社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月11日(木)

2013年04月13日 01時44分52秒 | 2013年

  7時半起床。今日は直行で出張のため、いつもより30分長く寝ていられた。朝の30分は、大きい。

  直行で平塚へ。駅前で県庁の担当者の方と待ち合わせ、バスに乗って支援先へ向かう。


朝の平塚駅前。

  支援先では、公的施策申請に関する書類の整理を行う。県庁の担当者さんが本当に良い方で、支援を通じて私の支援能力の向上も意識してくださり、ご一緒させて頂いて非常に勉強になった。ご厚意に応えるためにも、頑張らないと。

  関内へ戻り、いつもの中華料理屋で昼食。牛肉とピーマンの細切り炒めを食べる。

  一旦事務所に戻ったものの、鞄の中の書類を入れ替えて、すぐに再度出張へ出掛ける。新規事業を開始したばかりの支援先の会議に参加させて頂き、開始後の状況確認と今後の取り組みについて検討を行った。この新規事業というのが観光タクシーなのだが、そのモデルプランとして私が提案して実際に商品化された坂東巡礼プラン(鎌倉寺院観光プラン)に、既に3件の申し込みがあったらしい。自分が提案した商品が全く売れなかったどうしようかとビクビクしていたので、この報告を聞いた時には本当に嬉しかった。しかし、これぐらいで喜んでばかりもいられない。また色々とご依頼を頂いたので、私に出来る支援をひとつひとつしっかりと実行していこうと思う。

  そういえば、今日の出張中に、宇部興産の関連会社のミキサー車を見つけた。こういう風に、友人が働いている会社のものに出会うと、何だか嬉しい気持ちになる。ただ、工事現場の前に立ち止まってミキサー車の写真を撮っていたら、現場のおじさんたちに変な目で見られた。いや、ミキサー車マニアなわけではないんですよ…。

  出張先からそのまま直帰となったので、提案した商品が売れたお祝いに、ドトールに寄ってケーキを食べることにする。「桜のシフォンケーキ」と「ベリーヨーグルト」で、自分で自分を褒めてあげる。ただ、次からは、個人的な好みだけではなく、なぜ売れると思うのかを明確にした上で提案しなければという反省もある。そうでないと、売れても売れなくても、その理由がわからない。せめて、提案する前に売れる理由(仮説)を用意しておかないと、その結果を意味づけることが難しくなるのだ。

  18時半過ぎに帰宅。夕食は、ココイチのほうれん草カレー(ソーセージトッピング)を宅配で。たまにこのカレーが食べたくなる。

  デザートには、広島に旅行に行っていた母と弟からお土産で届いた株式会社長崎屋の「樹上完熟デコタンゴール」。シークァーサーを台木として使用し、木に生ったままで完熟させたデコタンゴールで、甘さが強く、酸味はほどよく、何より食感がザクッとしていて非常に美味しい。間違いなく、これまで食べた柑橘類の中でナンバーワンだ。広島土産だからてっきり紅葉饅頭か何かだろうと思っていたのだが、こんな素晴らしいものを送ってくれるとは。ありがたや。

  深夜、NHKで『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見る。4月8日放送分の再放送で、脳神経外科医の坂井信幸さんの回(「逃げない思いが、明日を拓く」)だった。カテーテルを使った脳動脈瘤治療の先駆者である坂井さんは、常日頃から命と向き合い、それをギリギリのところで救う仕事をしている。そんな彼のキャリアの中には、当然ながら命を救うことが出来ず、それによって医者を辞める覚悟を決めるほど悩んだこともあった。しかし、それでも彼は、今もより良い治療を求めて日々闘いを続けている。そんな彼の言葉で、印象に残ったものがある。「恐れを超え、最善に挑む」という言葉と、「結果を出すことが全て」という言葉だ。極限状態での判断には恐怖がつきまとうが、それを超えて最善を目指すこと。そして、しっかりと結果を出すこと。常に命と向き合っている彼の言葉だからこそ、非常に重く感じられた。

  人によっては、私(たち)の仕事を「中小企業のお医者さん」と言うし、私自身も何となくそういうものかもしれないなと思っていた。しかし、今日の坂井さんの姿を見て、自分は何と無責任なことを言っていたのだろうかと思った。他の職員はともかくとして、少なくとも私がやっているのは、脳動脈瘤の患者にカテーテルやコイルを挿入することでもなければ開頭手術をすることでもなく、せいぜいプラシーボ効果を期待するぐらいしか効き目のない薬を処方することぐらいだ。本当に「中小企業のお医者さん」を名乗るためには、圧倒的に知識や技量が足りない。簡単にいえば、プロではないのだ。では、プロになるためにはどうしたらいいのか。それをしっかりと考えて、少しずつでも実行に移していこう。この番組を見て、真剣にそんなことを考えさせられた。


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