言ってくれたんだよ」
なるほど――あいつは確かに、言いかねん。そのシーンが目に浮かぶ。
しかし、勝負服でイチコロって。何か勘違いしてやしないか。
「勝負服っていうくらいだから、戦闘用だと思うんだけど。ほら、武器もあるし」
つい、と日傘を僕に向ける。
いや、それ武器じゃないから。
っていうか、勝負服ってそういう意味じゃないから。
と、突っ込むのも面倒臭い。僕はスルーすることにした。
「・・・ま、小麦が良いなら、問題ないと思うよ」
「ん。だいじょーぶ。あたしは一理チリちゃんを信じるよ」
――何でそんな無闇に信頼が篤いんだ。
どこかで匣詰姉妹フラグでも立ったのか?
それはそれで非常にそそられる展開ではあるけれども。
「・・・じゃ、行きますか」
「うん――今回はね、ハル君」
暗くてよく見えないけれど、多分、小麦はニヤリと笑みを浮かべて。

「この『武器』ってヤツを、試してみたいと思ってるんだよ」

日傘を握り締め、言った。
・・・いや、だから。違う。それ武器違うってば。
だけど――多分、論点はそこじゃなくて。
「どうした、宗旨替えか?」
小麦といえば、武器防具アクセサリなし+ジョブ:すっぴんで闘うのが信条だと
勝手に思っていただけに、僕は少なからず驚いていた。
「まぁ、ちょっちイロイロありまして、ね」
ひゅるん、と音を響かせながら日傘を鮮やかに振り回す。
なるほど、小麦が使えばそれも立派な武器かも知れない。
だけど、強度的な問題がなぁ・・・。
「・・・・・・」
と、そこで小麦が考え込むような仕草を見せた。
どうしたんだろうか。電話ボックスは、目の前にあるんだが。
日傘コレ、邪魔」
「ああ」
なんだ、そんなことか。確かに、ボックス内で電話をかけるには邪魔だろう。
「僕が預かっておくよ」
「ん。お願い。戦闘開始時に投げて渡してくれればいいから」
「分かった」
僕は日傘エモノを受け取りながら答えた。
そして、小麦は電話ボックスへと入っていく。
10円玉を投入し、自分の携帯番号をプッシュして――。
しかし、1回目はハズれたらしい。
がちゃんと受話器を置き、返却された10円玉を受け取る。
「通話中みたい」
「・・・・・・」
「もっかいやり直しだね~」
言って、再び受話器を上げ、コインを投入。
そうか、通話中か。だったら。
「だったら、仕方ない――ワケねぇだろ、バカ!」

なんで、自分の携帯、、、、、にかけたのに、通話中、、、なんだ!

有り得ない。
有り得ない、ということは――。
「小麦っ!」
僕の叫びに、小麦がハッと感づいた。
受話器を手放し、振り向いて乱暴にドアを開けつつボックスから転げ出る。
そして。
受話器から伸びた白い手が、小麦がコンマ数秒前まで居た場所を薙いだ、、、

さあ、お出ましだ。
受話器から、伸びる手。
都市伝説フォークロアが具現化した、怪物。
有り得ない、有り得ない、有り得ない存在。
噂と想像と妄想と共同幻覚が生み出す化物。

僕らはそれを――「ロア」と呼ぶ。
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傘。

2008-05-09 08:33:35 | いつもの日記。
今日は朝から雨です。先日新調した傘の出番。
基本的に、傘はよくなくすので安物しか買わないのですが、
今回はちょっとだけいいものにしてみました。
大きく、骨の数が多い丈夫なやつです。
いや、これはなかなかに快適ですよ。

欠点は、重いところでしょうか。
デカいからある程度仕方ないのかなー。

今回は、なくさないようにしたいものです。
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連休。

2008-05-06 11:25:09 | いつもの日記。
GWも今日で終わり。
4日間、短かったです。もっと色々したかった。

とはいえ、今回のGWはカナリ色々やった方ですよ。
前半は水族館行ったり映画行ったり。
後半は家でぐったり漫画読んだりゲームしたり。
あと残っていることは、主要なところでは小説書くくらいかなあ。
「真夜中の電話ボックス」の続き書かなきゃ。
あー・・・でも、とりあえず、漫画とゲームがキリのいいところまで
進んでから、ね。

多分、今日中には完成しないと思います。
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