社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月23日(月)

2018年04月25日 21時50分41秒 | 2018年

   9時半起床。午前中、妻は娘を連れて病院(皮膚科)へ、私は宅急便の発送を担当するためお留守番。娘は少し身体に発疹が出ていたのだが、診察の結果、何らかのアトピーの可能性もあるとのことで、弱いステロイド入り軟膏をもらって帰ってきた。ただ、私は現時点での発疹にはそこまで心配しなくていいのではないかと考えている。もちろん本人は痒いだろうから可能な限り症状は抑えてあげたいが、最終的には然るべきタイミングで血液検査をしてはっきりさせてから考えるべきことだと思う。また、病院の先生が発疹の原因として母乳の可能性を繰り返し挙げたそうで、妻がそれなりに気にしていた。確かに可能性はあるのかもしれないが、産後の女性に安易にそういうことを言わないでもらいたい。

   夕方から、昨日に引き続いて娘と添い寝する。真横に娘の寝息を感じながら眠るのは、とてつもなく幸せな時間である。

   夕食は、鱈のムニエルと野菜&キノコ炒め、山芋の塩焼き、蒸し南瓜など。今日は妻のお膳立てと指示に基づいて私が調理した。この形だと、随分楽をしているにも関わらず達成感が得られる。料理番組に出ているタレントの気分だ。

高知県にある馬路村のゆずぽん酢が最近のお気に入り。これまで食べたぽん酢の中でダントツに美味しい。馬路村は柚子の名産地で、そのブランディングにも成功している。私は、子どもの頃から「ごっくん馬路村」という柚子ジュースが大好きだった。

   クローゼットにしている小さな部屋で妻が何やらゴソゴソやっているなと思ったら、娘の衣類を入れるための引き出しを自作していた。ダンボール箱を切って形を作り、妻の好きなムーミンの生地を貼りつけている。わざわざボンドを買ってきて、結構本格的に取り組んでいた。

これが現状。これがどう変わるのか。

   妻と話していて気付いたのだが、娘が泣いているときに、何となくその理由がわかるようになってきた。お腹が空いたとか、おむつを替えて欲しいとか、どこかが痛いというような具体的に何かを訴えているパターン(私たちはそれを「本気泣き」と呼ぶ)と、ちょっと抱っこして欲しいとか、構ってほしいというパターン(これは「甘え泣き」と呼ぶ)があって、泣き方が違うし、特に後者の場合は視界に私たちがいる時にしか泣かない。やはり、赤ちゃんにとって「泣く」という行為は唯一のコミュニケーションツールだけあって、それ1本で様々なことを伝えることが出来るのだろう。そして、親初心者である私たちも、ようやく彼女の使い分けを理解できるようになってきたのである。

   また、この1週間ほどの間でも、至る所で娘の成長を感じて驚くことがあった。まずは、何かを話すようになった。私たちが顔を覗き込んでちょっかいを出すと、「あーい」とか「ふぁう」という声を出して笑うようになった。当然意味はわからないが、何かを伝えようとして話していることは間違いない。親バカながらこれが本当に可愛くて、その場面に遭遇するたびに感動する。次に、両足を上に上げられるようになった。お尻(腰?)を起点にして、両足を同時に上に伸ばすのだ。その力強さもすごくて、驚かされる。他にも、睡眠時間が伸びた(胃が大きくなってすぐにお腹が空かなくなった/最長6時間)とか、うんちの水っぽさが少なくなってきて、更には回数が減った(腸の機能が強くなってきた)とか、どうやら目がかなり見えるようになったとか、挙げればキリがない。これからもこんな風に成長を見守れると思うと、本当に楽しみだ。やはり、思い切って育休を取って良かった。


4月22日(日)

2018年04月24日 10時50分04秒 | 2018年

   7時起床。午前中は寝たり起きたりを繰り返す娘にちょっかいを出しながら、軽く掃除をしたりして過ごす。

   お昼前から3人でお散歩に出掛ける。昨日のお散歩コースをなぞって、まずは線路の反対側へ。やはり、踏切を渡るのに一苦労。今回も、渡りきる前に遮断機が下り始め、私が抱えて渡りきった。妻が持ち上げるのは少し大変そうだ。ベビーカーそのものが結構重いものというのも影響しているのかもしれない。

   線路の反対側に、建売分譲住宅の建設予定地がある。しかし、やはり一区画がかなり狭い。これで一体いくらなんだろう。

   ぐるぐると回ってから、今度は別の踏切を渡って、家の側にある公園で休憩。試に娘を抱っこして滑り台を滑ってみたが、全くのノーリアクションだった。もう眠いのだ。日差しも強く気温もかなり高めなので、早めに引き上げることにする。

   昼食はお蕎麦を茹でる。妻が買ってきてくれた穴子の天ぷらがちょうど良いアクセントになっている。やはり、少しは脂を取らないと食べた気がしない。

   午後は、娘と一緒にお昼寝。抱っこしたまま一緒に布団に入り、腕枕状態でしばらくじっとしてから、最後に腕を抜く。その間、しっかり身体を密着させておくことがポイントだ。ここまで起こさずに出来れば、無事に添い寝が出来る。ただ、ずっとくっついて寝るので、起きた時には娘も私も結構暑くなっている。

   夕食は、鯖や鶏肉、あさり、シーフードミックス、えのき、人参、蕪、パプリカなど、家に残っていた食材を片っ端から圧力鍋に放り込んでみる。味付けはコンソメベースで、生姜とにんにくを少し加え、あとは各食材から出る出汁におまかせだ。見た目は結構”残飯感”が強いが、こう見えて味は結構美味しくまとまった。

   夜、デザートに後輩から頂いた羊羹を食べる。冷たくて優しい甘さで、美味しい。

   3人で生活するようになって1週間が経ち、1日のリズムが何となく定まってきた。慣れないことばかりでうまくいかないことは多々あっても、やはり2人で面倒を見ているので、周囲の人から聞いていたような超がつくほどの大変さは感じない。せいぜい、抱っこのし過ぎで腕がパンパンとか、肩が凝るとか、腰が痛いとか、そういったくらいだ。ただ、この全てを1人でやるとなると…。改めて、ワンオペ育児の大変さがわかってくる。世の中のお母さんたちはすごいのだ。そういう意味では、夫婦2人で育児ができるこの環境には本当に感謝したい。

   一方で、今はまだ全然大丈夫なのだが、長期的に考えると今後つらくなってきそうな点がひとつある。すきま時間はあっても、まとまった自由な時間がない、ということである。子どもも寝て、家事もひと段落して、じゃあちょっとテレビでも観ようかな、くらいのことはできる。しかし、1日中お出かけする(例えば「会社の競馬部のメンバーで東京競馬場へ」とか)というようなことは、意識的にそういう機会を設けないと実現しないだろう。しかし、(子どもが産まれても競馬をやることの是非は置いておいて)夫婦がそれぞれ育児を離れてリフレッシュする時間を持つことは大切だと思うので、私自身が持つことはもちろん、妻が持てるようにする(1日ワンオペ育児をする)力を身につけたいと思う。


4月16日(月)~21日(土)

2018年04月22日 16時16分45秒 | 2018年

   蒲田での親子3人生活の第1週は色々バタバタしていたので、まとめて記録しておく。

■4月16日(月)

   昨日搬入した荷物たちの置き場所を決め、模様替えに着手する。私の私物は事前にかなり減らしていたので、思ったよりもスペースがあり、一応は日常生活に不自由ない落ち着きを得ることができた。その間、娘は1人でも比較的おとなしくしていた。弟夫婦からもらったベビーベッドについているメリーの効果が抜群のようだ。ただ、オルゴールの音が1種類(星に願いを)だけなので、妻曰くこちらがちょっと飽きて来るそうだ。

■4月17日(火)

   今日は、初めての予防接種。Hib(インフルエンザ菌b型)、小児性肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルスの4種類。ロタウイルスは口径接種で甘い味らしく、比較的スムーズに飲んでくれたが、その後の注射3連発はなかなか可哀そうだった。案外気付かないのでは?という希望的観測は見事に外れ、1本目が刺された瞬間に大泣き。でも、よく頑張りました。その後の副作用等の異常もなさそうで一安心である。次は1ヶ月後で、今日受けたものの2回目と共に、新たにDPT-IPV(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの4種混合)も加わる。つまり、次は注射4発だ。大丈夫だろうか。

■4月18日(水)

   今日は天気が良かったので、3人でお散歩に出掛けた。近所のつつじが綺麗に咲いていた。ただ、娘は外の景色を眺めているのかいないのかよくわからないリアクション、というかほとんどノーリアクションで、終始ぼーっとしていた。まあ、こんなもんか。

■4月19日(木)

   妻がネット注文していて昨日届いた圧力鍋を使って、夕飯はカレーを作った。お肉はもちろんだが、ジャガイモがマッシュポテトみたいに柔らかくなったことに驚いた。あと、肉の味がルーに染み出しているような気もする。

   初めて、お風呂に入れている間に娘を泣かしてしまった。おそらく、顔を洗っていた石鹸の泡を流そうとお湯をかけたのが目に入ったのだろう。これは完全に私のミスだ。これでお風呂嫌いにならないといいのだが。

■4月20日(金)

   昼から妻が美容室に行くということで、初めて数時間を娘と2人きりで過ごした。その間にお腹空いた攻撃が始まったので、初めて必要に迫られて粉ミルクを作る。今は哺乳瓶の殺菌処理も電子レンジを使って蒸気でできるので、楽ちんだ。ただ、1度作った分では足らず、「もっとくれ!」と大泣きするのをあやしながら追加分を作るのは大変だった。しかも、作ったミルクを腕の内側にたらして温度を見るというのがセオリーなのだが、私の腕が鈍感なのだろうか、何滴かたらしても熱いかどうかわからない。結局、直接口の中にたらして温度をチェックした。

   圧力鍋は今夜も大活躍。鯖を煮込んだら骨まで食べられるようになった。

   娘を寝かしつけた後には、妻が美容室帰りに買ってきてくれたケーキを頂いた。何だか久しぶりに甘い物を食べたような気がする。

■4月21日(土)

   今日は初めて私と娘の2人でお散歩に出掛けた。快晴で日差しが強かったので、顔に直射日光が当たらないように気を付けながら、これまで行ったことがなかった線路の反対側へ行ってみた。ベビーカーで踏切を渡るのが案外大変で、しかも、京浜東北線と東海道線が並走する区間のため頻繁に電車が来てしまうので、行も帰りも結局はベビーカーを持ち上げて小走りで渡ることになった。

   夕食は山芋焼きとアクアパッツァ的なもの。あさりの出汁の塩味がよく出ていて美味しかった。

   今日は、散歩から帰ってきてから夜中まで、総じて娘はよく泣いた。必ずしもご機嫌が悪くてという感じではなく、甘え泣きが多かったが、夜中(翌朝)の3時頃には初めて夜泣きらしい夜泣きをして、珍しく私も起きた。もしかしたら、ちょっと散歩が長すぎた(刺激が強すぎた)のかもしれない。


4月15日(日)

2018年04月22日 11時13分08秒 | 2018年

   5時起床。朝6時前に家を出て川越へ行き、レンタカーを借りて妻の実家へ伺い、妻と娘を連れて蒲田へ戻る。妻のご両親、おばあさんには約2ヵ月間(妻の里帰りから計算すれば3ヶ月間)、本当にお世話になった。私も毎週のように伺って、美味しいご飯を食べさせて頂いた。お別れの時は、皆さん一様に寂しそうな表情をされていた。また近いうちに連れて来て、かわいがってもらおう。

   昼前に西川口の私の実家に寄る。母は娘が生まれた翌日に病院まで会いに来ているが、父が娘に会うのは初めて。生後2ヶ月で、ようやく紹介することが出来た。愛犬のふうちゃんは、新入りの赤ちゃんに興味深々な一方で、今日は自分が主役でないことを悟り、少し寂しそうだった。ごめんよ。

   夕方前に蒲田へ戻る。ミニバンタイプの車にパンパンに詰め込まれた荷物を搬入するのが少し大変だった。

   夜には、娘をお風呂に入れるという初体験を無事に終えた。赤ちゃん専用のベビー風呂に入れたことはあったのだが、普通の浴槽に一緒に浸かるのは初めてで、かなり緊張した。しかし、娘はお風呂がかなり好きなようで、身体を洗っている間はおとなしくしているし、お湯に浸かっている間は何とも言えない幸せそうな表情をしている。そうか、世のお父さんたちが子どもをお風呂に入れるのを楽しみにしているのは、こういう表情が見られるからなのか。

   赤ちゃんを1人で眠らせるのは大変だ。眠らせることだけなら、抱っこしていれば比較的簡単に寝てくれる。しかし、そのままベッドや布団に移動するのが難しい。これまでの温かさや一定の圧迫感がなくなると、すぐに気付いてしまう。特に、首元から腕を抜くのが至難の業だ。妻曰く、移した直後は手や足を握ったり、お尻に手を添えておくことで、成功率が上がるそうだ。まあ、寝かせたと思ったら、すぐに次の授乳タイムが来たりするのだが。ちなみに、最近は夜中にお腹が空いて起きるのは1度になったそうで、しかもほとんど泣かないので、私は気付かなかった。


4月14日(土)

2018年04月20日 16時54分48秒 | 2018年

   9時起床。明日、ついに妻と娘が里帰り出産から戻ってくるので、今日は部屋の整理や掃除だ。

   この1週間ほどで、私の持ち物を大量に処分した。洋服、鞄、細々とした備品たち、そして本。つい最近まで「本は俺の財産だ!」と言っていたのを簡単に翻意して、9割以上の本を処分した。宅配買取に出したのが200冊以上、金額にすると約11,000円だった。おいおい、こんな値段かよ!と言いたいところだが、仕方ない。その他の洋服等を合計すれば、およそ20,000円の売上になった。

   家具の移動を1人でやるのは大変だったが、おそらくこれで妻の希望する配置になった。その後は、水回りの掃除をして、最後に部屋全体に掃除機をかけて、終了。一応、これで子育てをするための環境は整った。